TUTAYA Discasのオススメ映画で紹介されていたので、なんの気無しに召還してみたのですが・・・
おもしろかったです!
映画のタイトルどおり、アイゼンハワー将軍がノルマンディ上陸作戦の発動を決断するまでのストーリーで、前線の描写はほとんど無く、司令部内の幕僚とのドラマのみで進行してゆくのが特徴で、アイゼンハワーが発動日(通称D-Day)を決定する部分と、空挺部隊の降下ポイントの選定に苦悩する様がメインに描かれています。
モントゴメリではなく、パットンでもなく、なぜアイゼンハワーが総司令官であったのか。鼻息の荒い将軍たちの力を巧く利用することを第一と考え、作戦上の大きな絵図と人身上の細心の配慮、そしてしたたかな軍政を行える人物こそ彼であったからとのことです。確かに、チャーチル、ド・ゴール、ルーズベルト、モントゴメリなど極めて強烈な個性と協調しながらの作戦遂行には、実際の実施能力もさることながら各方面への根回しなど、政治活動が不可欠であったことでしょう。この作品にもそのあたりが描かれているのが印象的でした。
ノルマンディ上陸作戦の前線風景はプライベートライアンなり他に有名な映画が何本があるので、そちらを観ればOKですが、私としては先にこちらを観た後の方がそれらの作品も楽しめるのではないかと思います。
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