ガンダムUC

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年末に積まれていたDVD消化の一環として、ようやく完結したガンダムUCを一気に鑑賞しました。
完結するまでずっと待っていたのは、とてつもなく面白い作品であったら続きが気になって悶絶するパターンを想定した最大限の期待値を込めたことに因るもので、古くは中学生時代に観たガンダム0083を一気に鑑賞して放心状態(そしてしばらくガンダムに激ハマり!)となった懐かしい思い出が若干蘇ったからと言えなくもありません。

さて、ここからは遠慮無くネタバレします!

 全体的な雰囲気はZガンダムのエッセンスを凝縮させたような形で、よく言えばガンダム正史の踏襲、悪く言えば焼き直しであったと感じました。7話全部を一晩で消化できたことから少なくともつまらないということは無く、まさに王道のガンダムストーリーとして完成度の高い内容となっていたと思います。一方で、目新しさ、新鮮な感覚というのはほぼ皆無であり、どのキャラクターも既視感がとても強かったというのも事実です。
とはいえ、焼き直しっぽいキャラクタに魅力が無いといえばそういうわけではなく、マリーダ・クルスの強化人間とおねえさんキャラの素晴らしいバランスであったり、ジンネマン中尉の生き様であったり、リディ少尉の落ち着きの無さと救いの無さとヘタレっぷりであったり、ある意味良いとこ取りをしながら完成度を高めたような描写は素直に感心します。
さらにジオンのマイナーモビルスーツが驚くほど多種多様に登場する点(そして連邦側のバイアランが大暴れする描写もいい!)など旧来からのファンを喜ばせるエッセンスが多く有り、ある意味そちらの方が見所であると感じる人も少なからずいるのではないでしょうか。ジュアッグのコミカルな動き、まさかのイフリートの登場、ガンダムMSバリエーションで個人的に最も整った機体と思っているスタークジェガンの登場など、大してガンダムに詳しくないけど昔から見ている私のような人にでもちょっと嬉しい演出でした。
中学生時代に観た0083の衝撃には遠く及ばないものの、ガンダムファンなら一見の価値が有る作品であると評価します。
 私自身は期待値がものすごく上がった状態で鑑賞し、その期待に完全に応えてくれたという訳では無いものの最後まで飽きずに観られたという点を鑑みて良作であることに疑いはありません。

コメント(2)

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リディがブライトに「自分を特別視するな」と寝言を言った後、ブライトがきっちり修正を加えていれば、ほんの少しですが溜飲が下がっただろうな~と今でも思っていますw

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あのシーンでいきなり修正いれたら、さすがにパワハラではないでしょうかw
物語終了後に軍法会議にかけられるくらいはあって良いと思うのですが。

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このページは、necokickが2015年1月 8日 00:10に書いたブログ記事です。

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