岡田斗司夫 「いつまでもデブと思うなよ」

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いつか読みたいと思っていた「いつまでもデブと思うなよ」をアマゾン召還してしまいました。
新書系ベストセラーは1年も経つとブックオフで半値くらいで買えてしまうことから定価購入を控えていたのですが、興味があるのに700円を出し渋るのも変な話なので召還とあいなったわけです。

さて、この本の著者である岡田氏は、過去に2度ダイエットに失敗しているのですが、2度目のダイエットはWeb企画でレポートされていて、私はそれをいつも楽しみに読んでいました。管理栄養士とフィットネスインストラクターがサポートしながらダイエットをするという企画で当初は大成功の見込みだったのですが、確か-20kgくらいまで到達した頃に突然更新されなくなり、それ以降どうなったのかとても気になっていたために今回その続編ともいえるこの本に強い興味があったわけです。

どうやら気になっていた2度目のダイエットは仕事が忙しくなってきたという理由で運動ができず、企画が一時ストップしているあいだに食生活がもとに戻り、7ヶ月で減らした20kgが3ヶ月でリバウンドしたとのことでした。げにおそろしきはリバウンドです。
そしてこの本は、そのリバウンドからいま流行りのレコーディングダイエットに至る過程が赤裸々に語られているのですが、当人が年間-50kg成功したという事実による権威はおそろしいまでに強力であり、ぐいぐい惹きつけられてしまいます。
正直なところ、レコーディングダイエットが他のダイエットにくらべて敷居が低いとは思いませんでしたが、運動を強要されない点と、栄養管理をまずはほぼ放棄することによる容易さは評価に値します。ただしこのダイエット方法は、BMI値30オーバーだったり体脂肪率40%だったり、完全無欠の肥満体形向けで、さほど太っていない人が体形を改善させるためのダイエットには不向きなように思えました。(それは著者も認めているようで、一定段階を過ぎてからは他のダイエットとの併用を推奨していました)

むしろこの本は、レコーディングダイエットに用いた「見える化」を推奨し、各種問題に対して徹底したリサーチによる原因の明確化と具体的な行動計画による改善方法を提案しているように思えます。著者も述べているとおり、ダイエットという間口の広い話題ということでとても解りやすい内容なのですが、なにもダイエットだけではなく、他のことにも色々応用がききそうです。

この本はほぼ無条件でオススメできる威力があります。

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このページは、が2007年12月 9日 19:00に書いたブログ記事です。

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