音楽の最近のブログ記事

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グラミー賞ホルダーでJAZZピアニストの上原ひろみさんのコンサートを清水マリナートで聴いてきました。マリナートは夏に行ったN響のコンサートがめっちゃ良くて、この会場ならちょくちょく来たいなぁなどとおもっていたところ、上原ひろみさん(静岡県浜松市出身らしい)のコンサートチケットが発売間近だったので、思わず購入してようやく開催日となりました。
マリナートは相変わらず素晴らしいコンサートホールで、音響もばっちり。座席は真横にコントロールブースが配置されている席なので、若干違和感が無い訳でもないのですが、ある意味ベストな視界と音響の席と言えなくもない、そんな席でした。

さて、コンサートなのですが・・・ とりあえず、あんまりJAZZっぽくなかったです!冒頭からサイモン・フィリップスさんがJAZZとは思えないほど強烈な音をドコドコッっと鳴らし始め、およっ?と思っていたら、上原さんのピアノがガツンと飛んでくる。そしてベースが淡々と切々と強烈なPfとDrをなだめるように仕事をして(Baのソロパートはとにかく少なかった)、個人的には強烈なRockテイストなJAZZ?(この音楽にちゃんとした音楽用語があるのかもしれませんが、私は存じません)なのかなぁとも思ったのですが、とにかくCDで聴くよりもずっと躰に響く素晴らしい音楽でした。
MCはほぼなし。ずっとひたすら激しく演奏しているので(Pfソロは1曲のみ)、きっとトリオのみなさんへとへとなんだろうなぁなどと思いつつ、15分の休憩を挟んで90分ほどで終了。あっというまの90分でしたが、ボリューム的には概ね満足です。
今回はJAZZコンサートではなく、上原ひろみさんを聴きに行ったというのが最終的な感想で、やっぱりCDと生音では曲の印象が大きく異なるので、ちょっとチケットは高めですが個人的には行く価値アリだと思います。

beni "Covers"

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Beniは有線で流れているのを聴くくらいでとくべつファンというわけではないのですが、カヴァーアルバムの選曲が悪くなかったので、(そして何より多にめぼしいアルバムがなかったので)借りて聴いてみました。
感想としては「まぁまぁよかった」 以上!で終わってしまう極めて月並みだけど悪くはない出来です。歌詞がぜんぶ英語かつ、強めのアレンジが入った曲が多いのは好みが分かれるところですが、実力のある歌い手だということは判りました。こんどは気が向いたらBeniのアルバムも借りてみようかなと思える程度の魅力が作品です。

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いまのところどのアルバムを聴いても外れの無い石川智晶さんのアルバム、いつのまにか新作が出ていたので聴いてみました。(といっても2ヶ月くらい前からローテーション入りしてるんですけどね・・・)

相変わらず独特の世界観とあまり類を見ない歌声で難解な歌詞の作品ばかりですが、個人的には今作も2ベースヒットくらいの秀作かなーという評価です。いつも聴きたいわけじゃないけど、稀になんだか聴きたくなって、そうこうしている内に新しいアルバムが出る素晴らしいアーティストだと思います。

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私は鬼束ちひろさんのファンだったのですが、それももう終わりだなと感じたアルバムでした。
最近は楽曲以外の部分で話題を振りまいているちひろさん。それでもアルバムの出来さえ良ければ全く問題無いのですが、このカバーアルバムは失望の一枚と言わざるを得ません。
ネガティブなレビューは好みませんので普段はただスルーするだけで終わらせるところを、もうこれダメ!と主張したくなるほどガッカリであったと言えば、その失望の度合いは多少でも理解していただけることでしょう。
かつての鬼束ちひろさんは本当に素晴らしいシンガーであり、その頃のアルバムはいまだヘヴィーローテーションしているくらい好きでした。月光、目眩、声、流星群、シャイン、茨の海、Sign、everyhome、陽炎、蛍、などいまだ色褪せない魅力に満ちた作品群がある限り今後も聴き続けることでしょうが、そうであっても未来に希望が持てないという事実はまさに無念としか言い用がなく、つまり「どうしてこうなった!どうしてこうなった!」という気分なのです。

Hilcrhyme "RISING"

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最近ツタヤで借りた中ではなかなかお気に入りのアルバムです。
この作品はヒルクライムの3rdアルバムなのですが、前作の2ndアルバムの出来が1stアルバムと比べてクオリティが低かったため、典型的なアルバム一発屋>2ndアルバムは頑張ったけどいまいち>3rdはもう目も当てられない、というパターンになってしまうかと予想していたら、予想外の出来の良さに驚いた次第です。
個人的にはラップであっても歌詞は割とどうでも良くて、音楽性とリリックの美しさこそが重要であるとの志向があるため一般的な評価とは趣が異なるかもしれません。が、少なくとも私はヒルクライムの評価をポジティブなものに一転させるだけの威力のある作品だと評価します。

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