2008年7月アーカイブ

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いまさらながら、冨田ラボの最新アルバム(といってもリリースは06年ですが)を聞きました。

アルバムはアルバムでも一つの作品というよりはWork集のような感じで、一貫性は無いものの、一つ一つの曲が作り込まれていている上に豪華ゲストが多数参加しているだけあって、なんだかとてもお得な一枚です。
全体的に優しく温和しい曲が多いので、のんびりドライブかダラダラ休日にうってつけでしょう。

そして、できればアルバム付属の歌詞カードのクレジットにてプレイヤーを確認することをオススメします。Vo.に負けず劣らず錚々たる顔ぶれがずらり並んでいて驚きました。

もともとここではよほど気に入ったり感じるモノのあったDiscしかエントリーしないのですが、この一枚は珍しく万人とは言わずとも五千人くらいには薦められるくらい良い作品でした。
ここらへんを読んでみると、きっと興味が沸いてくるとおもいます。

ヤケ食いを我慢すると、結果的にストレスも緩和されるらしいです!
なんでも、ストレスが溜まると体内エネルギーが満たされた状態でも空腹ホルモンが分泌されるのですが、それを我慢すると、空腹というストレスを緩和するための「ストレス緩和ホルモン」が分泌されて、結果的に根源的なストレスも緩和されるとのこと。

これが本当なら、多分ヤケ食いをほぼ完全に制御することができます!

ヤケ食いがストレスに対して逆効果であるということと、我慢するとストレスの元が緩和されるということ。このような「逆の肯定」が成り立つ理論の場合、理詰めで衝動を制御するテクニックが極めて有効であり、嘘か本当か知りませんが、コレを自分で納得することさえできてしまえばシメたもの。数ヶ月にわたるトレーニングの蓄積を10日あまりのヤケ食いでフイにしたことが幾度となくある私にとっては、夢のようとまではいかないものの、画期的な理論であることに疑いはありません。

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ここのところ前田有一の超映画批評で高く評価されている割にあまり有名ではない作品を狙って観ています。今回観たブラックダイヤモンドは、オススメの中ではそこそこの点数であっただけに、そこそこおもしろかったです。
アフリカの紛争地域で採掘されるダイヤモンドの闇取引を題材に、密輸商人のディカプリオが特大のダイヤを手に入れるために紛争地域に突撃する物語なのですが、終始残酷なシーンが続き、作品中で軽く3桁は銃殺シーンが出てくる、どちらかといえば紛争映画に思えます。
アフリカの難民や少年兵の問題。高額で取引される金やダイヤをはじめとした稀鉱石の採掘現場では、いまだ奴隷に等しい身分の人間が多数存在する事実を訴えかけているのですが、下手なアクション映画よりも激しい銃撃戦で、どちらかといえば紛争地域のデンジャラス具合の方が強く伝わってきました。

ただし、いろいろ見所はあれどちょっと長めの作品で、途中は少々ダレた感じがあるのも事実です。また、こういう問題はどういう人種をターゲットにしているのかはっきりわかりませんが、仮にターゲット層が観ても無条件におもしろいとは言い難い作品です。

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某MADにてHalifaxのBroken Glass Syndromeを聞いたついでに思わずAmazon召還をしてしまいました・・・
ミニアルバムで1000円弱、このクオリティなら満足です!
思わずTUTAYA Discasで他のアルバムを召還しようと検索をかけたところ在庫はHitせず。これまで全く知らないアーティストであったことからさほどメジャーではないようですが、メロディーラインがキャッチーで、まさにi-podに突っ込むならこういう曲だよね!という作品です。

椎名林檎さん

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椎名林檎さんがトップランナーに出るとのことなので、初めてTVキャプチャボードで番組予約録画を仕込みました。
結局、オンタイムで観られた(いま観てる!)ので、予約は取り消してしまいましたが、それにしても林檎さんはめさめさカッコイイです。
休止前の曲もテンション上がるしアレはアレでよいとは思うのですが、復活後の曲は、作品ひとつひとつに重みを感じるものばかりで、運転しながら聞けるような代物では無いことから大好きなのにi-podには入って無い、特別枠のアーティストの一人です。
しかし、このトップランナーの林檎さんは、自分のことをなるべく正確に語ろうとする姿勢にとても好感を持ちました。休止前のPVなどを観てると、どうしてもエキセントリックなイメージを抱いてしまうのですが、その点についても本人の口から語られた事実はとても興味深く、たしかに衣装やメイクによる表現というのは、手っ取り早く分かりやすいものであり、実存の破壊力が強すぎて自らの本質が歪んで見えてしまうという弊害があるものだなぁと、実際私がそう感じていたのでとてもよく理解できました。メレビアンの非言語コミュニケーションの法則など、見た目の問題ブームが昨今流行っていますが人間は本質がともなわないとね!という点を林檎さんが強く主張した番組であったと思います。 うーん、カッコイイっす。

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静岡市立図書館はインターネット予約で市内の蔵書をガンガン予約できる点サイコーです!
というわけで、予約システムであっさり借りられた伊坂幸太郎さんのグラスホッパーをさっそく読んでみました。

読み終わった後の評価としては・・・
いまだ伊坂さんの作風というのを把握するには至ってないのですが、前に読んだ「魔王」といい、作品に漂う波長というか雰囲気というか、そういったものが自分にはとても合っているようで、まだまだ他の作品も読んでみたいと思えるだけの威力がある作品でした。ちょっと不思議で、視点を変えるとジュブナイルにもなり得るところなども、「魔王」と良く似ていました。
まだ伊坂さんの本は2冊目なのですが、それでもこの作品は入門編としてはけっこういいのかも?という作品です。

そして、ネタバレタイムですw


あぁ旅か・・・・
自分では絶対に出来ないだけに、こういう企画には興味津々です。

うp主の健康と交通安全を祈りしつつ、次の投稿を待ってます!

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近所の図書館にカードを作りに行くついでに借りてみました。実は、伊坂幸太郎さんの本を読むのは初めてです。いろいろ読みたい作品はあるのですが、なぜだか手つかず(というか、熊本の図書館に置いてなかった・・・)でした。

さて、この作品は新進気鋭で独裁者の香りのする政治家に対して、不思議な力にある日突然目覚めたしまった社会人の兄弟がささやかな抵抗を示すという作品なのですが、あまり類をみないタイプの作品なので説明するのが難しいところです。
作品のテーマの一つが民主主義の冗長性に嫌気がさすとファシズムに走り勝ちになってしまうのかというところにあると思うのですが、そういうテーマをあまり重くならずに扱い、ウィットに富んだたとえ話で要約されていることにより、かなり読みやすい作品になっているように感じました。本のボリュームも控えめで、2hあれば読み切れる程度です。

この作品はジュブナイルバージョンとして、主人公を高校生にしてコミック化したものもあるようですが、あまりそっちの方には興味が湧きませんでした。このの作品そのものはさほどオススメできるとは思いませんが、伊坂さんの他の作品は読んでみたいとは思います。もっとも、伊坂さんの本は図書館でも借りられている事が多いので気長に他の作家の作品もまぜながら順番待ちをしてみます。

静岡に来て一ヶ月

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6月の上旬から静岡で暮らし始めてはや一ヶ月。いろいろありましたが、慣れてくるとかなり快適な街です。

残念な点を挙げれば・・・

・バッティングセンターが無い!
ストレスの6割を吹き飛ばすとともに、運動不足解消にもなる施設が無い。静岡はサッカーが盛んで、野球は第二のスポーツという位置づけである影響でしょうか。これは地味にキツいです。

欠点はそれくらいなもので、つまりバッティングセンターさえあればほぼパーフェクトな街ということです。
特に気に入っているのは、自宅から駅前の繁華街まで原付で10分で到着し、逆方向に5分すすめば郊外のショッピング施設があるところ。物価そのものは若干高く感じるものの、日本全体がインフレ傾向にあるので、それを補正して考えれば全く気にならない程度。昨日の近所探索で欠けていたピースの一つであるおいしいパン屋さんが歩いて5分のところに見つかったので、いよいよ居心地がよくなってきました。
公共施設も、大きな累積赤字の熊本市と比べるのが間違いという気もしませんが、格段に整備されています。特に図書館は書籍もCDもなかなかのコレクションで、検索システムから他の施設の本も取り寄せられる、今となっては割と一般的なシステムもちゃんと整備されていて、とても好感が持てました。一番近くの図書館にNumberが無いのが残念ですが、アレならコンビニで立ち読みできるしまぁいいです(笑)
あとは、TUTAYADiscasやAmazonさんを召還すると翌日に届くこと。書籍が発売日に店頭にならぶことなども地味にうれしいところです。

静岡は初めて暮らす土地で、知り合いも完全にゼロからのスタートというのが若干不安ではありましたが、やっぱり住めば都ということでしょう。

MixiのニュースでワンカップPさんが取り上げられていました。
たしかに子猫のパヤパヤも良い作品ですが、私の中で単独作品のベストはコレです!

それにしても、ニコ動には作者指定で新作をお知らせする機能があってしかるべきだと思うのですが、いつまでたって搭載されないところをみると、こういう需要はあまり無いのでしょうか・・・
ここのところは一時のニコ動熱は引いてきたものの、Civ4三元地獄配信シリーズとファミコン全ソフトカタログなど定期的にUPされる高品質のシリーズものが増えてきたのはうれしいところです。

The Sting

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とても有名な作品らしいのですが、全く予備知識の無いアメリカ映画のレジェンドである「The Sting」を観てみました。
若い詐欺師が師匠を殺された復讐のため、悪徳銀行屋から大金をせしめるストーリーなのですが・・・

見終わった後、これが数ある詐欺映画のパイオニアなのだということがよく分りました。オーシャンズ11など、大筋ではこの作品とほとんど変わらない構成であり、「70年代を代表する名作」という看板に偽りなしです。
とはいえ、やっぱり古い映画なだけあって、ご都合主義や突っ込みどころがそれなりに多くあり、今観ると各所に粗さを感じるところもありました。しかしながら、ポール・ニューマンのこれぞダンディー!というような演技は手放しで絶賛できます。
今観てもおもしろい古い映画というのは、ほとんどがシリアスなストーリーで魅せる作品に偏ってしまう中、娯楽作品でおもしろいと感じることそのものが意外なほど新鮮でしたが、時代補正を完全に無視すると、そこそこおもしろいけれどもオススメできるほどではないなぁというのが正直な感想です。

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