DVD: 2009年12月アーカイブ

ドゥームズデイ

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楽しみにしていたB級映画、ドゥームズデイがやっとレンタル可能になったので早速観てみました。前田有一さんの超映画批評を引用させてもらうと
>『ドゥームズデイ』は、モヒカン刈りに肩パットをつけてヒャッハー! の世界をあますところなく映像化した痛快アクション劇である。
>ぷんぷんとB級カルトのにおいがするが、製作費は堂々の30億円クラス。ニール・マーシャルという監督は「ディセント」(05年)だの「ドッグ・ソルジャー」(02年)といった、微妙なB級C級娯楽映画が得意な人で、本来1000万円も与えればそれで十分な映画を作る人物。
>そんな男に30億円も与えてしまったからさあ大変。バイクの前に妙にリアルなドクロをつけるわ、ハイテク軍隊の最新装甲車をヒャッハー!な男たちがひっくりかえすわ、バカバカしい事ばかりにエネルギーとお金をつぎ込んだ、強烈な一本が誕生した。

もう、観るしかないじゃないですか!!!(で、観たわけですが)
まずは感想なのですが・・・中だるみなくずううううっとバイオレンスでヒャッハーな作風で、最後まで頭をからっぽにしておバカになって観られます。かなりグロいシーンが多々あり、生首アリ、四肢喪失当たり前、食事前に観ちゃダメよ!な部分は好みの問題とは思いますが、コレがダメだと観るのは辛いというほどではありません。そこまで露骨(ホラー映画とは違い、ソコが前面に打ち出されているわけではないです)な表現ではないので、気持ち悪い部分はさらっとスルーしてしまえばすぐに次のシーンに移ってしまう展開の早さも魅力のひとつと言えるでしょう。そしてまぁ、なによりの見所はリアル北斗の拳+FallOut3(銃火器でモヒカン狩りをするあたりなんてもぉ)な容赦のないバイオレンスっぷり。主人公のローナ・ミトラさん演じる兵隊が特殊部隊の精鋭の割に格闘戦でモヒカンに手こずる様はちょっと残念(もう、フルボッコの兵隊無双にしてほしかった)でしたが、格闘戦自体の出来はそれなりに良いのでマイナスにはなりません。Left4Deadやらデッドラのゾンビが押し寄せてくる表現(それに火器や鈍器で抵抗するのですよ!)に興奮を覚える人ならば、ゾンビとモヒカンレイダーの違いこそありますが、確実に楽しめると断言できます!!
 この作品、目新しい要素はまるでなにもありませんが、B級映画好きにはたまらない表現がぎゅうぎゅう詰めにされており、小難しい映画じゃなくて映画を観てスカッとしたい時に観る作品です。あまり期待しすぎると裏切られるかもしれませんが、所詮B級、でもそこそこ面白い!くらいの評価で観ると、けっこー楽しめるのではないでしょうか。

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