ブチャラティに学ぶリーダー学

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ジョジョの5部に登場するブチャラティから、リーダーシップを学ぶコラムがとても興味深い内容です。

ジョジョといえば3部!というのは間違いではないと思うのですが、私個人としては5部は3部とおなじくらい面白いと思っています。3部が少年誌の王道たるバトルアクションだとするならば、5部は少年誌というよりは青年誌にこそ載るべき、テラーアクションの傑作という評価をしています。
その中でも暑苦しいまでにカッコいい、チームリーダーたるブチャラティの行動からリーダーシップを学ぶコラムなのですが、引用しているのはマンガのひとコマとはいえ、内容的には至極まっとう、かつメジャーなリーダーシップ理論です。ビジネス書をやたらと読ませたがる人が身近にいるおかげで、今年下半期の読書のうち3/5くらいはその手の本になってしまっている現状において、このコラムの内容を吟味するに、それらの本と比べて触れられている内容はほとんど遜色を感じません。もっとも、その手のビジネス書というジャンルではおしつけがましい内容が多く、そういう文体にまるで共感を持てない私は多少の偏見があるようですが。とはいえ、中には多少の偏見を吹き飛ばすだけの面白いビジネス書(という分類も抽象的すぎるようにもおもえます)も何冊かあったのですが、今回のこのコラムは少なくともブチャラティにとても共感を持てるということだけは確かです。(笑)

多くのサラリーマンにとって、人事部にでもいない限りは人材発掘に携わるということはまず無いとおもうのですが、このコラムで触れられているナランチャのエピソードなどはブチャラティの人格がよく現れていてマンガの中でも印象に残っているシーンです。(アリアリアリアリ!には負けるけど)
また、案件を複数の人間に振るというのも、最近の身近な事例からその重要性を感じているのですが、私が大切だと思うのは一つの案件に複数の人間に振るだけではなく、その複数の人間に責任感をいかにもたせるかということではないかなぁと思いました。複数の人間に仕事を振ると、下手をすればお互いが責任をおしつけあうというデメリットが常に存在し、責任の所在がはっきりせず案件そのものが阻止限界点ギリギリまで放置される様はいままで何度もみてきたので、コラムにてその点に対する議論があればもっと楽しめたことでしょう。ジョジョでは命がけなので否が応でも必死になるのですが、現実ではなかなかそううまくいかないというのが正直な感想です(でも切り口がおもしろい!)。
まだ完成していないようなので今後の展開が楽しみなのですが、何が悲しいってブチャラティが享年20歳ということです。たとえマンガといえども、ブチャラティはそんな若さで死んだらもったいないと思える人物なのです。

そして、タイムリーなスティッキー・フィンガーをイメージしたカットソーが発売されているようです。
カッコイイとはおもうのですが、コレを着こなすにはかなりの熟達したオサレのテクニックが必用なことでしょう。私には絶対無理です。

4日目で終わりだそうで・・・
ここまでが序章で、もっと掘り下げてくれると勝手に思っていたので無念であります。
視点や切り口が面白かったので、ここで終わらせては勿体無いというのが最後まで読んだ正直な感想です。

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このページは、が2007年12月19日 21:53に書いたブログ記事です。

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