LinkinPark  「Thousand Suns」

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LinkinParkのNewアルバムが出たので購入してみました。個人的には名前だけで買うアーティストは片手で数えられるくらいしか居ないので大変貴重な存在なのですが、前作の出来からするとLinkinParkのアルバムは惰性で買ってる部分が否めないのでかなり不安でした。

インポートアルバムは国産より価格的にも安いので、失敗してもすこしガッカリする程度で済むものと思いましたが、今作も会心の出来とは言えないものの、3rdローテーションくらいには入れられる良作でした。思えば前回のアルバムも、傑作アルバムであるMeteoraの次のアルバムであったことから期待しすぎた反動で評価が低いというだけで、購入に足る作品であったことは確かであり、今回もそれとほぼ同じような評価に落ち着くでしょう。
チェスターのシャウトも、激しいサウンドも無くなりましたが、アーティストも人間であり、齢を重ねれば作風が変わってくるのも当然であり、やんちゃ坊主から大人のバンドになったような、前作が過渡期の作品であるとすれば、今作はさらに落ち着いた一枚と言えそうです。
ファースト・セカンドアルバムのLinkinが好きな人にとっては、3rd、そして今作は受け入れがたいというのも分からないでも無いのですが(以前は私もそう思っていました)、人間の嗜好は時間と共に移ろいゆくものであり、聞く側が変わることがあれば、聞かせる側が変わることもあることでしょう。以前の作風を引っ張るのも一つの方法論であり、商業的にもアリだとは思いますが、あえて変化する道を選んだ彼らの作品には、以前のような勢いや爽快感は無いものの、その分深みや旋律の美しさ、構成の妙を感じます。いつまでもチェスターのシャウトを期待するのも、思えば酷な話だとこのアルバムで気付かされました(笑)

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このページは、が2010年11月23日 23:02に書いたブログ記事です。

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