ブラックホークダウン

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朝に熱を出してダウンしたものの、解熱剤を飲んだら午後から復活したので近所のツタヤでDVDを物色。現代戦争のリアル描写に定評があると聞いたブラックホークダウンを借りました。

泥沼の市街戦というのはああいうものなのかなぁというのが一番の印象で、ガンシップからの降下作戦が火器で武装した民兵相手に有効な戦術なのか疑問に思いました。テロ屋へのカウンターに使うならまだしも、RPGまでもってる相手にガンシップがホバリングなどしようものならテキ屋の的より簡単に当たってしまうという描写を見ると、ヘリコって便利だけど脆いよね・・・という結論になります。
映画の内容はまさにアメリカ戦争映画の王道でしたが、アメリカ軍の死者が19人に対し、ソマリア民兵の死者が1000人を超えているということも忘れてはいけません。AKもって、RPGもって、人海戦術をとればなんでも敵役に見えてしまいますが、彼らにも言い分はあるでしょう。ソマリア内戦に限らず紛争の原因のほぼすべては貧困に根ざしたものであり、武力介入で解決するのは困難というかほぼ不可能というか、いずれにしてもあまり巧い手ではないということです。国際問題にすることにより、人道支援や平和維持軍などの対応が取られますが、抜本的な解決には長い視点と莫大な資金が必要になるのでしょう。PCの前でのうのうとおやつを食べながら鑑賞していたのですが、飢餓で30万人もの死者が出たという事実は覚えておきたいものです。

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このページは、が2006年9月 1日 16:41に書いたブログ記事です。

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