・・・・買うつもりなんてぜんぜんなかったんですけれども、勢いというか、ちょうどあいた時間があったので思わず買ってしまいました(500円以下というのも大きなポイント)。流行は過ぎたようなのですが、一度読み出したシリーズものはよほどのことがない限り続編を追い続けるワタクシとしては、ある意味当然の成り行きだったのかもしれません。
で、もう、なんつーか、昔の勢いは確かに無くなってきたなぁと思う反面、ツボを抑えて伝説のレイニー止めを再現するための布石?とおもえるような展開で、もう一度火がつく可能性もわずかながらあるかなぁというのが読み終えた感想です。ただ、やっぱりだいぶ間延びしてしまったことから、冗長感はぬぐえてないというのが残念なところといえます。
それにしても、好きな作家の執筆速度が速いというのは、とても幸せなことだとなんじゃないかなぁとよく思います。菊池秀行のファンなんて、本屋にいけば大体毎月新刊が出ているわけで、グインやローダンにのめりこめるなら、もう幸せいっぱい夢いっぱいな生活が保障されているというのがすばらしいと思います。私の好きな作家は、ほぼ全員遅筆の極地で3年に1冊でたらよくやった!と褒めてやりたくなるような連中ばかりなので、コンスタントに本のでる作品で、多少のもたつきがあっても寛大になれるのです。しかしながら、いくら筆が早くてもおもしろくなかったら無意味なのですけれども。
なんといいますか、買うつもりがなかったのについ買ってしまったところや、マリみての感想、執筆速度の話もただただ同意です(笑)
ふぉおおお、コメントありがとうございます。
惰性で読んでいるにもかかわらず、毒されてしまったらもう抜け出せないんですよね。テンポ良く新刊がでると思わず買ってしまいますYO!