僕らのドルジさんが戻ってきた!

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大相撲初場所は久々の横綱同士による優勝決定戦となり、見事我らがドルジさん(朝青龍関)が勝利しました。
皆さん、これでわかったのではないでしょうか。今の相撲界にヒール役のドルジさんは欠かせないということが!
私のシナリオ予想では、千秋楽に白鵬が2タテして最後はベビーフェイスが勝つというものでしたが、決定戦では見事な立ち会い(どちらかといえば白鵬の立会いミスか)からアタマを付けて一気に押し出した相撲をみると、まだまだ力が衰えていないことを証明したように思えます。まだ若いですしね!

それにしてもなかなか盛り上がった初場所でしたが、横綱以外の力士の相撲内容は決して良くありませんでした。特に大関の雑魚っぷりときたら悲しくなるほどです。印象に残る取り組みといったら、初日の朝青龍vs稀勢の里の必殺駄目押し、白鵬vs把瑠都の壮絶な四つ相撲、白鵬vs日馬富士の作戦勝ち、など数えるほどしかありませんでした。私はとくに邦人力士にこだわりはありませんが、それでもそのしょぼさには悲しくなるばかりでした。

なんだかんだといいながら、やっぱり相撲は面白いということを再確認した今場所ですが、また相撲人気を呼び戻すには面白い取り組みを増やす以外にありません。幕の内ですらまるで猫の喧嘩のような見ていてほのぼのとしてしまうような取り組みがあり、力士の力勝負が見たい観客のニーズを無視しているようにおもえます。無論、勝負ですので勝ちに拘るのは当然としても、あまりにニーズと乖離した取り組みばかりになるとふたたび凋落の憂き目にあうのは目にみえているわけで、その整合性をいかにとってゆくか相撲協会の舵取りに注目です。そもそもガチ勝負と力勝負というのは排反の事象ではありません。立会いでの変化や引き技など安易な勝利を掠め取ろうとする風潮こそ是正されるべきでしょう。

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このページは、が2009年1月25日 17:42に書いたブログ記事です。

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