げんしけん 二代目の弐

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二代目になってから前より好きになったこの作品、二代目の壱でしっかり掴みが入って、さて弐巻はどうなるかと楽しみにしていたのですが・・・  期待通りの素晴らしい展開でした。
なんというか、二代目は二代目といいつつも班目にスポットライトが当たることが多いのですが、今回も班目押しは元より、波戸の穏やかなのに突き抜けたところやスーの鮮やかかつバイオレンスなつっこみなど、ちょっと変態が入った人たちが堂々とそれらを開放する様(そして独自のこだわりがあったりする)は、実に清々しく感じられます。
また、最後の「描いていいんだ!」には思わず苦笑が漏れるような、前作の終盤からの継続したテーマが下の代にも引き継がれているところもニヤリとさせられ、とても満足度の高い一冊でした。

げんしけんも発刊ペースがかなり遅い部類なのでそれだけが大きな不満ではありますが、このクオリティを継続してくれるならば少々の遅筆も我慢できるというものです。とはいえ本当は、作中の荻上くらいの圧倒的な生産性を発揮してほしいのですけれども。

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このページは、が2012年2月 9日 00:46に書いたブログ記事です。

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