Bakiさん推薦のヒトラー最後の12日間を鑑賞しました。
とにかく、実際の場面を観ているかのごとくリアルな映像にまずは驚かされます。資料もいろいろ残っているでしょうし、再現性の高い映像だったことには疑い無いのですが、それにしてもすばらしい出来だったとおもいます。
内容は、とにかくそのまんまヒトラーの最後を描いた作品なのですが、ナチス崩壊に際して将校や政治家は自害、退廃、逃亡に走る様はこれぞ国家の崩れ行く様という典型であるからこそ、実際の場面よりも想像に易い「想像の中の現実」を表現できたのでしょう。
主演はヒトラー役の方ということになっていますが、映画の中では秘書のユンゲと医学博士?のシェンクさんの視点が多く、ユンゲが総統やゲッベルスの遺書をタイピングする様や、シェンク博士が避難後の病院に訪れた際の描写が印象に残っています。
特にネタバレに気をつけなければいけないようなタイプの作品ではないと思います。熱狂から醒めた後の喪失感や虚無感から始まり、ほとんど最後まで息苦しいのですが、まともな教育を受けたからには知っておくべき歴史の一部なのではないかと私は感じました。
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個人的に印象に残ったのが、地下壕でエヴァが「踊りましょう~」なんて言いながら将校達と舞踏会を開いていた所に、ソ連の砲撃で即お開きとなってしまうシーン。
もはや現実を忘れてヤケクソになる事すら許されない状況まで追い詰められている・・・という事をよく表現出来ていたのではないかな~と思いました。
>Baki氏
作品を通して、エヴァは聡明で事態を飲み込めているのに、感情の部分で理解することを避けているように感じました。最後の方にユンゲと一服つけながらの会話もなかなか印象的でしたね。