2007年8月アーカイブ

以前よりずっと、どこかやるだろうなぁとは思っていたのですが・・・ハンゲームからカルドセプトのパクリゲーが発表されました。
ハンゲのアカウントがあったので、まずはβテスト枠に応募はしてみました。自ターンのチャートを見てどう考えてもカルドセプトなわけですが、謳い文句が「まったく新しいオンラインマジックバトル」と。どこまで厚かましいものかと呆れてしまったものの、視点を変えれば救いがあるのでは?と思えてきます。というのも、カルドセプトシリーズのゲームの出来はともかくとして、販売戦略では完全無欠の大失敗でした。その最たる原因はプレイ人口獲得に失敗し、もともと敷居が高いゲームなだけにプレイヤーが圧倒的に少なかったことに帰来します。その点を、まずはオンラインプレイのみで基本無料という今ではポピュラーなサービスモデルで対応し、なにはともあれプレイヤーの数を確保したうえでゲームありきという戦略は理に適っていると思いますし、まだオープンβテストの段階ですが、ゲームに対するとっつきにくさをうまく払拭できているのならば元のゲームがおもしろいだけにかなり期待ができるのではと考えます。

私はカルドセプトの対人戦が遊べれば満足なので、この際ゲームの名前が違っても、キャラクターデザインに大いに不満があっても、パクリゲーのクセに面の皮が厚くても、ゲームがおもしろくてプレイヤーがそれなりに沢山いれば十分に看過し得る所業であると判断しました。
となると、問題になってくるのはゲームの完成度となるわけですが、これはもう厚顔無恥なまでにパクればパクるほど駄作になる可能性が減ってゆくという、生粋のセプターにとっては悪夢のような現実をハンゲームの中の人がどこまでGoサインを出すかということにかっかっている、極めて皮肉な状況です。
私もセガサターンの頃より大宮ソフトには畏敬の念を抱いていますし、DCではエンダネス島で戦ったこともある(連戦連敗でしたが・・・)者として、ここまでパクることに対する嫌悪感は確かに存在します。しかしながら、多くのプレイヤーが集まり、いつでも対人戦があそべるのであれば、たとえそれが大宮ソフトの手によるものではなくても、甘んじて受け入れることができることでしょう。

結局のところ、私が彼の作品に期待することは、カルドセプトのできの良いコピーであること、それに尽きます。

カルドセプトもどき:シュミッドディーヴァ

世界遺産100

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あいもかわらず仕事から帰ってくると、一時の安らぎを求めてニコ動閲覧に勤しむわけですが、最近のお気に入りはNHKの世界遺産100シリーズです。
番組自体がさすが公共放送!と唸りたくなる充実の内容で、どの世界遺産も思わず実際に行ってみたくなりますが、さすが世界遺産なだけあって尋常ならざる場所にあるものが少なくありません。

最近観たお気に入りは以下のとおり

・竜を生む洞窟 グヌン・ムル国立公園
なるほど!竜とはアレのことだったんですね・・・ と、しっかりオチがついてます。でも、アレは確かに洞窟から生まれし竜なのです。インドネシアは秘境がいまだに沢山あるみたいですね。

・スピエンヌの燧石鉱山跡
燧石=火打石 の鉱山なのですが、なんと掘りはじめは旧石器時代なのだとか。時代が経つにつれて、加工、研磨技術に磨きがかかってゆくわけなのですが、それこそ人類の発明の歴史の始まりなのです。

・祝祭の広場 マラケシュ旧市街
穏やかなイスラム教の理想都市。街には700年前から現在まで活気にあふれているそうです。最近は物騒なイメージばかり先行するイスラム文化ですが、マラケシュの旧市街にて本来の姿を垣間見ました。

・世界最南端の森 ニュージーランド亜南極諸島
不思議動物テラカワユス!スネアペンギンの威力は計り知れません!

・商隊の王国 ペトラ
峡谷の美しさと、砂岩に刻まれた芸術は、かつて栄えたノマドの記憶そのものです。まさに世界遺産。

黄龍やテオティカワンなどまだまだオススメはあるのですが、結局はすべてオススメというか、このシリーズは一つとしてハズレが無いので、現実逃避したい気分の時はまさにうってつけのコンテンツです。

Civ4 ウォーロード

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さて、湯が沸くような猛暑の休日といえばクーラーの効いた家の中でのんびり過ごすのが怠惰流の基本なわけですが、最近はCiv4の拡張パック、ウォーロードをちまちま遊ぶのがお気に入りです。
そんな中、Civ4をやったことがある方なら上記の画像を見ていただければ一発でわかると思うのですが、アレキサンダーの画像をぜんぶあのアレクセイさん(笑)画像に入れ替えてみました。たったこれだけなのに、マイキャラでアレクを使うと異常なほど自分の中で盛り上がります。
そしてそのご利益かどうかは判りませんが、久々のプレイで7万ポイントオーバーのスコアを叩き出せたので、自分の為のTipsを書き留めておきます。
英語版ではBeyond the Swordという拡張第二段も発売されて、ますます暑苦しいCiv4業界ですが、国内は笑えるほど情報が少ないので、戦略は自分で作らなければならないのが多少面倒なものの、ちっとも苦痛を感じないのはこれがギルの言う「愉悦」とか「娯楽」というやつだからでしょう。

積み本消化

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本日は買い物にでも出かけようと思っていたものの、甲子園の帝京vs佐賀北の試合を見ていたらすっかり出遅れてしまったので、溜まったコミックやら小説やらを消化する日に変更。
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一個目は7Seeds
少女漫画?の大御所である田村由実の作品で、いくつかのコミックレビューサイトでそれぞれ高評価されていたのを立て続けに目撃し、いつかは読んでみようとおもっていたわけですが・・・
こりゃおもしろい!
設定は「15少年漂流期」と「サバイバル」と「11人いる」を掛け合わせたような?割とありきたりというか、よくあるパターンといえなくもないのですが、容赦なく登場人物を殺してしまうあたりがとても潔い作品です。それでいて、夏グループだけエリート部隊とイレギュラー部隊の2通りあったり、開幕でほぼ全滅だったり、解凍後早速封建制を強いていたり、ひとつのグループを掘り下げるのではなく、平行していくつものグループのエピソードが進行し、クロスオーバーするのがポイントでしょう。
風呂敷を広げすぎて収まりがつかない可能性が非常に高いとはおもうのですが、ぜひとも見事完結させて欲しいところです。

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2作目はMoonlightMile。そこそこ古く、いまだ連載中なのですが、最初の方の劇画タッチがどうも感性にあわず、以前はスルーしていた作品です。
が、読んでみるとスマッシュヒット!これは本当に面白いです。
宇宙開発物のストーリーで、主人公のゴローとロストマンがそれぞれのアプローチで宇宙に挑む作品なのですが、序盤は冒険色がつよかったものの、徐々に軍と政治が台頭してきて、かつてのザイルパートナーであるゴローとロストマンの決裂しつつも各所で協力する流れが最高に熱いのです。
最新刊あたりでは序盤の雰囲気とはだいぶちがってきていますが、これはこれで面白いのでこちらも今後に大きな期待をしています。

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で、最後に狼と香辛料の5巻です。
小生意気な狼娘とへたれ商人のロレンスがどつき漫才をしながらベタベタする、端から見ていてこっ恥ずかしい作品ですが、今回はその極みというか、だいぶ駄目な感じです。
もぅ、なんというか、主体性がないというか、ぐだぐだぐだぐだぐだぐだと・・・・うき~!と叫びたくなるほど愚図な商人ロレンスの尻を蹴っ飛ばしたくなる作風はあいかわらずなのですが、でも惰性で読んでしまうという困った作品といえます。
で、今回も大した内容は無し。駄目商人ロレンスが下手をうち、最後はドラえもん狼に泣きつくという王道パターンです。そろそろ、本当にそろそろテコ入れしてくれないと、厳しいものがあります。

今回は3打数2安打。そのうち2本は長打なのでかなり満足できる日曜日でした。本当はもっとアクティブな日曜日にしたいのですが、なかなかうまくゆきません。

だいぶ前に大尉さんに薦められたWiz1の創作小説の文庫版である「隣り合わせの灰と青春」を偶然見つけたので、早速読んでみました。

和風Wizにも共通する話ではあるのですが、Wiz1の創作にはなぜか青春群像テイストが良く似合います。無一文から始められ、ストイックかつデンジャラス、そして一攫千金を狙えるという設定(これも創作ではありますが)は、まさに若者が挑む王道パターンと言えるでしょう。
それはともかくとして、内容は実にまっとうな話であり、ストーリーは可も無く不可も無く、直球ど真ん中のストレートなお話だったのですが、Wiz1に思いいれが多少でもあるとそれが触媒になり、面白さに火が点きます。特に、10階で猿のようにトレジャーハントに明け暮れた経験のある人にとっては、キャラクタに対し強い共感を覚えること請け合いです。

ターゲットを絞りに絞った小説ではありますが、Wiz1に思いいれのある方、和風Wizを読んでおもしろかった方には、ほぼ確実にクリティカルが発生すると思います。

それにしてもベニー松山さんは、他のジュブナイルも何冊か読みましたが、2次創作作品に関しては筆者の作風というかこだわりというかそういうものをあえて消し、没個性に徹しつつオリジナルの作風を生かす文章が非常にうまいです。なにもオリジナリティだけが作家のステータスというわけでは無いと思い知らされます。

VagoNecoリーグ

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今更ながら、StarCraft BroodWarが楽しくて仕方がありません。
無印発売から10年近くも経とうというのに、この奥の深さと中毒性は隣国で国技と化していることからも実証されていますが、改めてはまったのはVagoというライバルの存在が大きいわけです。

さて、お盆の週に入ってからというもの、仕事の稼働率がだいぶさがり、多少は遊ぶ時間に余裕が持てるようになったので、Vagoと決着をつけるべく(笑)h2hリーグをやることになりました。
ルールはいたって簡単。同種族対戦を含めてた全組み合わせ9Gameを1期として、どちらがより多く勝ち星を重ねられるか競うだけ。リーグはリーグでも、実際には延々とh2hをするだけという、非常に男らしい競技です。

本日から第一期が開幕というわけで、今後の展望をなのですが・・・

Terran

 vsT:最近メインとなりつつあるTのミラー対決はなんとしても取りたいところ。しかしながら一月ほど前に行った対戦では敗北しているので互角というのが実情か。長期戦確定なので集中を切らさないことが大切。

 vsZ:T有利という定説を覆してVagoZにボロボロにされているワタクシ。いつもどおりの展開では7割方負けなので、なんとか一矢報いたいものだが、正直厳しい。

 vsP:いつもいい勝負にはなるものの、最後に押し負けるパターンが多く、勝率は芳しくない。Vagoの3rdをいかに潰すかが肝。vsZよりは光がみえている。


Protoss

 vsT:油断は禁物なれど、ネガティブな印象がほとんど無いので確実に取りたいゲーム。相手の奇襲をしっかり潰せばおのずと勝利が見えてくるはず。

 vsZ:こちらもポカをしない限りは互角以上で戦えるはず。3rdを取らせない、常にUP差をつける、Mutaを焼き殺す。の3カ条が守れるかどうかがカギ。

 vsP:実は一度も対戦した記憶が無い。未知数なれど、Vagoが攻めて私が守る展開になるのはほぼ間違い無いので、どのタイミングで主導権を奪い返すかがポイント。ある意味天王山的ゲーム。

Zarg

 vsT:TZの組み合わせはVagoに一日の長があるので、一発奇襲でもカマさない限りは光すら見えない。せめて一太刀浴びせねば・・・

 vsZ:これまた未知数。1回くらい戦った覚えはあるものの、勝敗を覚えてないあたりクソゲーだった予感。瞬殺アリの展開が予想され、練度の問題から情勢はややVagoに分がありそう。

 vsP:天王山パート2。序盤に主導権を握れるかどうかがポイントか。互いに錬度がイマイチなので、オーダーがモノを言う展開が予想される。


長々と予想を書いたものの、星勘定をすると天王山に両方勝って、やっと5win4lossが見えるくる程度。普段の戦いでも勝率は6:4くらいでvago有利の推移なので、ピンポイントで勝ち越そうというのは虫が良すぎるか。しかしながら、BNLadderで鍛えた一発勝負の経験値ならば私に多少の分があるはず。

それにしても・・・なんだかすっごく盛り上がってきましたよ!

やっとこさ手に入ったので、睡眠時間を削ってその日のうちに消化しました。むしろ残しておくと、取るもの手につかずになってしまいます。提督には万感の謝意を!

以下ネタバレ含みDeath!

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