テレプシコーラ第二部を全部読んできた

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クラシックファンはいろいろ聴いているうちにバレエとオペラには高確率で足を突っ込むことになります。そしてこのテレプシーコーラは本格?かどうかは判りませんがバレエに勤しむ少女の物語で、まるでバレエを知らなかった(いまでも触りくらいの知識しかありませんが)当時の私にとってバレエ入門書のような存在でした。そのテレプシーコーラの2部は完結していたのを知っていたものの、近所のネカフェには置いてなかったので読めず終いでした。が、いつの間にか買い足されたらしく一部の横に5冊ならんでいたので読んできました。

2部は主人公の六花がローザンヌ国際バレエコンクールに挑む作品で、5巻で丁度コンクールの終わりまでが描かれているのですが、最後まで読んでみるとここで終わっちゃうの?と、一番に思いました。なんというか、1部の終わり方が美しかったのに、2部がここで終わるなんてありえねぇ!と、読んだ方なら誰もが感じるのではないでしょうか。ストーリー自体は読み応えのある秀作なのですが、1部からの読者は主人公の六花が幼少の時からずっと追いかけているわけであり、海外留学が決まったところで終わりとか言われても中途半端過ぎて「続きはよ!」としか言いようがありません。せめて立派にプロのバレリーナ(になるかどうかは知らんけど)になるまでやってくれないとガッカリ過ぎです。しかもローラ・チャンや建人など面白そうなキャラクタが揃っているのに、ここで留学先の学園モノで第三部をやってくれないことにはファンの収まりが付かないことでしょう。
先ほど述べた通り作品としては十分な秀作なので、1部から通して全15冊、時間が許すのであればネカフェでいっきに読んでしまうことをオススメします。そして読み終わった後、一緒に「続きはよ!」という気分になってもらえたら良いなぁと思う、そんな作品です。

まぁ、続きはよ!って言いたくなる作品はそれこそ山ほどあるのですけれどもね。(特に小説!小野不由美様とか佐藤大輔とか森岡浩之とか。もうほとんど諦めているのですけれども)

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このページは、が2012年9月18日 22:07に書いたブログ記事です。

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