2005年8月アーカイブ

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またも流行りモノ「ハチミツとクローバー」を読んでみました。
よくできてるなぁと思う反面、感情移入しすぎて切なくなったり凹んだりと醜態を晒してしまったこの作品、間違いなくスマッシュヒットです。
一見コメディタッチで軽い雰囲気なのですが、その根底に流れるものは人間の救い難さとでも言いましょうか、娯楽の本質は哀愁であるという言葉に当てはまる作品です。なにせ6巻まで読んだのですが、いまだ誰一人として救われません。特に存在感が非常に希薄な主人公の竹本が見てて非常に痛々しく、周りの面々も集団としては表面上整合がとれていても、いったん個になると見事なまでの不安定さを曝け出します。
このペースだと10巻くらいまでには完結しそうですが、終盤の展開が楽しみな作品です。

神々の山嶺

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久々にマンガでホームラン級のヒット作に遭いました。
「神々の山嶺」は山にとりつかれた男の、山に人生のすべてを捧げた生き様を描いた作品で、人生観について深く考えさせられる作品です。
直接、山男を描写するのではなく、主人公のジャーナリストの視点から物語が進み、そのジャーナリストも山男の生き様に強くインスパイアされてゆくことになります。
特殊な環境に身を置いていなくとも、想いを貫くことや迷いを絶つことの難しさは誰しも感覚的に理解をしていることであるからこそ、それを成し遂げた者に対して畏敬の念を抱くということでしょうか。
なにはともあれ、オススメの一冊です。

今週末も漫画っ子

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今週末も自宅でだらだらと漫画を読んでました。
最近、音楽マンガと同じくらい流行っているのがメディカルマンガだそうで、友人のオススメ作「医龍」を読んでみましたが・・・やっぱり面白かったです。
なんというか、メディカルマンガの主人公は当然医者(看護士の場合もあり)なのですが、主人公が患者を手当てする様は、なんとなく小規模な軍隊の指揮に似ているというかなんというか、メディカルチームが一個小隊で、主人公が下士官のような印象を受けました。
ちなみに、Dr.コトー診療所も読んだのですが、低刺激な割にリアルじゃないというかなんというか、メディカルマンガというよりは人情モノのような感じで、冗長性に傾いていました。

HDD浄化

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昨年10月より使いつづけていたメインのHDDがついにウィルスの攻勢に屈し、領域開放をしなければHDDとしての機能が失われるレベルにまでなってしまいました。
おそらく原因は、今年の春先に不用意に開いてしまったZipファイル(エミネムのPVが圧縮されているはずだった)で、こいつを開いてからというもの、Windowsアップデートをかけるたびにインスタントメッセージが20通くらいひっきりなしにすっ飛んでくるという有様で、しばらくはファイアーウォールとウィルスチェックで凌いでいたものの、何度か繰り返されるHDDイメージのリストアに耐えかねてレジストリクリーナーを使用したところ、手術に絶える体力がHDDにのこっておらず、帰らぬHDDとなってしまったのが今週火曜日です。
で、いろいろ試した結果、結局は新しいドライブをシステムディスクにして以前のバックアップを戻すというのが一番手っ取り早いという結論に達し、先ほどやっとのおもいで復旧しました。手っ取り早いといってもまるまる3日システムダウンしたわけで、高校3年生からずっとPCをつかっていて、最も長いシステムダウン期間でした。東京とは違い、バルクのHDDが買える店が限られていることや、動いているシステムが無いので160Gのドライブのパーティーションを切ることは愚か、フォーマットすることもままならない状態がつづき、日ごろの準備の悪さを露呈したわけですが、最終的には以前よりよい環境がつくれたのではないかなぁとおもっています。バルクのHDDが変えなかったのでバッファローのディスクをかったのですが(バルクより3500円も高かった)オプションについてきたアプリケーション2つがなかなか使い勝っての良いものだったので、ソフトもあわせて購入したと思えばまぁまぁやすいかなぁともおもえなくもないです。
で、元のウィルスまみれHDDは領域開放とデータ全削除をおこなってから再びNTFSでフォーマットして、ウィルスの痕跡はなくなったようなので、ゴミ収集ドライブとしてこれからこきつかわれることになるでしょう。
今回の復旧で特に準備不足だったなぁとおもったのは
・普段イメージで使用しているCDもちゃんと光学メディアに焼く必要がある
・サブマシンがノートではハード復旧の補助には不十分
・FDDはやっぱりあったほうがいい
・マルチブート環境があるのがベスト
といったところです。また、最近はシステムのバックアップはとっているものの、ドキュメントデータのバックアップをほとんどしていなかったことから痛い目にあっているので、ドキュメントデータを光学メディアにバックアップする必要性も感じました。
最近の主流どころのマザーボードだと、特別なボード等をつかわずともシリアルATAでRaidが組めるらしいので、セキュリティを考えるとミラーリングRaid環境をつくるのも悪くないかなぁとおもいます。ただし、私の場合はHDDクラッシュでご臨終したわけではなく、ウィルスにやられたダメージの方が圧倒的におおきかったので、Raidを組んでもあまりメリットは無いかもしれません。それよりは、いままでのようにポート全開放でソフトファイアーウォールのみのセキュリティではなく、ルーターからのセキュリティをかんがえなくてはいけないようです。とりあえず、今回の件では反省点が数多くみつかったので、早々に是正してゆきたいとおもいます。

博打は無し

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我らが首相、Dr.マシリト似の彼は結局博打を打たず、無難な線で事を済ませたようです。なんというか、さすがに今回参拝すると、近隣諸国どころか自国民にも刺激が強すぎると判断したのでしょうか。

WoW  ~我慢の限界~
この記事をよんで、そろそろ辛抱たまらなくなってきました。さすがにこの時期にはじめると仕事にも影響を及ぼしそうなのでもうちょっと我慢するつもりですが、このままうまく事が運ぶのならば(というかうまくいったご褒美として)、10月くらいからはじめようかなぁとおもっています。
決め手になったのは、週末プレイヤー優遇策がかなり充実している点で、大航海時代ですらクリックゲーと科した今、MMOの希望の光はWoWしか無いと考えています。
問題は10月まで辛抱できるかどうか、思わず明日にでも通販でかっちまいそうな勢いです。

明日は8月15日

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さて、郵政国会が解散し、選挙まで40日を切った今日この頃ですが、ついにやってきました8/15です。
小泉首相は果たして靖国参拝を行うか否か、極東地域の視線が一点に集まっているといっても過言ではないでしょう。
個人的な予想としては、参拝すると踏んでいます。特に決定打があるわけではないのですが、少なくとも参拝すれば選挙は有利に戦えるとおもいます。参拝して火病になるのは半島と六カ国会議の議長国くらいなもので、首相にとって支持が得られるのならば参拝の一つや二つ、その後に待っている近隣諸国からの罵詈雑言など痛くも痒くもないはずです。
私は自民党の支持者ではありませんが(典型的な無党派層)、今回の選挙は郵政そのものよりも、自民党に巣食う寄生虫の排除方法としてはそれなりに効果があがるのではないのかなぁとおもっています。総選挙がおわって、公認しなかった元自民党の連中が禊を済ませたということで自民党に復党する可能性も当然ながらありますが(つーか、するでしょうねきっと)、多少でもまともな政権与党になってくれれば、世間ではあまり意味のない選挙という位置付けに決まりそうなこの選挙の意味はあるんじゃないかと思えます。

シグルイ読みました
シグルイって死狂い?のことだったんですね~、あまり予備知識のないまま読んでみたのですが、腸がはみ出すぎですw。あまりああいう斬った斬られたの世界は好みではないのでストライクゾーンから外れていると言わざるを得ないのですが、御前試合の結果は相打ちで決まりかなぁと思います。

脚の神経痛
放置していたら木曜日に歩くことができなくなるほど脚が腫れ上がりました。いろいろと原因はかんがえられるのですが、やはり怪我は甘くみないほうがよいということでしょう。まったくうごけなかったので、会社に少し早い夏休みをもらって木~日まで4連休をエンジョイしました。どこにも行かずに怠惰な生活をしていたおかげで体重が3kgも増えました。来週から減量しなければなりません。

ピアノの森

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最近はちょっとした音楽マンガブームらしいです。で、知人の家でこの本を見つけ、レビューサイトで推薦されていたのを思い出し、借りて読んでみました。
音楽マンガの王道というのがあるのかどうかはわかりませんが、少なくともこれは王道路線なのは間違いなさそうだなぁと思えるほどの直球勝負で、読み応えがありました。音楽が芸術である以上、主人公が才能に恵まれているというのは、お約束などというものではなく最低条件ともいうべきものだと思うので、その点に関してはあまり抵抗がありませんでしたが、才能にかまけることなく常識に束縛されることなく、努力し才能を伸ばすという一貫した姿勢にとても好感が持てます。
正直なところ、序盤はちょっと路線が定まらないような印象を受け、音楽をテーマにしている作品にしてはその他のディティールに懲りすぎかなぁと思う個所もありましたが、3巻くらいからいい感じなってきます。とりあえず6巻まで読みましたが、現段階では10巻まででているそうで、先を読むのが楽しみです。

味方が憎い?

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というわけで、3巻読み終わりました。なんというか、このシリーズは基本的に主人公が負けることにより話が成り立っているというか、3巻ではどちらかというと国内の権力闘争劇がメインとなっていますが、結局は戦争になって、あっさり負けるというのがすでにおなじみのパターンにすら思えます。

そして3巻を読んで特に強く思ったこと。別にこの作品に限らないことなのですが、「優れた敵よりも無能な味方の方がよほど憎い」という宇宙の真理です。もうこの感情だけはしょうがない。しょうがなくないからしょうがないんだとおもいます。仕事してても、WarCraft3やってても、小説読んでても、あるいはどこかでそう思っている自分がいるわけで、困ったものです。

やっとFateのファンディスクの発売日が決定したそうです。Himiさんとことこか、銀狐さんところで紹介されていましたが見逃してました。
早速デモムービーを観てみましたが・・・魚釣りしてるランサーがすげー気になるw
とりあえずアマゾンさんで予約かな~と。でも、けっこういい値段です。

・右足がおかしい
おかしいんですよ、右足が。なんか車に長時間乗った後に車から降りると、右足に神経痛が走るんですよね。確かに運転中は右足をかなり細かく動かすのである程度筋肉が張ってたりするのはしかたがないかなーとは思うのですが、神経痛ってのがかなり気になります。あれって、ぴきっっと来ると、突然ひざががくっとなってしまって、危険なんですよね。すでに一回転びかけました。
そろそろ夏休みですので、一人どこかの秘境温泉につかりに行くのも一興ですが、そのために車運転するのもなぁとおもったりもします。

小心者万歳

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寝る間も惜しんで第2巻を読破してしまいました。いいです。これはなかなかよくできています。主人公の新城は常軌を逸した精神の持ち主とされていますが、端的に述べれば計画性のある小心者とでも言いましょうか、さほど世間から逸脱した存在ではないように思え、私は他人とは思えない共感を得るに達しています。おしっこちびっても毅然としていられるけれども、実は小心者でいつもビクビクしているところが、一見ギャップのように思えますが、それすらも精神論理的な整合性を備えたアクションに対するリアクションであり、常に自己防衛のために演技を続ける彼の痛々しさと、それゆえに望まぬ英雄になってしまったという帰結が、物語をさらに盛り上げています。2巻でやっとプロローグが終わりといったところなので、今後の展開に期待大です。

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