DVD: 2008年9月アーカイブ

080921_1.jpg
比較的新しい映画で高評価の作品を探していたら、多くの人が安心して星4つ以上をつけているこの作品を見つけました。FBI vs テロ屋@サウジアラビアというあまり例の無いシチュエーション(実際にあったリヤド住民区爆破事件を基にしているらしい)に興味が沸いたので早速観てみました。
主演がジェイミー・フォックスでFBI・・・ マイアミバイス?と思ったら、プロデューサーが同じでした。というか、作品そのものの構成がマイアミ・バイスにかなり似ているので、こういう作風のプロデューサーなのかもしれません。しかし、作品の出来はこちらの方がずっと上で、序盤のもっさり感はあるものの、中盤以降のスピードある展開は確実に血圧が上昇します。
ネタがばれてしまうとおもしろさ半減なのでストーリーについては語れませんが、単純な中にもしっかりとオチがつく練られた作品だと感じました。

終盤はまるでカウンターストライクのようなテロvs対テロ部隊(この映画ではFBIですが)な展開になるので、そういうのがOKな人にはかなりオススメです。ストーリーに過度な期待は禁物ですが、それを補って余りあるアクションパートの力強さがこの作品にはあります。

080915_02.jpg
アメリカの死刑反対運動を題材としたサスペンス映画であるThe Life of David Galeを観てみました。重めのテーマと、映画批評サイトでの比較的高い評価が決め手となった訳ですが、ただのサスペンスとしてもかなり秀逸な出来だと思います。
死刑囚で冤罪を主張するデビット・ゲイルさんとジャーナリストのお姉さんとの対話が中心の現代シーンと、ゲイルさんが語る過去のシーンが交互にやってきて、最終的な真相が徐々に明らかになってくるような構成なのですが、これ以上突っ込むとネタバレしそうなので、後は観てのお楽しみにさせてもらいます。
日本ではあまりヒットしなかったようで、かなりマイナーな作品らしいのですが、大人向けでグロ無しサスペンスの中では無難に紹介できるだけの内容があります。

作品の紹介文では死刑反対運動がテーマなどというとなんだか近寄りがたいものがありますが、たまたま舞台がそうであっただけで、ごく秀逸なサスペンス映画だと思いました。一見の価値アリです。

このアーカイブについて

このページには、2008年9月以降に書かれたブログ記事のうちDVDカテゴリに属しているものが含まれています。

前のアーカイブはDVD: 2008年8月です。

次のアーカイブはDVD: 2008年10月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ