最近ちょっと下火になってきたものの、それでも久々に盛り上がっているアメリカの民主党大統領候補指名争いですが、オバマvsヒラリーは色々な意味で興味深い戦いです。そこで、大統領選挙の仕組みを勉強しなおすという名目で・・・・ というよりは、かわぐちかいじの作品で読んでいないものがけっこ~あるなぁということで丁度良い機会であったことから、日系三世のヤマオカが大統領選挙を戦う「イーグル」を読んでみました。既に完結してあるところや、全11巻と手ごろな長さなのも良いです。
典型的なかわぐちかいじの作品で、強烈なカリスマをもった男が野望に向けてまっしぐら。数あるトラブルも幕僚たちが総力をあげて叩き潰し、グランドフィナーレに至るというシナリオ自体はありきたりの作品なのですが、かわぐちかいじが描くと妙に熱く、そして漢臭くなるから不思議です。
この作品は特に名作というわけでは無いと思いますが、内容が重くも不快でも無いだけにざっくり読むには手ごろな作品だと思います。