冷凍餃子が食べられない!?

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中国から輸入された冷凍餃子に高濃度の有機リン系農薬が混入していた事件は、ここ数年の「食の安全」が注目されているご時世にクリティカルな話題としてマスコミに大きく取り上げられています。今回の事件は、赤福や白い恋人の賞味期限切れや冷凍ピラフにプラスチック片がはいっていたなどのこととは別次元の危険度であり、冷凍餃子をこよなく愛する私にとっても一大事・・・・と、思いきや、意外とそうでもありませんでした。
私は冷凍餃子を年間20袋は確実に消費するくらい好きではありますが、どこの製品でも良いというわけではなく、買う製品は「味の素ギョーザ」指名買いです。そして、味の素ギョーザは国内工場で加工されていることから、中国からの冷凍餃子の輸入が滞ったとしても原材料さえ輸入できれば味の素ギョーザが食べられないことは無いことでしょう。もっとも、すでに民間レベルでは中国製冷凍餃子の輸入禁止措置をとっているとのことなので、味の素餃子をはじめ国内加工餃子が品薄になる可能性は大いにあると思いますが。

「食の安全」の観点から以前はまるで気にしなかった産地を最近は多少気にしているのですが、熊本に着てからというもの、外食や加工食品の購入を除けば、野菜や肉に関しては驚くほど国産(というか県内産)が多いということ。食材によっては、産地どころかつくったおばちゃんから直接購入できる(そして笑えるほど安い)ので、そういう点では非常に恵まれた環境であると言えるでしょう。事実、本日もまいどおなじみ週末独り鍋(自分で書いて、自分で凹むくらいインパクトのある言葉です)の食材を買い揃えたのですが、水菜、白菜、ほうれん草、たまねぎ、たら、牡蠣、すべて国内産でした。だから安全と言うのは安直過ぎるのですが、もとよりあまり産地などきにしていなかった私からすれば国産マークは十分なブランドです。

自炊と外食(中食含む)の割合がほぼ半々であることから、仮に自炊の際にはなるべく気をつけるようにしたとしても、外で食べれば何がはいっているかなど判るはずもありません。ファミレスや居酒屋などのチェーン店はなんとなく怪しい雰囲気で、ここのところ可能な限り避けている反面、大手コンビニに関しては食品の衛生と栄養表記がしっかりしているので、多少値段が張ることがあってもコンビニを利用してしまうケースが増えています。考えてみれば、手や服についた汚れに関しては凄く神経質になるにも関わらず体内に取り込む食事に対して無頓着というのは、ある意味とても矛盾しているような、プライオリティが逆ではないのか?という疑問を感じずにはいられないのですが、どこかで折り合いをつけていかなくてはならないのならば、なるべく自炊の割合を増やして自分の安全は自分で守るということくらいしか防衛策が思い浮かばないという現実があります。
これは個人レベルの問題であるとともに、国家レベルでの案件とも言えるでしょう。食の安全以外にも、自給率問題、農業従事者の高齢化問題などがありますが、この手の案件に対して、高度に効率化されたハイテク農業の発展が解決への決定打になると言われています。安部総理が辞任してから耳にする頻度がさがったイノベーションと言う言葉がありますが、一連の事件報道を見ているうちに、次に来るイノベーションは農業分野からであっても不思議ではないなと思いました。

コメント(2)

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味の素の冷凍餃子はうまいっすよね!
指示通りに作れば厚めの皮がパリッとして焼けて、ジューシーな餃子が出来上がる!
ただ、今回の騒ぎで買うの控えようかと思ってたところなので助かる情報ですよ~。
早くチャイナフリー表示来ないかねぇw

味の素ギョーザの良い点は、まさに皮!ですよね~
他社製品に比べて、冷凍にもかかわらず皮が
破れている確率が極端に低く、焼いた時には
パリッと仕上がるので、いつも買い溜めしてま
す。今回の件で、さすが国内工場製!と唸っ
てしまいました。

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このページは、が2008年2月 3日 00:55に書いたブログ記事です。

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