音楽: 2012年8月アーカイブ

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いまのところどのアルバムを聴いても外れの無い石川智晶さんのアルバム、いつのまにか新作が出ていたので聴いてみました。(といっても2ヶ月くらい前からローテーション入りしてるんですけどね・・・)

相変わらず独特の世界観とあまり類を見ない歌声で難解な歌詞の作品ばかりですが、個人的には今作も2ベースヒットくらいの秀作かなーという評価です。いつも聴きたいわけじゃないけど、稀になんだか聴きたくなって、そうこうしている内に新しいアルバムが出る素晴らしいアーティストだと思います。

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私は鬼束ちひろさんのファンだったのですが、それももう終わりだなと感じたアルバムでした。
最近は楽曲以外の部分で話題を振りまいているちひろさん。それでもアルバムの出来さえ良ければ全く問題無いのですが、このカバーアルバムは失望の一枚と言わざるを得ません。
ネガティブなレビューは好みませんので普段はただスルーするだけで終わらせるところを、もうこれダメ!と主張したくなるほどガッカリであったと言えば、その失望の度合いは多少でも理解していただけることでしょう。
かつての鬼束ちひろさんは本当に素晴らしいシンガーであり、その頃のアルバムはいまだヘヴィーローテーションしているくらい好きでした。月光、目眩、声、流星群、シャイン、茨の海、Sign、everyhome、陽炎、蛍、などいまだ色褪せない魅力に満ちた作品群がある限り今後も聴き続けることでしょうが、そうであっても未来に希望が持てないという事実はまさに無念としか言い用がなく、つまり「どうしてこうなった!どうしてこうなった!」という気分なのです。

Hilcrhyme "RISING"

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最近ツタヤで借りた中ではなかなかお気に入りのアルバムです。
この作品はヒルクライムの3rdアルバムなのですが、前作の2ndアルバムの出来が1stアルバムと比べてクオリティが低かったため、典型的なアルバム一発屋>2ndアルバムは頑張ったけどいまいち>3rdはもう目も当てられない、というパターンになってしまうかと予想していたら、予想外の出来の良さに驚いた次第です。
個人的にはラップであっても歌詞は割とどうでも良くて、音楽性とリリックの美しさこそが重要であるとの志向があるため一般的な評価とは趣が異なるかもしれません。が、少なくとも私はヒルクライムの評価をポジティブなものに一転させるだけの威力のある作品だと評価します。

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