大相撲が帰ってきた?

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今年の春場所はなにかと話題が多く、またサブディスプレイにチューナーボードを入れたこともあり、久々にしっかりとTVにて相撲を観戦しました。
大関がなんだかなぁというくらい弱いことには不満が残りますが、なかなか面白い取り組みが多く、意外と楽しむことができました。やはり、東西横綱が揃い踏み、強い相撲をみせてくれると場所が引き締まります。千秋楽も相星落日決戦で横綱同士文句なしの大相撲を繰り広げ、結果的に白鵬が優勝しましたが、こういう相撲が増えてくれば徐々にファンも戻ってくるのではないかと思わせる場所でした。

モンゴルをはじめ、外国人力士の台頭を憂う人もいるようですが、私はむしろ廃れてきた日本の国技を外国の人が担ってくれることは喜ばしいことであっても憂う必用は無く、日本人力士の成績がだらしないこととは全く別の問題であると考えます。運動能力の高いアスリートが相撲を選ばず他の競技を選ぶことに原因があるというのが通説ですが、なにかと伝統と声高に叫び力士を拘束するシステムに若いアスリートが魅力を感じるとは思えません。昨年にさまざまな問題が噴出した角界ですが、これから良い方向に変わってゆく為には競技レベルの向上が不可欠であり、そのための具体的な方策が現役力士に「もっとがんばれ!」だけでは、何も変わらないのですが、そもそも傍目には角界が変化を望まず穏やかな衰退を看過しているのではないかと思われる節すらあります。
現役時代に高位につけた力士が相撲協会を運営するというシステムが最大のガンであることは誰が見ても明らかにもかかわらずそれを改善する議論はまるでおこらないのは、角界はそのシステムの存続ありきの運営をおこなっているということなのでしょう。

変わらない為に変化する。伝統を守るために棄てるべきは棄てる。変化を拒む角界のあり方を帰る為には、やはり外部の人間を協会に招くことが必要不可欠だと考えます。時津風部屋問題や朝青龍問題の対応で、力士上がりの理事の対応の拙さを見た人は彼らに協会運営は無理だと判断するでしょう。いきなり相撲協会の理事を外部の人間にすることは無理があるので、相撲協会の親方衆は競技運営に専念させ他に経営とマーケティング、監査を担当する機関を作るのが妥当な線でしょうか。
相撲は良い取り組みが増えれば人気は復活するはずですので、今後の相撲協会の運営にも注目してゆきたいと思います。
ちなみに私、酷いことも言っていますが相撲の大ファンです。好きな力士は今も昔も千代の富士!次点は今でこそダークサイドに落ちてしまいましたが貴乃花。現役だと正統派力士の系譜で白鵬と稀勢の里。豪風もなかなか良い相撲をとりますので期待してます。

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このページは、が2008年1月27日 19:10に書いたブログ記事です。

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