2008年8月アーカイブ

ここ2日で100回以上繰り返し観てしまいました。

滑り込んだ後のしっぽとあんよの余韻といったら、言葉では言い表すことができません。
まさに至高の動画と言えるでしょう。

本日静岡地方は空の蛇口が壊れたような豪雨が未明より降り続き、外に出かけることができないのでオリンピックの総集編ばかり観ています。

その中で感じたこと。総集編は日本の活躍ばかり映されるのは仕方が無いとして、女子ソフトボールの活躍はそれこそほぼ毎日なにかしらの形で観ているのではないでしょうか。そのおかげで、ソフトボールのアメリカ代表4版バッター、ブスタスさんのホームランもかなりの回数観ているのですが・・・ものすごい強打者だと感じ資料を調べてみると

・ブスタスさんの北京オリンピック成績
22打数11安打 6HR 10打点 6四死球
出塁率 0.608 長打率1.318 OPS 1.926

ぶっちぎりの三冠王です。ソフトボールは野球より点数が入りにくいことを考えると、本当に異様な数値と言えるでしょう。
通常、長打率は1.0を越えることはありませんし(バリー・ボンズの全盛期で0.86くらい)1を越えると屈指のスラッガーと言われるOPSに至っては1どころかもうちょっとで2に届かんとするほど。決勝で上野投手の外角のボール球を手首の返しだけでスタンドに放り込んだあのシーンを観れば、誰もがまともに勝負してはいけないバッターだと思ったに違いありませんが、この成績をみればそもそも勝負すること自体がナンセンスです。脚は間違いなく遅いので、ノーアウトで歩かせてもOKなはずです。(長打率が1.0を越えているのだから、敬遠四球は明らかに正しい選択です)ブスタスさんのアメリカ国内のリーグ戦の成績はどれくらいなのか、ちょっと興味が沸いてきました。

そして、野球日本代表。私は野球のオリンピック正式種目除外に賛成派なので、オリンピックはアマチュアに任せるべきだと思っているのですが、プロを出した以上は当然それなりの活躍を期待していた訳で、有り体に言えば大変失望しました。予選リーグはあんなものかな?と思いますが、決勝トーナメントの2試合に関しては選手のミス以上に監督の采配ミスが目立ち、メディアが再三指摘しているように、星野監督は短期決戦向きではないということがよーくわかりました。晒し者にされた岩瀬や敗戦処理をさせられたダルビッシュが気の毒でなりません。

男子4x100リレーの銅メダルは、今回のオリンピックで最大のサプライズでした。強豪国が相次いでバトントラブルを起こす幸運があったとはいえ、好機を見事に結果につなげた点は賞賛に値する偉業と言えるでしょう。極東アジア民族はトラック競技だとあまり活躍できない(やっぱり、他の民族とくらべて脚がみじかいよね・・・)点も考慮すると、唯一、連携が勝利のカギとなる短距離リレーに活路を見いだして結果に繋げたという物語は、選手もカタルシスを感じていたことでしょう。
逆にハンマー投げの室伏さんは、あまり調子がよくなかったのか、残念な結果におわってしまいました。イチローと室伏さんは日本人の中でも別格で、当然のように度肝を抜いてくれると思っていただけにちょっと拍子抜けでした。年齢を考えれば入賞しただけでもたいしたものなのですけれども。

とても気の毒だったのはオグシオさん。試合中に中国選手がスマッシュ打つたびに観客に「シャーッ!(漢字をあてると殺だそうです)」と威嚇され怯えて見えました。アウェーだからそんなものといえばそれまでですが、中国の度を過ぎたエスノセントリズム(要するに中華思想?)に辟易することは日頃から事欠かないとはいえ、北京オリンピックではげっぷが出そうなほどそういうシーンがありました。メディア規制など見苦しい対応や空席が目立つスタジアムなど、最終的な評価は大会終了後になるとは思いますが北京オリンピックの評価はだいぶ低いものになるのではないかと思います。

そしてジャマイカのボルトさん。当たり前ですがめちゃくちゃ脚が早いです!。あんなに早い人は初めて観ました(世界新記録なのだから当然ですが)。世界の脚の早い上位8人で決勝やって、それであれだけぶっちぎるのだから、大したものです。でも、200mで勝ったあとのあの踊りはちょっとみっともなかったです。
あとは棒高跳びのイシンバエワさん。記録も凄いが、腹筋はもっと凄い!あの腹筋ならスパルタ人(所詮CG)にも勝てます!
水の怪物フェルプスさんはインタビューで勝利の秘訣を問われ「泳いで、食って、寝ただけ」と答えたそうですが、なんとこの御仁は一日12000カロリーの食事、一日8時間泳いで、8時間寝てを繰り返したそうで、怪物にもほどがあります。食べても太らない体は、それ以上に動くからだということがよくわかります。
日本選手の中で凄かったのは、レスリングの吉田さん。予備動作無しの高速タックルのキレ味の鋭さときたら凄まじいものがあり、他の選手より力が頭3つくらい抜けてた印象があります。

時間があれば、もっとダラダラ普段は観戦できない競技を観たかったのですが、結局は再放送でメジャー競技を観るばかりでした。それでも楽しいのがオリンピックです。次は紳士の国GBはロンドンです。毎年ウィンブルドンテニスを観ている時間の放送となるとよほど寝不足になりそうではありますが、逆に日中ではないのでLiveでたくさん観られることでしょう。

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今週は山梨県は白州、八ヶ岳の麓で仕事をしていたのですが、たまたま取引先の近くに「七賢」という酒蔵があり、仕事のついでに「五つ星」と「絹の味」を購入しました。
720mlで1500円弱と意外なほどリーズナブルなのですが、これがもうサイコーに美味しいのです!

九州にいる間は、酒盛りとなれば出てくるのは各種焼酎ばかり。それはそれでOKなのですが、やっぱりたまには日本酒が飲みたかったわけで、ほぼ4年ぶりの日本酒の味は格別でした。

「五つ星」は辛口の冷酒で、後味が爽快なすっきりとした飲み口でした。日本酒の評価サイトでは辛口ステータスMaxでしたが、飲み口がすっきりしているせいか、さほど辛口という感じでもなく、非常に呑みやすいお酒です。

「絹の味」はまろやかな飲み口で、異常なまでに呑みやすいお酒でした。コクがあるのに後味が爽やかで、いくら呑んでも飽きないなめらかな口当たり、まさに絹の味という銘は伊達ではありません。おかげでちびちび呑む予定が、一日で瓶一本干してしまいました(飲み過ぎ)。

さすが八ヶ岳から流れ込む天然水。美味しい水のある土地に銘酒あり。今度は蔵出しの時期を狙い適当な理由をつけて客先に訪問し、是非とも生酒をGetしたいものです。車移動のせいで樽から出したばかりのお酒が飲めないのが辛いところですが、味、値段ともに大満足の銘柄に出会えた幸運を噛みしめつつ、現在デロンデロンに酔っぱらっている私であります。

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図書館の予約システムに予約を入れて1ヶ月あまり、ようやく取り寄せ完了メールが来たので読んでみました。

読み始めから他の伊坂さんの作品のように、ちょっとユルい日常の描写から、ちょっとだけ普通の人間からズレた異能、異質が現れて・・・と、言葉にしてしまえばマンネリっぽいのですが、どの作品も背景がまるで異なるせいか、あまりそのような印象は受けませんでした。
この作品は2年前と現在の物語が交互に描かれて、少しずつ謎がとけてゆくという構成なのですが、最初はそもそも何が謎なの?というような、およそミステリーとは思えない描写ばかりでした。その中で徐々に物語りのボルテージが上がっていくような、ちょっとした描写が実は大きな複線であったりと、少しずつ過去と現在が重なって全体の形が浮かび上がってきますが・・・ 実はそれがフェイクだったりと、中盤以降はなんとかミステリーと言えるような展開になってきます。
ネタバレしてしまうとつまらないので詳細は省きますが、読み終わった感想としてはおもしろかったけれども、スマッシュヒットではないなぁということで、読み始めたら最後まで読みたいと思える反面、読まないと眠れないというほどの強烈な魅力があるわけでもなし、物語にしても然り、面白いのだけれども一気に盛り上がるわけでもなく、過去と現在が細切れになっているのですぐにキリの良いところまで到達することから、特に序盤は少し読んでは中断し、またちょっと読んでは中断し、なかなか読み進みませsんでした。この傾向は、伊坂さんの他の作品にも共通することです。安心して読めるけれどもスマッシュヒットは望めない、シングルヒットと出塁率が持ち味のアベレージヒッターのような作家さんだなぁと思いました。
3冊ほど伊坂さんの作品を読んだので、しばらくはいいかなぁというのが今の気持ちですが、重力ピエロとギャングシリーズは機会があったら読んでみるつもりです。

典型的な厄日

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静岡に来てからというもの、平日は家には寝に帰ってくるだけのような生活が続いているので、その反動からか休みの日には以前よりもずっと活発に行動するようになりました。
今日は天気も良く程よい風もあり、気持ちの良い一日になると思いつつ食べ物を求めて近所のパン屋まで出かけようと原付のセルをかけたところ、明らかなバッテリー劣化の症状でセルが回りませんでした。最近ガソリンの陰に隠れてあまり取り沙汰されないものの、バッテリーも価格が2割近く高騰しているタイミングで壊れるとは。Vinoのバッテリーは昔なら4000円そこそこで買えたはずですが、今はどうなっていることやら。

仕方がないのでキックでエンジンをかけて、のんびり路地を走っていたところ、突然横から飛び出してきた車が私の原付に突っ込んできて、危ういところで衝突は回避したものの盛大に横転。受け身オリンピックなら9.2ぐらいの点数が付きそうな受け身で体はふくらはぎにごく小さな擦り傷のみとほぼ無事であったものの、原付は右ミラー全損、ウィンカーの動作不良、ハンドルとブレーキレバーがおおきく曲ってしまいました。ウィンカーならリレーが死んだだけみたいなので自力で直せないこともないのですが、ハンドルとブレーキは自分でやるのはさすがに面倒なので、バッテリーとミラーも併せてバイク屋行きが決定しました。
そして何より許せないのは・・・ 車、逃げやがりました。ナンバーも確認できず、痛恨です。
自分で修理代を見積もった結果、先ほどのバッテリー価格を除外しておよそ2万前後になるのではないかと。フロントフォークが逝ってたら+15kくらいになってしまいそうな感じですが、体が無事なのだけは不幸中の幸いでした。

しかし、目的のパン屋はお盆休みでした。

気を取り直しスカっとしない気分を打ち払うため、ゴルフの打ちっ放しに行ったのですが、そこでもトラブル発生。(最近はバッティングセンターが近所に無いので、ストレス解消はもっぱらゴルフの打ちっ放しです。こっちの方が楽しいので良いといえば良いのですが、コストが3倍以上なのがすげぇ痛いです)愛用のドライバーNike SQ Sumo2(通称すもも)で心置きなくゴルフボールをかっとばしていたところ、左足の埋め込み式スパイクの1個が外れてバランスを崩し、クラブのシャフトの付け根のあたりにボールが当ってしまい、ヘッドのおなかにぽっこりと凹みができてしまいましたT=T 原付の修理なら我慢できますが、ゴルフクラブがこんな状態になったら保証が利くとはおもえず、最悪買い直しになると思うと本当に泣きそうです。よほど当たり所と運がわるくないと、クラブが凹むなんてことはないらしいのですが(簡単にへこんでいたらクラブとして使い物にならないでしょうし)今回は本当に最悪な部分にあたったようです。保証書もあるので念のためメーカーサポートに問い合わせてみますが、おそらく良くて有償修理になるだろうなぁと覚悟をきめています。ちょこっと凹んだだけなので最悪打てないこともないのですが、あまりゴルフが上手でもない私が打ってもそこそこまっすぐ飛んでくれる、別のクラブから買い換えて初めてつかったときは「・・・チート?」と本気でおもったくらい扱いやすかったクラブが、まるでボールが高く上がらない駄目駄目になってしまったようなので(ロフト角が変わってしまったのかも・・・)、やっぱり諦められません。

涙目で帰路につきつつ、なんとか復活を果たすために普段は高カロリーなので封印しているマクドナルドの最強メニューである「マックフルーリーブルーベリー&オレオ」(ハーゲンダッツと双璧を成すアイス!)を購入したところまたもトラブルが発生。

原付のエンジンかかんねぇT=T

セルも駄目、キックも駄目・・・ 燃料? どうやら午前中に転倒した際、フュエルメーターも逝ったのか?などといろいろ考えた挙げ句、近くのGSまで原付を引き回している途中にはたと別の原因に気づき、もう一度キーを指し直してちょっとこじってやると問題なくキックでエンジンがかかりました。ガス欠の場合はガスが残りわずかになるとエンジンのパワー抜けが必ず発生するはずなので、冷静に考えればすぐに他の原因だと気がつくはずなのですが、猛暑と不運でピヨった頭では瞬時にそこまで辿り着くことはできず、その後帰宅時にはマックフルーリーは見事なまでにただの甘ったるいだけの液体に変貌を遂げておりました。

八つ当たりのために久々にスタートしたCiv4では我らが女王陛下がモンテ、シャカ、ラグナルに囲まれたあたりで今日は何をやっても駄目だということをようやく認めて今に至りました。今日はこのままオリンピック中継でも観ながら一杯呑んで寝てしまうが吉です。

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お盆週間ではありますが、当然の如くカレンダー通りのスケジュールとなってしまい解っていたもののちょっとしょんぼりなので、気合いを入れる為に暑苦しい映画を観よう!ということで、成分の70%くらいはガチムチでできているスリーハンドレッド(300)を鑑賞しました。

この作品は、スパルタの英雄レオニダスがわずか300名余りの猛者を率いてギリシャの侵攻軍を散々苦しめたあげく、最後は玉砕するお話です。ですが、そんなことは割とどうでもいい話です。
問題にすべきは、スパルタの重装歩兵が重装という言葉とは裏腹に、兜、盾、槍、剣の他には紅いマントと革のパンツ1枚しか装備していないことです。これ見よがしにマッシヴな歩兵の腹筋大爆発している様は突っ込み所とかそういうレベルを軽く超越し、説得力すらもっています。とにかく、あの300名の腹筋の嵐をみせられたら、ギリシャ兵もビビッて攻められなかったことでしょう。

ストーリー的にも、時代的にも(600年くらい開きがありますが)、なんとなグラディエーターに似ている印象を受けましたが、有り体に言ってしまえばどっちもどっちな気がします。どちらかといえば300の方がおバカテイストが強いのですが、変に格好をつけないところはむしろ好感がもてます。もう、なにせ腹筋が(ry

あまりオススメ作品ではありませんが、ドラクエに出てくるエリミネーターを地でいく方々がギリシャ兵をちぎっては投げちぎっては投げするシーンは確かに爽快であり、流血あり虐殺ありな割にはあまりグロテスクな感じがしないのは好感がもてます。中だるみがあったり、みえみえの複線があったり、そもそも玉砕という行為自体にまるで共感がなかったりといろいろなネガティブな要素があったにもかかわらず、それなりに楽しくみられたので、グラディエーターがそこそこ楽しめた方ならこれもアリだとおもいます。しかし、なにせ腹筋が(ry

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ジェイソン・ボーンシリーズの最新作、アルティメイタム(最後通牒という意味らしい)を観ました。
このシリーズ、一作目はイマイチ、二作目はかなり良い、という並びになっているので、三作目は二作目以上の作品になるか、イマイチに逆戻りするか、観る前はとても関心があったのですが・・・

最近観たアクション作品の中では最高のひとつに数えられる傑作でした。

それなりに長い映画なのですが、中だるみが一切無いどころか最初から最後まで凄まじいスピードで物語りが進み、行く先々でジェイソン・ボーンが大暴れするのを観ているだけで胸の空く作品です。あまりこまかい内容など気にせず、ジェイソンの狡猾な頭脳と洗練された動作、そして暴力を堪能するのが正しい鑑賞方法のように思えます。
特に秀逸なのは開幕直後にロンドンのコンコースでエーシェントのチームと新聞記者の争奪戦をするところで、先ほど述べた頭脳、動作、暴力の要素がたっぷりと詰まっています。
ボーン演じるマット・デイモンは3部作で終わりというように語っているそうですが、原作はあと2作品あるそうなので、このクオリティが続くのであれば是非とも続編がみてみたい作品です。

二作目の終わりのシーンが最初に来ているという構成と、細かい説明が一切無いということから、堪能するなら1,2作目を観た後に観るべきでしょう。少なくとも、3作目を堪能するために前の2作を観る価値のあるオススメ映画であると私は評価します。

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