この本を読むきっかけは、中二病なる造語をみかけたことです。なんでも、突然洋楽を聴き始めたり、アウトローに傾倒したり、難解なサブカルチャーを意味もわからず嗜好するなどの思春期における背伸びとアイデンティティの確立過程の妄想が過剰なまでに膨らんだ状態のことだそうです。元は伊集院光がラジオで提唱したモノらしいのですが、誰にでも大なり小なり経験があることなのでネタになりやすいのが特徴でしょうか。この本はその参考書として挙げられることがあったのと、石田 衣良の本はまだ未読だったので直木賞をとったこれから手をつけたというのが選択理由です。
内容は東京は月島に住む4人の中学2年生の日常の中の変化を描いた作品で、描写が妙なところでリアルなのが特徴です。月島は東京にいた頃はもんじゃを食いにちょくちょく訪れた街で、そのほか銀座や晴海埠頭など見知った場所が舞台だとなんとなく親しみが湧いてくるようで、最後まで楽しく読めました。
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石田衣良のオススメは、『波の上の魔術師』『池袋ウエストゲートパーク』『うつくしい子ども』あたりですかねえ。
『アキハバラ@DEEP』もある意味オススメかも。『恋におちたら』の第一回的な楽しみ方ができそうです。
『娼年』も面白いけど、エロいから堂々とオススメできないのが悩ましいところです。
『ブルータワー』は読む価値が無いと思います。個人的には。
でた!IWGP
私は本気でプロレスのタイトルのことだと思っていましたよ・・・
石田さんの他の作品も近々読んでみたいです。