私がこの作品を読んだのは高校の図書館が最初でもう17年も前の話ではありますが、発刊自体はそれよりもっと前、つまり22年前であったそうです。
いまさらどうして?という気持ちで読みましたが、とくに違和感無く読むことができたということは喜ばしいことだと思います。もっとも、私の感性は当時のままとはいかない訳ですが。
そして、なにを思ったか今後に向けて風呂敷を広げるような展開で終わってしまった以上、続編を定期的に、かつ幕引きまで、発刊してくれるのであれば、今回の22年ぶり新刊という今更感の強い行いも好意的に受け止めることができるでしょう。アルスラーン戦記とか創竜伝とか終わってない作品を抱えている以上、ちゃんと終わらせるということに対しては極めて望み薄ではありますが、それでもなお完結まで続いて欲しい作品です。
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