サッカー: 2005年3月アーカイブ

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とりあえず、ユヴェントスはGJでした。珍しい3トップで戦って大丈夫なのかな?と思いましたが、なんだかんだで結局はいつものフォーメーションに戻って粘り勝ちするという、なんともユーヴェらしい勝ち方でした。
これで、レアルは今期も無冠がほぼ確定となり、そろそろ銀河系軍団などと呼ばれることもなくなってくるでしょう。銀河系軍団などという呼び方は、誇るべきモノというよりは、なんとなく揶揄された感じのする気の毒な表現のようにおもえるのですが、日本のマスコミはよほどこの表現が好きなようです。いまのレアルは贔屓にするほど面白いチームではないように思えますし、面子でいってもバルサやチェルシー、ミラン、あたりと比べて、ネームバリューはあっても実力的には2回りくらい小粒なので、必要以上に持ち上げるのはそろそろ終わりにしてほしいものです。
CLの後半戦のベスト16を見終わって、ちょっと気になるチームがリバプールです。ゲーム内容は2試合とも素晴らしいものでした。あの勝負弱い、勝ちきれない、ジェラードが勿体無いチームだったのが、監督がベニテスに変わってからずいぶんと決定力や粘りが出てきて、今年のCLや来期の国内リーグが楽しみな存在です。今年はCLはともかくとして、ちゃんと国内で4位に入ってCL権をとらないといけないのですが、それさえクリアーできれば来期はそうとう期待ができそうです。

チャンピオンズリーグベスト16のセカンドレグ、チェルシーvsバルセロナのゲームは間違いなく歴史に残る素晴らしいゲームでした。まずは、勝敗抜きにして、両チームに素晴らしいサッカーをありがとうと言いたくなります。
ゲーム開始から20分余りで浮き足立つバルセロナに対してチェルシーはただ「鋭い」などと言う言葉では形容できないような、一撃で肉も骨も断つカウンターで一気に3点を奪ってしまいました。サッカーで前半3点差というのは、文字通り絶望的な展開です。しかし、そこからバルセロナの底力、本来攻撃を得意とするチームが、決死の覚悟で猛攻を仕掛けます。その攻撃の激しさたるや、今期国内リーグで20試合余りを戦い失点が8しかないチェルシーの防御陣が崩壊するほどでした。バルセロナの1点目は攻撃の激しさが呼んだPKと言えるでしょう。で、バルセロナの2点目です。ロナウジーニョの神懸り的なゴールで3-2とスコアを戻し、このままで終わればゲームには巻けるもののファーストレグの結果からアウェーゴールで勝るバルセロナが勝ち抜けることになります。
今度はチェルシーも決死の反撃にでるわけですが、バルセロナは守りに入らず、お互い牙が折れ砕けそうなほど激しい攻撃が繰り返され、最後にチェルシーのDFテリーがヘッドで流し込み終幕となりました。

もう、どうしようもないほど面白いゲームでした。確かにバルサのDF陣が酷かったというのも事実ではありますが、そのおかげでサッカーの醍醐味であるお互いが全力で攻撃を仕掛ける展開が何度となく見られたわけです。細かいことは気にせず、ただただサッカーだけを楽しむために見るゲームとしては、今まで見てきたサッカーの試合のなかでも5指に入ります。裏のゲームではリヨンが7点とったりミランが相変わらずのゲーム巧者っぷりを発揮したりと見どころがいろいろあったみたいですが、今晩はこのゲーム1つでおなかいっぱいになりました。

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