やっと復帰できそう・・・・かな?

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人間、駄目なときは何をやっても駄目なんだなーと思う2ヶ月くらいをどうにか乗り越え、やっとBlogの更新ができるようになりました。めでたしめでたしです。

で、昨日まで久々に東京に戻っていたのですが、福岡へ帰る飛行機の中で読んだのが「七都市物語 シェアードワールド」です。もう10年以上前に田中芳樹の書いた七都市物語の続編にあたる短編を、4人の作家がそれぞれに書いた作品で、七都市ファンとしては必読の一冊でした。七都市物語は、単行本こそ一冊しか出ていないものの、個人的には田中芳樹の作品の中でかなり上位にランキングされる作品です。RTS好きの人にはAAAやギルフォードやクルガンなど、個性的な用兵家がでてくるこの作品が好きな人がたくさんいるようで、作中のキャラクターであるアルマリック・アスヴァールやケネス・ギルフォードの名前でアカウントを作る者を必ず見かけます。
で、本の内容は、やはりほかの作家が書いているので違和感はあるものの、4本の作品のうち3本までは、続編ってことになってもまぁOKかな~というクオリティでした。が、残る一本。羅門祐人の「もしも歴史に・・・」は、正直これが続編ってのはきっついな~というのが私の感想で、羅門氏の書くユーリー・クルガンは、最後まで1巻のクルガンとは名前がいっしょの別人のように思えてなりませんでした。これがクルガンではなく、シュタミッツの話ならばなんとか想像できなくも無いのですが・・・
それでも、このまま放置されるにはあまりに惜しい「七都市物語」に新たな道筋ができたということに対しては非常に喜ばしく思っています。もっとも、田中芳樹が続編を書くのがベストなのですが。
比較的よかったのは森福都の「シーオブクレバネス号遭難秘話」で、ちょっとご都合主義が過ぎるかな~という気もするのですが、脇役として登場するAAAが「らしい」描写をされているので、おもわずニヤっとしてしまいます。

コメント(2)

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おお、七都市物語!
しかしすっかり内容忘れてるのが悲しい・・・。
確かロストテクノロジーの軌道衛星が自動攻撃してくるせいで航空機が使えない世界って設定だっけ。
田中芳樹の架空戦記ものは面白かったなあ・・・。

>確かロストテクノロジーの軌道衛星が自動攻撃してくるせいで航空機が使えない世界って設定だっけ

そのとおりです。1巻はさほど文章量が無いにもかかわらず、非常に強く印象に残っています。
田中芳樹の架空戦記といえば・・・タイタニアとアルスラーン戦記、マヴァール年代記あたりが有名ですが、それぞれ味がありますね。

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このページは、が2005年6月20日 22:18に書いたブログ記事です。

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