2011年3月アーカイブ

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なんだかんだと言いながら、大地震の日の晩に読んだコミックはかなりの量になるんだなぁと改めて思った次第ですが、7Seedの12~19で打ち止めです。

現在もまだまだ連載中の7SEEDSは雑誌で追う気にはならないものの、かなり気になっている連載の一つですが、19巻まで読み進めても相変わらず面白さは些かも衰え無し!と断言できる素晴らしい進行っぷりでした。進行速度にはやや不満が無いわけでもないですが、それでもなんだかんだと1巻に1回はきっちりと見せ場をもってくる田村先生の手腕はさすがです。
ご都合主義的な部分が多くてツッコミを入れたくなることもあるのですが、それを補って余りあるキャラクタの個性と心理描写の巧みさがこの作品の最大の魅力でしょうか。

ここからおもいっきりネタばれですが・・・
夏A+春秋チームの村から安居と涼が出ていって、夏Bに合流するのはなんとなく流れどおりかなというところではあるものの、その後"一般人の中に少しだけ優秀なのが混ざってる"という良い感じの配合具合となった夏B+夏Aチームの無茶っぷりが実に楽しかったです。
集団生活になるととたんに浮いてしまう安居の痛さときたら"ここまで貶めるか!"というレベルに到達していてかなり気の毒な状態でしたが、その後はなかなか活躍の場面が多く、とりあえず主人公の一人としての面目躍如といったところでしょうか。お気に入りの蝉丸もあいかわらずお馬鹿しつつも要所要所で良い仕事をしてて一安心です。
しかし地下水脈の急流に流された花がこれで生きてたら(つーか、物語的に死ぬ訳は無いのですがね・・・)さすがにご都合主義もここに極まれりと言うしかありませんが、その他にもたまたまたどり着いた軍事要塞の某タイムリミットが到着から13時間後とか(その間に数百年のラグがあったにもかかわらず!)、そもそも広い日本で村を離脱した安居と涼があっさり夏Bチームに合流できるなんてどんな確率だよ!とか、もうその手のご都合主義的展開には呆れを通り越して慣れの境地に至りそうな、そんな気分になります。もっとも、そういうマイナスの部分を加味しても面白いから読んでいるわけですが・・・

というわけで、あいかわらず7SEEDSは順調に進んでいて一安心です。3巻くらいまで読んで面白いと思ったら、間違いなく最新刊まで一気に読破することとなる、大変質の高いコミックであり、ご都合主義が目に余ると萎えちゃう人や、田村由美先生の完全無欠な少女漫画タッチの作画にアレルギーがある人以外には安心してオススメできます。問題は、まだまだ物語は最終的な着地地点すら予想できない中盤戦という展開にもかかわらず、19巻もコミックが出てて、しかもかなり遅い発刊ペースで、ちゃんとランディングできるのかな?という点くらいでしょうか。この作品を最終巻まで出てから一気に読むために、現段階では保留しているのであれば、最後まで終わらない可能性を加味してさっさと読んでしまうことを強くオススメします。

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とても感じの良い曲というイメージがあったヒルクライムの春夏秋冬、じつはじっくり聞いたことがなかったのでアルバムをツタヤDiscas召喚してみました。
彼等がどんなユニットでどんな作風なのかまるで予備知識が無い状態で聴いたところ、けっこー良いかも?という好感触であり、アルバム全体の出来も良くてそこそこお気に入りです。しかし、さらっと聴く分には軽快かつ綺麗なメロディラインにインパクトのある音が重なって小気味よいのですが、じっくり聴くと歌詞が微妙っちゃ微妙だなぁと。ラップなので意識的に聞き取ろうとしないかぎりあまり気にならないのですが、じっくり聴くタイプのアーティストではないかなというのが個人的な感想です。とはいえ日本語ラップがアリな人なら一聴の価値は十分にあるでしょう。そして春夏秋冬は名曲だと思いますが、じっくり聞くと同じフレーズばかりでぐるぐるになりますw


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割と最近?発売されたらしいアルバムですが、リサイタルと比べるとややクオリティでは落ちるかなというのが正直な印象です。相変わらずラップなのにメロディラインの美しさは光るところがありますが、曲のせいなのか爽快感は前作から2割減くらいに感じました。それでも極端に劣化しているわけではないので、次のアルバムも出たら聴くよ!というくらいには関心のもてるユニットであるというのがアルバム2枚聴いた後の最終評価です。

ところで邦楽男性Vo.の新星はもう長く出てきてないように思えるのは、私が知らないだけなのでしょうか。もっとも聴いてみようと思えるアルバムを探すのにも苦労するくらいなので本当に音楽業界は下火だということなのかも知れません。
以前週刊誌で読んだ記事には、最近の音楽業界はメジャーデビューしてもバイトしながらじゃないと食べていけないような状態のアーティストはゴマンといて、マイナースポーツのプロ選手と立場的にはあまり変わらないとされていました。時勢が時勢だけに仕方が無いのかもしれませんが、邦楽が一部のアーティストのみで構成され多様性に欠けてゆく流れが続いてしまうのは残念でなりません。

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ゼブラのファンなのに2年近く前に発売されたアルバムを聴いてないとか、すっかりやらかしてしまったので慌てて聴いてみました。ジャスティンout マッティin後のアルバムとしてはBroadcast to the Worldの次のアルバムなわけですが、個人的にはジャスティンもよかったかえどマッティのVo.もかなり好きなのでこのアルバムは十分楽しめました。これぞゼブラ!というような期待通りの疾走感とお馬鹿テイストのミクスチャーロックであり、なんで2年近くも発売されてたの気がつかなかったのだろうと少々ヘコむほど秀逸な作品です。が、前作に比べるとアルバム全体の構成ではやや劣るかなぁと。十分な秀作ですが、前作がホームラン級の出来だったのでさすがにそれと比べるのはやや酷かもしれません。LinkinParkがいろいろと作風が変わるのに比べて、ゼブラの作風はまさにここ!という部分を豪速球で狙ってくれるアーティストであり、個人的には次のアルバムも大変期待してます。

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でも、女性Vo.のカヴァーアルバムPanty Raid、こいつはダメだ(笑) ゼブラといえばスパイスガールズのWannabeのカヴァーがとても有名ですが、2匹目のドジョウを狙ったのかひたすら女性Vo.のヒット曲をカヴァーしたこのアルバムは1回ネタとして聞けばもう十分というか、元の曲の良さが生きてないというか、アレンジがよければまだマシなのでしょうがどの曲もアレンジがわるくてもっさりもさもさ。ゼブラのスカっとする爽快なテイストがほとんど無く、選曲もアレンジももうちょっとがんばろーぜー!というかなりがっかりな作品でした。クリスティーナ・アギレラの超名曲、Beautifulをゼブラが歌ったらいったいどうなるの?と心踊らせて聴いてみたらおもいっきりスベがっかり。なので評価がより一層辛くなってしまったかもしれませんが、アヴリルのGirl Friendとかワリとテイストが似てるんじゃ?と思えるような曲でさえ「ふ~ん」くらいの出来なので、このアルバムはなかった事にして良いです。

Monky Majik

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そういえば最近邦楽の男Vo.は稲葉浩志しか聴いてないなとふと気が付き、ちょっと開拓してみようと3月は邦楽の男Vo.なCDをいろいろ借りてみた中で、一番気に入ったのがMonky Majikです。もともとキライではなかったのにいままでなんでCD買っても借りてもなかったのだろうと不思議な気分ですが、改めて借りて聴いてみると大変出来の良い楽曲、落ち着く曲が多く、特にベスト版は現在ヘビーローテ入りしてます。ちなみにMonky Majikを借りてみようとおもったきっかけはこのアンオフィシャルなアジアカップダイジェストのChangeを聴いたのが大きな動機となってます。


吉田兄弟とのこのコラボ曲、素晴らしい!

今は昔にアルバム1枚分だけ活躍したDefTechに似たテイストでありながら、曲の雰囲気は遥かに好みであり(DefTechはなんかこう、悪く言うと押し付けがましい)久々にこれなら買ってもいいかなと思えるアーティストです。といっても、たぶんツタヤ召喚にて済ませてしまうのでしょうけれども・・・
ハートを鷲掴み!とまではいかないまでも、新しいアルバムは確実にチェックしたくなる、個人的にはそれくらいの注目度です。ちなみにこのバンド、2002年にはもう活動が始まっていたのは今までまるで知りませんでした(いつからこのバンドを認知したのかまるで記憶にない)。また仙台中心に活動しているそうなので、地震の影響大丈夫かな?とおもったらオフィシャルWebサイトでメンバーとスタッフは全員無事だったとの報告が記載されていたので一安心です。

私もデカい猫をこんなふうに侍らせたい・・・
こんなに頬ずりをスリスリされたら、もうこの世の楽園じゃよ~

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これもこの間地震の足止めを食らっているときに読みました。だいぶ先まで進んでいるのだろうなとおもって読んでみたら、新たに発刊されていたのは2冊のみ(12巻までは以前読んでいた)。休載でもしてたのかとおもったら、なんと連載終了でした。
最後の展開はいわゆる打ち切りにあった作品が半ば強引に話を終わらせるような、かなり急転直下で無茶がありましたが、とりあえず一つの作品としての体裁は整っていたかとは思います。とはいえ、訳のわからんTV番組でスポ根コミックを締めるというのはさすがに無理があるかな?とおもった反面、作品全体としては終わり方に不満はあるものの、そう悪くないというのが正直な感想です。
終盤はたまちゃんたまちゃんとたまちゃんをこれでもかと押していたのですが、個人的にはこの物語の主人公はたまきというより、コジロー先生だったかなぁとおもいます。彼の成長とともに物語が進んでゆき、彼が学校を去るのとともに物語が終わるわけですから、描写としては主人公ではないかもしれませんが、彼の存在無くしてこの作品が良作として終わる事は無いというほど生きたキャラクタでした。
一方で明らかにたまちゃんのライバルキャラとして出てきた榊ウラ、こいつは結局たまちゃんと最後にちょろっと戦っただけでおわってしまうという完全に浮いた存在としてたいへん不憫な運命をたどり、まさに打ち切り展開の犠牲者と言えるでしょう。1.2年生だけで部員が構成されているので、もっと長く続く作品だと思っていたのですが大人の事情でしょうか。なお、ざっと調べた限りでは打ち切りっぽい終わり方というのは共通認識のようですが、本当に打ち切りであったかの真偽や裏事情について信憑性の高い情報は得られませんでした。

少なくともそうつまらない作品ではなく、エログロ無しのスポ根ギャグマンガとして暇だったら読んでもいいかなぁくらいの推薦はできる、そういう作品です。打ち切りっぽい展開も好意的にとらえれば適度なボリュームでまとまっていると言えなくもありません。

たしかにこんな津波が沿岸部に直撃したら、ああも酷いことになるんだろうなと納得してしまう海上での津波の動画でした。
船の中の緊張感が伝わってきます。

この3連休に福島とか宮城に家族を救出する人がいるかもしれないので、その参考になればと投稿しました。

17日の午後にラジオを聞きながら車で移動していたら、福島県の携帯電話は沿岸部を除きほぼ正常になったとのニュースを聞きました。久々に旦那の転勤で福島に住んでる姉に電話してみよっかな~と何気なく電話したらねーちゃんが平静を装っていたけどかなりテンパってました・・・
そりゃそうだよなと思いつつ、いっそ東京に避難したら?と提案したら、行きたいけど交通手段がないとのこと。公共交通機関は論外として、最大の問題は車は道路は通じているけどガソリンが決定的に不足していて、給油できる場所までたどり着く算段が無いとのこと。聞けば福島県や宮城県は当然として、首都圏に続く栃木、茨城、埼玉までガソリン製品不足でガソリンスタンドにたどり着いても給油できるかどうかも判らず、見切り発車した知人が何人も立ち往生してしまったとの情報を受けて、ちびっ子のいる姉夫婦はかなり慎重になっていました。
ほとんどTVを見ない私はそのあたりの事情に疎く、たしかに最近は静岡でもガソリンスタンドで給油制限してるところも見かけるなぁとガソリン不足の影響を感じてはいたものの、インフラがほぼ正常な栃木あたりでも強烈なガソリン不足になっているとはまるで知りませんでした。また、内陸部の道路は割と正常で、東北道がNGだからてっきり一般道もダメだと思っていたものの、国道4号線は問題なく走行できると聞いたので、それなら拙者が迎えに行こうか?と何気なく聞いてみたら「マッハで来て!」とASAPのオーダー。
結局は計画をたててまた電話するよ~ということになり、職場に戻っていろいろ調べてみたら、どうやら本当に問題になっているのは燃料懸念だけで、渋滞や通行止めで道が動かないわけではないことが判明。つまり車に燃料しこたま積んで福島まで行って姉夫婦とちびを車にのっけて東京まで連れていくだけの一見簡単なお仕事のように思えました。
職場で上司に土曜日に福島へ突入するかもと念のための事情説明をしたら、なぜかASAPなら今からいっていいよということになり、急遽木曜日の夜に出発することに。ねーちゃんに電話したら「まぢで来るの?ガソリンあるの?平気なの?」とまさか当日中に行くとはおもってなかったらしく、とりあえず準備しといてということで電話を切り、こちらも準備作業に入ったわけですが、準備もなにもガソリンを携行缶でもっていく以外の準備もこれといって無く、いつも会社の車で給油してるガソリンスタンドに電話をしたら携行缶にガソリン80Lを積めて用意してくれることとなり(あとで聞いた話によると、一般向け販売は20L制限をしていたとのこと。いつも同じ店で給油しててよかった!)あっさり準備完了。
ここでねーちゃんから電話があり、車ごと脱出したいからねーちゃんの車の分まで燃料もってきて!ということになるも、ガソリン80Lは私の車が静岡福島間およそ500kmを余裕で往復できる量な上にそもそもタンクの中身も満タンで渋滞がなければ800キロ近く走れ、しかもあちらからも残りの燃料で余裕をもってたどり着けそうな白河市のあたりまで来てくれることとなったので、当初の準備のまま出発しました。
あとは思っていたとおり簡単なお仕事で、平日の深夜で交通量も少ない(東名だけは相変わらずそこそこ混んでた)高速道路を一気に走破して金曜日の午前3時頃には北関東自動車道の太田桐生に到達。そこから国道50号>国道4号とちょっと遠回りだけど土地勘が無くても走れるルートをチョイスしてひたすら北上。福島入りして姉夫婦+赤ちゃんと合流して持参した燃料を補給後、来た道を帰り任務完了。おもったとおり準備さえしていれば簡単なお仕事でした。

一方で、午前3時から一般道を走りはじめたところ左車線にガソリン給油の車の行列ができているのには驚きました。18日金曜日の7時~9時くらいに国道4号線>国道50号線と走行して太田桐生インターまで到達したのですが、そのルートの左車線は上りも下りも多くの場所が給油待ちで埋まってしまい、ところどころ渋滞になっていました。簡単なお仕事だったのは深夜から早朝にかけて走行したおかげであり、日中だとかなりの渋滞を覚悟しなくてはならなかったことでしょう。
また、せっかくラーメンで有名な佐野を通ったのに、徹夜明けの朝だったのでまるで食欲が無く、おいしい佐野ラーメンを食べられなかったのも残念です。時間があれば店をリサーチしてゆくのですが、さすがにそんな余裕はありませんでした。

だらだらといろいろ書いてしまいましたが、私がこれから福島、宮城に家族を車で救出に行く人に伝えたかったことはたった2点。

・燃料は持てるだけ持っていくこと!現地での給油は絶対と言っていいほど不可能です。

・可能であれば深夜から早朝にかけて移動すること。幹線道路はスカスカな上に信号がほぼ青のままなので、多少遠回りでも深夜早朝の幹線道路で移動すると時間も燃費も稼げます。

例えば首都圏で自家用車が無いけど助けに行きたいというのであれば、まずは携行缶(これも今となってはなかなか手に入れるのが難しいらしいですが)を買い集め、燃料が揃った時点で車を借りて出発すれば良いのではないでしょうか。
ちなみに福島県と栃木県の県境にあるコンビニ数件をリサーチしましたが、水も食料も入手には全く困らない状況でした。動いている幹線道路沿いのロジティクスは石油関連商品以外、ほぼ正常な様子です。

福島県に入ってしまうと燃料が全然無いので日中でも渋滞することはほぼ無いとねーちゃんから聞きました。宮城に入るとその傾向はもっと強くなるみたいです。宮城に関しては場所にもよりますが、日本海側から北上して山形から宮城に入るルートも検討すべきではないでしょうか。もっとも、あちらはチェーン規制が各所にでているので、チェーンやスタッドレスタイヤなど雪道装備が必須ではありますが。

とにかく燃料の問題さえどうにかなれば、宮城福島へ救出に行くのはさほど難しいことでは無いように思えます。今後燃料事情がよくなればそもそも救出にゆく必要も無いのかもしれませんが、現段階でも通行止めにさえなっていなければ、意外となんとかなるようです。

ヒストリエ

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さきほど大きな地震が静岡山梨あたりで発生したのですが、私の家は静岡市内で震度も4くらいとたいしたことのない地震で被害は全くありませんでした。もともと家にはあまり物が無く、引っ越してきたとき大家さんがちゃんと家具を固定してくれた(つっかえ棒を張ってくれた)ので、震度5くらいまではなんか大丈夫なんじゃない?と勝手に思ってます。もっとも、海岸線から2.5kmくらいしか離れてないので大津波が来たらひとたまりもありませんが・・・

さて、寄生獣で有名な岩明均さんの現在連載中作品であるヒストリエを、これまた地震の足止め中に立ち寄ったネカフェで読んできました。この作品はアレクサンダーに書記官として使えたエウメネスの波瀾万丈の生涯を描いた作品だそうで、裕福な過程に育ったエウメネスが奴隷に身分を落としながらのし上がってゆくサクセスストーリー兼、古代ローマの文化を描いた歴史作品と言えるでしょう。
作中でいまのところアレクは子供のままで学舎にて学んでいる最中であり、エウメネスの生涯を描くのであればまだまだ先は長そうですが、幼少の頃からエウメネスはかなり暴れん坊だったようでマケドニアに辿り着く前もそれなりに楽しい作品です。
とりあえず現在連載中の作品ですが、エウメネスがときのマケドニア王フィリッポスと出会ったところで第一部が終わりなのでキリの良いところまで読むことができます。
古代ローマが好きならば外れ無しだとおもいますが、寄生獣のノリを期待するとやや期待はずれになることでしょう。また、忘れてはならないのがAAで有名なハルパゴスの「ばーっかじゃねぇの?」であり(わたしはこのAAでこの作品を知った)、一見の価値はあります。

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東日本大震災の後からまるでBlogの更新をしておりませんでしたが、ただの不精であり被災したわけではありません。地震のあった日だけ、ちょっとだけ災難があったくらいです。
その日は取引先との打ち合わせで伊豆の方に行っており、順調にスケジュールを消化して14時そこそこには帰路についていたところ、途中で給油したガソリンスタンドにて地震の第一報を受けました。あわてて職場や親兄弟と連絡をとろうとするも携帯がまるでつながらず、こりゃえらいこっちゃと帰りを急いだものの、案の定東名高速と国道一号線(海岸線を通っているため、津波注意報が出るとあっさり通行止めになる現代東海道のアキレス腱)が通行止めになり、静岡市内の自宅に帰るには大渋滞している山越えルートか通行止めが解除されるまで待つかの2択になり・・・・  高速道路入り口付近のネットカフェでだらだらとくつろぎながら状況を見守ることにした次第です(笑)
結局、早朝の空いている時間帯に抜け道のさらに山側をとおっている普段は通らないような舗装されていない山道を一気に走破して帰宅したのですが、通行止めが解除されたのは翌日の夜だったので我ながらナイス判断!と自画自賛してしまいました。

さて、そのネカフェでだらだらしている間に読んだのがあまんちゅの続きで、1巻でとまっていたのを3巻まで読み進めました。
この作品を読むと、1巻を読んだ時同様、久々にダイビングにでもいきたくなります。思えば伊豆まで2時間の場所に住んでいるのだからやろうと思えばいつでも潜りにいけるのですが、そう思っていても一向にやろうとしないのが私という人間なので仕方がありません。しかし、作中にでてきたダイビング初心者御用達スポット大瀬崎は、仕事で何度となくとおったアクセスの良い場所であり、たしかに近隣にダイビングショップが多数あったのをいまさらながら思い出しました。ここまで好条件がそろっているとさすがにちょっとやってみてもいいなぁと思ったりするのですが、いつも思うにとどまるのもいつものパターンです。
相変わらず天野さんの作品は読んでてアルファー波前回の和み成分満載であり、黒板にお絵かきして写メとっちゃうシーンとか、大瀬崎で初ダイブのてこがいつになくハジけてたところとかとても良かったのですが、双子の弟がガスガス蹴られるシーンやどげせんもびっくりの土下座シーンなどは、ちょっとだけなんだかなぁといったところもありました。ARIAでいうところのウッディーのようななんだかなぁ成分ですが、さほど害は無いのでみなかったことにしてしまうのが良いでしょう。
まだ3巻までしか出ておらず、これからまだまだ先が長そうな作品なので焦って読む必要は無いと思いますが、いずれ読まないと勿体無いクラスの秀作であることに疑いはなく、個人的には天野さんの代表作たるARIAとほぼ互角のクオリティと感じてますが、よくも悪くも似通っている部分が山ほどあるので、もうすこし前作の匂いを消してくれたらなと個人的に思ってます。

人間発射台

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家族団欒っぽい雰囲気はあまり得意ではないのですが、これはシンプルに頬肉が緩む動画でした。父ちゃんのダイブが激しすぎるw

Nekostagram

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もうだめ、ずううううううっとコレ見てるだけで幸せ気分w

猫飼いたいなぁ・・・

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前回は6巻でとまっていたので、先週の日曜日に漫喫で最新の11巻まで読み進めました。
巻を重ねるごとに面白くなって行くこの作品、一般的な評価も極めて高いようで「このまんががすごい!」の2010年女性向けで前年の3位からナンバーワンとなるなど、作品の盛り上がりが反映されている証拠でしょう。
というわけで、未読部分を消化して一言。現在連載中のスポ根コミック(ジャイアントキリングはスポ根じゃないよ!)の中で、個人的には最高クラスの作品であると言って差し支えない作品と評価します。
ちはやふると同じクラスのスポ根コミックは、ぱっと思いつく中では月マガのCapetaくらいでしょうか。スポ根、友情、高校生の群像劇、そしてほんのり甘酸っぱい成分が含まれていたりして、それでいて読んでいて小っ恥ずかしくなるようなこともあまりない(すこしはあるw)絶妙なブレンド比は頭抜けたクオリティです。
特に駒野先生やかなでちゃんや肉まん君など、脇を固めるキャラクタがものすごく良い味を出していて、試験勉強を投げ出して太一の応援に行ってしまった千早をたしなめる駒野君のメールとか、新入部員の菫に対する接し方にあれこれ試行錯誤するかなでちゃんとか、できる子なのに巡り合わせの悪い太一をさりげなくフォローする肉まん君など、これぞ青春群像劇!と喝采を贈りたくなるほどです。競技はマイナーなれどストーリーは高校生の熱血スポ根の王道まっしぐら、今後ますます楽しみな作品であり、その期待に答えてくれる作品であることと思います。

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長かった連載もついに終わったとのことなので、一気に最後まで読んでみました。ここのところ連日コミックの感想を投稿しているのは、シグルイを読むために漫喫に行ってそのとき読んだ作品というわけです。
感想としては、ソフトなグロがOKな人なら一読の価値が十分にある秀作で個人的にもオススメなのですが、続きはおもいっきりネタバレ含みますので追記の方へ投稿します。

進撃の巨人

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「このマンガがすごい」でメンズ部門トップで紹介され各所で話題となっていたこの作品、ようやく読んでみました。ストーリーに関してはここら辺を確認していただいた方が良いでしょう。で、感想なのですが・・・・

コミック批評サイトでたびたび指摘されていた、「注目されるのが早すぎた作品」というのにふさわしい、悪くない作品だが絶賛するには早すぎるという評価が妥当な作品でした。
序盤の掴みにインパクトがあり、少なくとも発刊されている3巻までで脱落する人は少なかろうとは思うのですが、ストーリーは大作になるのであればプロローグの途中であってもおかしくはない程度の進行具合であり、また世界観や設定も荒さが目立つので方向性を誤るとあっさり駄作に転落する可能性も少なからず起こりうる状態のように思えます。つまらない訳ではないのですが、とにかく現段階で過度な期待をすべきではないというのが個人的な感想であり、期待が先行し過ぎている作品に思えました。

とはいえ、「このマンガがすごい!」などで取り上げられなかったらまず読む機会もなかっただろうことを考えると、埋もれてしまうよりははるかに良いのかもしれません。とりあえず、現段階ではよほど興味のある人だけ読んでみれば良いでしょうが、もうすこしストーリーが進んでからまとめて読むことをオススメします。

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