2014年2月アーカイブ

私が今最も注目している経済アナリスト、土居雅紹さんの著書「勝ち抜け!サバイバル投資術」を紹介します。 土居雅紹さんはラジオ日経のザ・マネー、月曜日のレギュラーで、eワラント証券のチーフ・オペレーティング・オフィサーをされているそうですが、元は大蔵省>ゴールドマン・サックスという経歴をお持ちです。私の知る限り、一般メディアに登場している経済アナリストの中で、数少ない信用できるアナリストであり、この著書で紹介されている投資術は投資のベースの部分で大変参考になりました。 この著書では近未来に起こりえるリスクの紹介と、それに対応するための投資術を3つ紹介しているのですが、何もこの本だけで紹介しているわけではなく、ザ・マネー月曜日の番組内でも毎回のように解説されてます。しかし、その解説を聞き興味を持てば、必然的にこの本も読みたくなる、そういう仕組みになっているようで、むしろ先にラジオを聞くべきなのかもしれません。(PodCast配信をしているため、興味があればいつでも聞くことができます)

私自身、10年近くも投資を実益も兼ねた趣味としてきたにも関わらず、自分に合ったこれ!という投資術に出会うことができませんでした。この、サバイバル投資術も無条件で丸呑みしているわけでは無いのですが、間違いなく今まで読んできた投資関連の本で一番影響を受けた著書なので今回はあえて紹介してみました。基本ビジネス系書籍は読んでもBlogに載せませんが、この本は別格です。本の価格はビジネス書籍として比較的廉価な上に、Kindleで500円で購入できる点も好感が持てます。

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ガンパレードシリーズが代表作の芝村裕吏氏のわりと新しめの作品、マージナル・オペレーション(全五巻)を読みました。
軽く勧められたのでちょろっと読んでみたらそこそこおもしろくて結局全部読んでしまった感じで、全くノーマークな作品でしたが、それなりに楽しめました。
ストーリーは無職の青年が民間軍事プロバイダに就職し才能を発揮していたら、ひょんなことから少年兵を率いることになり、そのまま「子供使い」などというとんでもない異名を頂戴しつつ傭兵稼業に勤しむというもので、ライトノベルなので表現はマイルドですが基本はシリアス路線です。
特別になにか気に入った要素があるわけでもなく、ご都合主義要素も満載ですが、それでも楽しめるだけのテンポの良さは一読の価値があると思いました。
ヒロイン?のジブリールがかなりウザかったり、主人公の新田氏が聖人過ぎてライトノベルのステレオタイプなところがすこしがっかりであったりしますが、それでもちょろっと読むには適度なボリュームで娯楽作品としていろいろ考えずに読める、コミックのような作品と言えるでしょう。

個人的にもっとも評価するのは芝村裕吏の生産能力であり、この全五巻を1年そこそこで書き上げているところです。私がひいきにしている作家は基本的に度し難いまでの遅筆であることが大多数なので、この生産能力は本当にすばらしいと思いました。思えばライトノベル作家というのはとんでもない生産性を持っている人が幾人もいらっしゃるようで、それらの作品にハマることができれば、きっと幸せなのだろうななどと詮無きことに想ったりもします。
まぁまぁ楽しい、ぎりぎり2ベースヒットくらいの作品なので、手に入ったら読んでみるのも一興でしょう。正直なところ、定価で買うとこの作品は異様に高いので、借りるなり古本で買うなりすることをおすすめします。

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