音楽: 2010年11月アーカイブ

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LinkinParkのNewアルバムが出たので購入してみました。個人的には名前だけで買うアーティストは片手で数えられるくらいしか居ないので大変貴重な存在なのですが、前作の出来からするとLinkinParkのアルバムは惰性で買ってる部分が否めないのでかなり不安でした。

インポートアルバムは国産より価格的にも安いので、失敗してもすこしガッカリする程度で済むものと思いましたが、今作も会心の出来とは言えないものの、3rdローテーションくらいには入れられる良作でした。思えば前回のアルバムも、傑作アルバムであるMeteoraの次のアルバムであったことから期待しすぎた反動で評価が低いというだけで、購入に足る作品であったことは確かであり、今回もそれとほぼ同じような評価に落ち着くでしょう。
チェスターのシャウトも、激しいサウンドも無くなりましたが、アーティストも人間であり、齢を重ねれば作風が変わってくるのも当然であり、やんちゃ坊主から大人のバンドになったような、前作が過渡期の作品であるとすれば、今作はさらに落ち着いた一枚と言えそうです。
ファースト・セカンドアルバムのLinkinが好きな人にとっては、3rd、そして今作は受け入れがたいというのも分からないでも無いのですが(以前は私もそう思っていました)、人間の嗜好は時間と共に移ろいゆくものであり、聞く側が変わることがあれば、聞かせる側が変わることもあることでしょう。以前の作風を引っ張るのも一つの方法論であり、商業的にもアリだとは思いますが、あえて変化する道を選んだ彼らの作品には、以前のような勢いや爽快感は無いものの、その分深みや旋律の美しさ、構成の妙を感じます。いつまでもチェスターのシャウトを期待するのも、思えば酷な話だとこのアルバムで気付かされました(笑)

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Blogの投稿頻度が下がった最大の原因はTwitterです。いつも他愛のないことばかり投稿しているこのBlogではありますが、Twitterは他愛のないことをつぶやく専用ツールであり、個人の嗜好とツールとの親和性が高く、ついついあちらばかり使ってしまいます。(とはいえ、あちらもマメにつぶやいているわけではない)でもまぁ、こちらはこちらでMixiとの連動があったり、なんだかんだで更新すると見に来てくださる方々がいらっしゃるわけで、どちらが重要かといえばやっぱりBlogだなぁと思ったりする今日この頃ではありますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、苦しい言い訳は置いといて、個人的には神認定のシンガー、KOKIA様の最新アルバムがいつのまにか出ていたので(そしてツタヤDiscasで即レンタルOKになっていたので)借りて聞いてみました。
このアルバムはカヴァーアルバムで、全曲が超メジャーな曲をKOKIA仕様に編曲されたものなのですが、超絶技巧のKOKIAがオールドナンバー、メジャーナンバーを歌うとものすごく新鮮な響きがり、元が名曲なだけにハズレが一つもない大変満足度の高いアルバムでした。
オールドナンバー、メジャーナンバーはよほど歌唱力が無いとオリジナルのイメージを引きずって悲惨なことになってしまうことも少なくないのですが、すくなくともこのアルバムに関しては自信を持って「問題ない、大丈夫だ!」と言えるクオリティです。
特にレナード・コーエンのHallelujah、QueenのTeo Torriatte、カーペンターズのDesperado、サイモン&ガーファンクルのScarborough Fairはファンじゃなくとも一聴の価値はあるかと思います。
ちなみにこのアルバム、日本でのセールスは芳しくないですが、海外(特に香港とフランス?)では順調に売れているらしいです。おかげで日本よりも海外での活動が多くなり、日本じゃあまりライブをやってくれないのがファンとしては辛いところではあります。(そしてチケットは毎回瞬殺されてしまいます・・・)もっとも、ぜんぜん活動しないアーティストと違い、ほぼ年1はアルバムをリリースしてくれるのでそういう点でもものすごくオススメなアーティストなのですが、私の布教活動はほとんど成功してません。

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