本: 2007年10月アーカイブ

西尾維新の戯言シリーズの本編をやっと読み終えました。全9冊で、なんだかんだと読み終えるまでに5年くらいかかったのですが、ダラダラ読むにふさわしい本なのでちょうど良い読み方だったかなぁと思います。
最後まで読んでも謎は謎のまま投げっぱなしで、とりあえずそこそこハッピーエンドにまとめてみたという終わり方でしたが、読み進めて行く過程でそれ以外の終わり方があまり想像できなかったので、無難というか作品自体は人死に裏切りだらけだったものの、最後は無難に落ち着くところに落ち着いた感があります。
このシリーズは設定やらトリックやら人間関係などを重箱の隅をつつくような読み方をするよりは、匙を持って大皿料理を大皿のままもっさもっさ食べるように読むのが適切で、「よくわかんないけどなんかスゲェ!」で納得するのが楽しむコツでしょう。また、作品のストーリーもそうなのですが、キャラクタのアクの強さは尋常ではなく、サイドストーリーも現在進行形で派生しているようなので、本編を読み終えてもまだまだ楽しめるシリーズのようです。(私はいまのところ外伝に手を出すつもりはありませんが)

お気に入りのキャラクタは、「哀川潤」「葵井巫女子」「いーたん」
お気に入りの巻は「クビシメロマンチスト」

しかし、熊本市立図書館に最終巻だけ置いてあったのかが不思議。

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