スターリングラード

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スターリングラードは、第二次世界大戦の独逸vsソ連@スターリングラード戦中に活躍したロシアの実在のスナイパー、「ヴァシリ・ザイツェフ」を描いた作品です。
先日観たノルマンディーに影響されてWWIIモノを借りるつもりではあったのですが、スターリングラードになったのはソ連vsフィンランドの冬戦争で活躍した伝説のスナイパー「シモ・ヘイヘ」のWikipediaを昨晩読んだついでにヴァシリの項も読んでしまい、とりあえず戦死しないということだけは解っていたことに因ります。なんとなく最初から主人公が戦死するとわかっていると、観辛い心理が働きました。

観た感想としては、さほどつまらないとは思わないのですが、主題がはっきりしないというか、訴えてくるものをあまり感じず、ちょっと厳しい表現をすれば典型的な「ヒーロー物の作品」という評価となってしまいます。
とはいえ、冒頭から15分ほどのシーンは、プライベートライアンのオハマビーチのシーンと同じくらい評価されているだけあって、非常に強烈であったことも事実です。また、PCゲームのコールオブデューティー2のソ連編(たしかソ連編の主人公の名前もヴァシリだったな・・・)で駆けずり回ったフィールドの元ネタがこの映画であることがイヤというほどよく解りました。というか、ほとんどそのまんまです(笑)

つまらない映画ではないのですが、戦中を描いた映画だけれども戦争映画ではないなぁというのが正直な感想で、完成度は低く無いとは思うのですが、中途半端な印象を最後まで拭えない作品です。興味があるのならば観てみても損は無いかと思いますが、人に薦められるほど面白くも無いという評価が妥当なように思えます。

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このページは、が2008年2月22日 22:20に書いたブログ記事です。

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