DVD: 2007年6月アーカイブ

Air Force One

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またもや真面目に作ったお馬鹿映画、ハリソン・フォード主演のAirForceOneです。
大統領専用機AirForceOneがハイジャックされて、それをハリソン・フォードが取り返すという単純極まる内容です。
これを観ようと思ったきっかけはhttp://www.fromsoftware.jp/main/soft/mwc/これのMADムービーを観て、そういえば映画でも戦う大統領がいたなぁ・・・というのを思い出したことなのですが、マイケル・ウィルソンに比べればハリソン・フォードはいまいちといわざるをえません(笑)
いっそ、ジャン・クロード・ヴァンダムやスティーブン・セガールを大統領役にして、ひとりでハイジャック犯をなぎ倒してゆく映画にしてしまうのも面白そうだと思えます。
いろいろとお金のかかってそうな映画ですが、CGの出来はB級映画のディープブルーの方がまだだいぶマシというレベルで、とくに飛行機のCGは専門学校生にでもつくらせたのかと思えるくらいお粗末な出来でした。
それでもまぁ、娯楽映画と思えばそこそこ面白いのかなぁと。真面目に作ったB級映画というにふさわしい作品です。無論、あまりオススメもできませんが。

ディープブルー

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まだもや熊本の週末は豪雨に見舞われ、あいもかわらずDVD鑑賞です。
今回のチョイスは、海洋実験施設で被験体のサメが嵐の日に暴れまわるパニック映画、ディープブルーです。もう、内容もへったくれもないわけですが、痛快なほどにサメがパクパク食べて(無論人間をですが・・・)くれて、怖いというよりもある意味お馬鹿映画に近いテイストになっているのがポイントでしょう。

そんなに面白い映画では無いとおもうのですが、2時間のあいだほとんど飽きもせず、サメがパクパクやってくれるので、全然退屈しませんでした。この映画、間違いなく主人公はサメです。突っ込みどころ満載で、CGもお粗末な部分が少なく無いのですが、それもB級と割り切ってしまえば、後は胸のすくようなサメの活躍が観られること請け合いです。

Any Given Sunday

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せっかく熊本市内にでかけたものの、途中から豪雨に襲われてあえなく撤退することとなり、またもやDVD鑑賞です。
このあいだ観た「プラトーン」はさほど面白いとは感じなかったものの、巨匠オリバー・ストーン監督をそれだけで合わないと決め付けるのは気が引けたので、作風の随分違う熱血アメフトスポコン映画であるAny Given Sundayをチョイスしました。

物語はもう、アメリカ的スポコンの王道で、アメフトのヘッドコーチ一筋で嫁に逃げられたアル・パチーノが、チームの苦境を気合で乗り越えるという直球ストレートです。悪役のオーナーがキャメロン・ディアスだったのですが、この配役はべつに他の人でもよかったかなぁと思いました。また、ストーリーの主筋には控えから抜擢されたQBのジェイミー・フォックスがいて、こいつがチキンなクセにすぐに天狗になり、ひたすら言うことを聞かない。スタメンQBは怪我&衰えで自信を失っている。ラインバッカーは度重なる脳震盪でちょっと危険な状態になっている。など、グダグダ盛りだくさんのチームを理論や戦術ではなく、気合と根性で立て直すというのが現実では有り得ない。それこそがスポコンの王道と言えるでしょう。
で、キメ台詞が「無駄に生きるな!熱く死ね!」となるわけです。コレをアル・パチーノが渋くシャウトすると、そりゃカッコイイんですよ・・・

この作品は、有り体に言ってしまえばステレオタイプなスポコンで内容もほとんど無いに等しい映画です。しかしながら、その事実こそど真ん中直球勝負の王道路線スポコンと言うにふさわしいと私は考えます。意外性も無い、内容もほとんど無い、ではなにがあるのか。そう、熱く滾る血潮があるのです(笑)そういうノリが好きな方にはとても面白い映画だとおもいます。

眼下の敵

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久々に平穏な週末を送ることができたというわけで、暫くご無沙汰だったDVDを鑑賞しました。Bakiさんオススメの「眼下の敵」があっさりと見つかったのは何かしらの幸運あってのことでしょう。

この作品、あえて時代背景や兵器などのディティールにはこだわらず、只々、海の男の艦隊勤務を描いた作品で、アメリカ映画でありながら連合艦隊の駆逐艦と独逸第三帝国軍のUボートのタイマンセメント勝負を対等に描いているのが特徴です。どちらの艦長も戦争で家族を失っており、戦争の意義に対して懐疑的な表現をされていて、望まない戦争に対する末端の兵士の悲哀が出ていました。

この作品を見るにあたってのもう一つの幸運は、直前に読んだ佐藤大輔のレッドサン・ブラッククロスの「死戦の太平洋」が、ほぼ同じバックグラウンドだったことでしょう。潜水艦、駆逐艦、兵器に対する理解、電探、ソナー、潜水艦の潜行航行、爆雷のメカニズムへの予備知識のおかげで、緊迫した場面がひしひしと伝わってくるとともに、レッドサンブラッククロスではこういう戦いをしていたのだなぁという映像的なフィードバックもあり、なんだかとても得した気分です。
その点からすると駆逐艦1隻でUボートに戦いを挑むのはかなりの無謀と思えるのですが、接敵した時点でちょっとした機転によってUボートの作戦目的を読んだ駆逐艦艦長のGJが最初にあったのが、理に適った好演出だったのではないでしょうか。

この作品、レッドサン・ブラッククロスで「死戦の太平洋」が楽しく読めた方には強くオススメします。

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