長谷 敏司 「戦略拠点32098 楽園」

user-pic
0

080915.jpg
mixiの本コミュにてオススメSF小説として挙げられていたので、読んでみました。最近はオンライン古本屋をよく利用するのですが、ほしいモノが4-5冊あるならば非常にお買い得です。ちなみにこの本は150円でした。
さて、この作品の作者は「円環少女」というシリーズを連載中らしく、生憎私はしらなかったのですがけっこう有名な作品らしいです。「楽園」はデビュー作とのことなのですが、オススメできるほど面白いというわけではありませんでした。なんというか・・・ 最初の数ページで概ね展開が読めてしまうのは仕方が無いにしても、もうすこしひねりが欲しかったなぁというところです。ただし、まるで見るべき点が無いというわけでもなく、150円という価格、45分で読めるボリュームならば、アリかなぁとも思います。

なんだか凄く手厳しい評価になってしまいましたが、まず星間戦争ありきという話と、やりすぎなほどの人体改造、そして下手をすると表紙+最初の2ページでネタが割れる少女という構成が、うーん・・・なわけです。
ではなぜ、取り上げたかというと・・・ 戦艦が緑の大地に突き刺さり、大きなモニュメントとなっている姿、この情景描写がとても印象に残ったことと、表紙は典型的な萌えライトノベルなのに、中身は硬派であったことにちょっとだけ好感をもったから、というわけです。
よほど暇で、ブックオフなどで200円以内で購入できる、もしくは図書館で借りられるのならば、ハズレ覚悟で読んでもいいかな?くらいの評価が妥当だと思います。

コメントする

このブログ記事について

このページは、が2008年9月15日 19:24に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「ダルマさんがはじめてのポニョ」です。

次のブログ記事は「太宰治 「斜陽」」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ