昨年末に読んだげんしけんの最新刊。私は圧倒的に初代より二代目の方を評価しているのですが、その大きな要因として斑目がすこしずつ大人の階段(笑)を登っている描写にとても共感するからに他なりません。17巻では特にキャバクラ初挑戦のシーンがとてもリアルで、斑目と久我の小動物になったような気持ちから徐々に場馴れするまでの推移など、多くの人が大なり小なり経験してきたなんとも言えない微妙な気持ちがとても良く描かれていると感心しました。私自身はキャバクラに行ってもちっとも面白く無い人種なのですが、個人の感情など関係なく行かざるを得ないケース、そして楽しいフリをしなければいけない辛さ、きっと久我も同じような境遇があったのだろうなとか、領収書はどう処理するのかななどと想像すると、とても親近感が沸いてきます。
ここのところアフターヌーンの作品は良作揃いで(ヴィンランド・サガ、おお振り、げんしけん が特に好き!)、雑誌は全く追いかけて無いのですが、他の作品も若干気になるほどです。月間コミック雑誌は月マガがほぼ見どころ無しになってしまったので、代わりの媒体として機会があったらチェックしてみたいものです。
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