本: 2009年12月アーカイブ

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作者が産休に入った以降、完全に発刊スケジュールを見失い、最終刊発売の報を寝耳に水で聞いてからすぐに読もうとおもいつつすでに数ヶ月が経過。なんでこんなに遅くなったかは解りませんが、ようやく完読しました。

素晴らしい物語を完結させるということがどれほど偉大なことか。終わらせ方も、まだ続ける余地はあるけれどもココでいったん終わらせますね!という意図を感じますが、話の流れからここで切るのもアリだなと感じました。もちっと引っ張ってはっきりと解りやすいピリオドを打っても良かったように思えますが、のだめがフランスに戻った後、千秋が覚悟を決めた時点できっと作者は明確な解を示すようなシーンは不要と考えたのだと私は感じました。そして、サブキャラクタを主役にした短編はこれからも描いてゆくらしいのでまだまだ新たな展開を期待できる作品であることから、ぜひ最後になってかわいらしさを爆発させたヤドヴィガの物語や密かにのだめ最萌キャラとされている黒木くんの物語をとても期待しています。
それにしても、最終巻の真一と雅之の邂逅は実に良いシーンでした。雅之がマルレオケを聴きに来たシーンといい、できればここらへんもすこし掘り下げて欲しい部分です。あとはR☆Sオケもフランス編になってからまるで描写が無かったので、これも外伝でフォローしてほしいところ。要するに終わったけれどもまだまだ続編を期待しているということです。
支離滅裂になってしまいましたが、万人に勧められるコミックとしてのだめカンタービレは私の人生コミックリストの上位5傑に入る必読の作品です。

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モーニングのサイトでもアナウンスされていたので誤報というわけではなさそうですが、めっちゃ驚いた!
週刊ベースの雑誌連載で今最も面白い作品のひとつで、モーニングの中のカッコイイ人ランキングでは島耕作か達海猛かというような、そんなぐらい(どんなくらい?)凄いのです。

ただ、まぁ・・・ 多分観ないだろうなぁと思います。コミックで満足してるのに、わざわざアニメを観ることに意義をあまり感じませんので。小説の映像化は好きな作品なら一応はチェックを入れるのですが、コミックはもうコミックでいいでしょ。
でも、「プラネテス」をネ申の域まで高めたNHKの実力をもってすればあるいは・・・

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