最近よくあるパターンのコミックだと思いしばらく放置していたのですが、何の気なしに読んでみたら意外と深い内容の作品でした。現在も連載中らしいので、今後も楽しみな作品です。
美少女、ガンアクション、と聞いたときはダメだこりゃと瞬時に思ったのですが、そういう偏見こそ私自身が忌んでいたわけで、心を入れ替えるという意味で最初は手に取りました。ジョゼ&ヘンリエッタからはじまる冒頭の話は、あーぁ、やっぱりこんな感じなのねと残念な感触であったものの、ヒルシャー&トリエラの微妙な距離感や、ラバロとクラエスの訓練エピソードとその後などでちょっと面白くなってきたところでマルコー&アンジェリカの義体の寿命の話でさらに深みが増し、そして私の心を鷲摑みのサンドロ&ペトラですっかりファンになりました。サンドロはかっちょええです。アレッサンドロという名前の愛称がアレックスではなくてサンドロなのもポイントが高いです。
ピノッキオ編などアクションが多いときもありますが、基本的には人間関係が主筋の作品で、意外なほど暗澹とした話が多く、そこらの萌えコミックと同列に並べたのは明らかに私の誤りでした。この作品はサクサク人死にが出るしグロもアリだし、ドラッグ漬けの子供を洗脳&肉体改造して危険な現場に放り込むという基本的な倫理観に抵触する行為がまずありきという作品なので誰にでもオススメと言うわけでは無いのですが、ちょっとクサいくらいの人間模様がとてもイイです。高評価です。
読んでますよ。たびたび、思い出したように本棚から取り出してしまいます。
最近はガンスリンガーレディー化してますね。
寿命の短い義体に条件づけと、先の暗そうな中に小さな幸せと。
どの義体も、アンジェリカの話みたく最後はアンハッピーな内容になりそうながらも、読んでしまうこの作品。
そういえば、ヘンリエッタがスペイン広場でジェラートを食べてますが、今は飲食禁止で、食べると罰金を取られるんだとか。
ペトラは(・∀・)イイ!ザンドロも実に良いです!
第一期義体がどう収束してゆくのか、とても
興味深いですね~。次はクラエスあたりが
怪しそうですが、きっとトリエラは壮絶に散って
くれそうな気がします。基本バッドエンドなのに
ほんの僅かな救いがある展開は見事だと思いますよ!