ヨルムンガンド

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最近アニメ化もされて面白いと評判?なヨルムンガンドを読んでみました。
驚いたのが、11巻まで読んでこれから盛り上がりそうだな!とおもったら最終巻だったこと。些かコレは中途半端なところで終わりすぎじゃないですかい?と思った反面、翌々考えてみるとあそこから先をやろうとすると、それこそ落とし所が見つからず惰性で続くか尻切れになるか、ということも十分に予想されそうな展開であったことから、ああいう終わらせ方にも今となってはほどほど理解したつもりです。

さて、ネタバレを怖がるような作品でもないのでこのままいってしまいますが、まずは全11巻、物足りなさはあるものの、ガンアクション好きなら読んで損は無い秀作と評価します。
個人的には5巻のマオ、8巻のトージョ、9巻のワイリがお気に入りですが、それ意外のエピソードもぐだぐだは一切無く、概ねすっきりした構成でスピード感があります。最終的にココの陰謀を実現するためという流れではあるものの、最終的にはいわゆる"いくぞジャコビニ"系の終わり方になるので、この陰謀の結果が語れることもありません。なので重要そうに見えて最終的には意味のあまりない複線であったということでしょう。これについては冒頭で述べたとおり、作品として終わらせるためにはロケット飛ばしてGG!というのも仕方のないことなのでしょう。

個人的にはルツのSIG BLASER R93+ラプアマグナムによるスナイプの描写「ハートショットヒット」の描写や、チェキータがヨナを生け捕りにするシーン、ワイリとレームの米軍時代のエピソードなどはとても良かったと思います。個人的にはガンアクションコミックが好きなのでとても楽しめましたが、ドンパチがよほど嫌いでもないかぎり誰が読んでもそこそこたのしめる作品ではないかと感じました。野球でいうと左中間をゴロで抜いた2ベースヒットくらいです。

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このページは、が2012年5月14日 01:01に書いたブログ記事です。

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