リアル鬼ごっこ

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図書館内を散策中に、映画化されるとの話を耳にした「リアル鬼ごっこ」を見かけたので読んでみました。
なんというか・・・ これが100万部売れるという事実が信じられません。「世界の中心で愛を叫ぶ」の時もそんなふうにも思ったものですが(一方で、シンプルかつ直球のストーリーは評価しています)、この作品はそれとは比べ物にならないほど「信じ難い」ものでした。というか、これダメでしょ(笑)
あまりつまらないと感じたものをこき下ろすのは好きではないので、通常であれば静かにスルーするところなのですが、これは記録的にダメということで。近頃は小説と名乗るのも厳しい品質の作品が存外に売れているのをたびたび目にしますが、一方でそういったものにも需要があるという事実を冷静に分析すべきでしょう。テニプリが視点を変えると突き抜けたギャグマンガとしてその地位を確固たるものにしたような、そういう発想の転換ができていないだけかもしれません。もっとも、ぱっと考えうるシナリオとして、需要というよりはマーケティングの勝利の可能性が一番高いようにも思えます。
この作品、理由は解らないけれども売れているというサンプルとして読んでみるのもまた一興でしょう。幸いなことにボリュームが無いので、もしもつまらなかった場合とて我慢しているうちに読み終わります。

コメント(6)

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友達に「超面白いよ」って騙されて買った俺が来ましたよ。
面白く無くても売れてるサンプルとしては極上ですね。

「恋空」とかもレビューしてください!

面白いと思う人がいる以上、あまりしつこく酷評するのは憚られたのでだいぶマイルドにしたつもりですが、それにしても酷いですよねコレ(笑)
恋空は既にHimiさんが特攻して返り討ちにあっているので、私は現物を手渡しにでもされない限りはスルーするつもりです。
この手の作品は、明らかに活字慣れしていない購買層に、「本を読んだヲレカッコイイ」と自己満足させるためのアイテムとして手頃であったのではないでしょうか。

アマゾンの評価では、五点満点で一点を付ける人が続出。
なんか素晴らしそうな作品ですね
デスクリムゾンみたいなものでしょうか?
普通にスルーしときます・・・

>goodfingerさん
Amazonみてきました。ここまで☆1判定率の高い商品は初めて見ましたよ(笑)
「これを読んだら自分もベストセラー作家になれるかも…と思えるのが最大の魅力です」
というコメントを見て、妙に納得してしまいました。

わぁコレ学生時代に立ち読みした事があります2ページくらい。
赤ペン先生呼んできてー!って思った記憶が(微笑)

誤字は少ないものの、「日本語でおk」な表現が随所にみられますね。
元は自費出版らしいので、そこらへんは大目にみても良いかなとは思います。
些細とは言えない間違いが多数ありますが、それ以上の突っ込みどころが満載なので(笑)

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このページは、が2008年4月 6日 17:09に書いたブログ記事です。

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