DVD: 2008年8月アーカイブ

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お盆週間ではありますが、当然の如くカレンダー通りのスケジュールとなってしまい解っていたもののちょっとしょんぼりなので、気合いを入れる為に暑苦しい映画を観よう!ということで、成分の70%くらいはガチムチでできているスリーハンドレッド(300)を鑑賞しました。

この作品は、スパルタの英雄レオニダスがわずか300名余りの猛者を率いてギリシャの侵攻軍を散々苦しめたあげく、最後は玉砕するお話です。ですが、そんなことは割とどうでもいい話です。
問題にすべきは、スパルタの重装歩兵が重装という言葉とは裏腹に、兜、盾、槍、剣の他には紅いマントと革のパンツ1枚しか装備していないことです。これ見よがしにマッシヴな歩兵の腹筋大爆発している様は突っ込み所とかそういうレベルを軽く超越し、説得力すらもっています。とにかく、あの300名の腹筋の嵐をみせられたら、ギリシャ兵もビビッて攻められなかったことでしょう。

ストーリー的にも、時代的にも(600年くらい開きがありますが)、なんとなグラディエーターに似ている印象を受けましたが、有り体に言ってしまえばどっちもどっちな気がします。どちらかといえば300の方がおバカテイストが強いのですが、変に格好をつけないところはむしろ好感がもてます。もう、なにせ腹筋が(ry

あまりオススメ作品ではありませんが、ドラクエに出てくるエリミネーターを地でいく方々がギリシャ兵をちぎっては投げちぎっては投げするシーンは確かに爽快であり、流血あり虐殺ありな割にはあまりグロテスクな感じがしないのは好感がもてます。中だるみがあったり、みえみえの複線があったり、そもそも玉砕という行為自体にまるで共感がなかったりといろいろなネガティブな要素があったにもかかわらず、それなりに楽しくみられたので、グラディエーターがそこそこ楽しめた方ならこれもアリだとおもいます。しかし、なにせ腹筋が(ry

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ジェイソン・ボーンシリーズの最新作、アルティメイタム(最後通牒という意味らしい)を観ました。
このシリーズ、一作目はイマイチ、二作目はかなり良い、という並びになっているので、三作目は二作目以上の作品になるか、イマイチに逆戻りするか、観る前はとても関心があったのですが・・・

最近観たアクション作品の中では最高のひとつに数えられる傑作でした。

それなりに長い映画なのですが、中だるみが一切無いどころか最初から最後まで凄まじいスピードで物語りが進み、行く先々でジェイソン・ボーンが大暴れするのを観ているだけで胸の空く作品です。あまりこまかい内容など気にせず、ジェイソンの狡猾な頭脳と洗練された動作、そして暴力を堪能するのが正しい鑑賞方法のように思えます。
特に秀逸なのは開幕直後にロンドンのコンコースでエーシェントのチームと新聞記者の争奪戦をするところで、先ほど述べた頭脳、動作、暴力の要素がたっぷりと詰まっています。
ボーン演じるマット・デイモンは3部作で終わりというように語っているそうですが、原作はあと2作品あるそうなので、このクオリティが続くのであれば是非とも続編がみてみたい作品です。

二作目の終わりのシーンが最初に来ているという構成と、細かい説明が一切無いということから、堪能するなら1,2作目を観た後に観るべきでしょう。少なくとも、3作目を堪能するために前の2作を観る価値のあるオススメ映画であると私は評価します。

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