バンテージ・ポイント

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寒くなってきたとたん休日は外出からDVDモードに早変わり。今回は比較的新しい08年3月公開の映画「バンテージ・ポイント」を観てみました。
ひいきにしている辛口映画レビューサイトで95点を叩き出していただけに、大いに期待していた作品です。

ストーリーは、スペイン外遊中のアメリカ大統領が演説中に狙撃されたところから、犯人逮捕までのおよそ20分くらいの時間を人物と視点を変えながら何度も繰り返し、最後に真相へ辿り着くというもので、ストーリー的には何の捻りも無いのですが、最初から最後まで手に汗握る展開の連続でとても楽しめました。

正直なところ95点という評価が妥当だと私は思いませんでしたが、アクション映画が観たいなぁという漠然とした欲求に応える作品として、上位にランク付けできるだけの質の高さがあります。
途中の無意味に近いカーチェイスや、女の子が轢かれそうになるシーンはなんだかありきたりだなぁと思うのですが、テロ屋のターンの爽快感とシークレットサービスのターンの切羽詰まり感、そして徐々に明かされてゆく平行して起こった出来事の連続に圧倒されて、あっという間に時間が過ぎてゆく威力の高い作品です。

ストーリーがめさめさありきたりなので、ストーリーに奇を衒った作品が好きな方にはあまりオススメできませんが、王道ストーリーで剛速球勝負(でも、きれいなストレートではなく、たとえるならスプリット系のボール)のアクションが好きな方なら必見と言えるでしょう。

コメント(2)

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最初は何が起こったのかまったく分からない状態から始まって、それぞれの視点から少しずつ真実が明らかにされていくのにワクワクしましたねえ。

ベタなストーリーが見せ方を変えるだけで
ここまで面白い作品になるのですから、
構成がいかに重要かというのがよくわかりした。

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このページは、が2008年11月 1日 23:32に書いたブログ記事です。

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