ツタヤ召還リストの中の後ろの方に登録しておいたにもかかわらず、いきなり届いた「ロック・ユー」を観ました。
この映画、中世の騎士物語+スポコンというテイストで、開始数分で後の展開がほぼ完全にまるわかりという超王道路線のストーリーです。
偶然の機会をものにしてストーリーが動き出し、特訓をして結果を残し、クセのある仲間や一目惚れのあの子があらわれ、ライバル出現で一度はボコられ、さらに特訓し最後の土壇場で大逆転勝利。王道というか、ここまでステレオタイプで本当にいいの?という感じすらしました。
オープニングに流れるQueenの名曲「We Will Rock U」がなかなかカッコよかったのですが、正直なところお姫様の出現あたりからどーも盛り上がりに欠けるというか、王道路線でつまらなくはないのですが、響くものも無かったなぁというのが観終わった第一印象。
胡散臭い紋章官+前説の男はなかなかオイシイポジションで、ちょっとアクセントがあったとはおもうのですが、争う競技である「騎乗競技?」が盛り上がりに欠けるのと、主人公が途中からインフレモードになるのですが、その理由がいまいちよくわからない点もやや残念です。
野球に喩えると、「直球勝負をしたものの、シュート回転して甘く入ってしまった」感のある映画で、できればもうひと工夫欲しかったという物足りなさの残る作品でした。