その他: 2010年11月アーカイブ

http://ameblo.jp/mama9000/entry-10693964343.html

TwitterのTMに流れていたのをたまたま見かけたこの投稿、WebMasterの妹が違和感を感じて検診に行ったのに、良性の腫瘍と判断されたしこりが何年か経って実は乳がんだったと判明して憤っているというものです。
もしも同じ事例が身内に発生したら憤懣やるかたないことになる、そういった事例なのですが、少なくとも医師を一方的に責め立てれば済むというものではないように感じました。

異常を訴えている患者をまともに診察しない医師が悪いといえばそれまでなのですが、セカンドオピニオンを行わなかったこと。医師の評判は調べても、診察や検査の下調べをしなかったこと、厳しいようですが患者側に医師に対する過度の依存心があったのではないでしょうか。
医師も人間ですので判断を間違えることはあるという前提のもと診察を受けること。そのリスクをヘッジするために複数の医者に診断を受ける、セカンドオピニオンというのは理に叶った行動で、誰に遠慮するものでもないでしょう。また、診察の下調べ、このケースでしたら患者は採血検査もマンモグラフィも受けてないのに良性の判断を信用することがそもそもおかしいように思えます。それこそWebでがん検診でググれば、検診の内容からメリット・デメリットまで詳しい説明が記載されているわけで、医者の評判を調べるよりも優先的にやるべきことがあったのでは?という疑問があります。
実際、今年は身内をはじめ近しい人に大きな病気が3件ほどあり、全員がセカンドオピニオンを選択しました。ちょっと厳しい感想になったのは医療に対する信頼がどうのというよりは自分の身は自分で守るという意識が広まっていると感じていた時に、この投稿を読んだというのも影響しているとは思います。が、医療に限らず、自分を救えるのは自分だけという考えを好む人間からすると、さぞ無念だと思う反面、責任の所在については一方的に医師に求めても仕方がない事例のように感じます。
身内が手術することになったと聞いたとき、また同僚が重い病気を患っていたと聞いたとき、治療方針についていろいろ調べた知識を披露してくれて、本人も納得の上で手術し今は無事に日常を取戻しているます。それは当人が努力した結果であり大変喜ばしいことですが、いざ自分がその立場になったとき、正しい行動、そして自分で納得できる治療方針にたどり着くことができるのでしょうか。正直なところ私はあまり自信はありませんが、この事例から学ぶべき事は少なくないように思えます。

不安だから検診を受けて大丈夫と言われたのに、症状が悪化してからじつはガンだったと宣告されたという事例、身近に起きたらやりきれないでしょう。私なら多分・・・おもいっきり荒れるとおもいます。目の前に医師がいたら、ワイドショー的展開になっても不思議ではありません。その点、この患者さんの忍耐づよさ、理不尽にあっても平静を保てる心の強さは見習わなくてはなりません。
今月末に定期健康診断にいまからビクビクしている今日この頃ではありますが、なんとか大きな病気を患わず、健康で齢を重ねられたらと思います。

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