アマデウス

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今日はアマデウスのディレクターズカットを観ました。鑑賞した後に資料を見て初めて知ったのですが、この作品は1986年のものでと20年も前の映画なのですが、観ている最中はそんなに古い映画だとは少しも思いませんでした。それくらい映像の美しさに目を瞠るものがあります。
内容はモーツァルトとサリエリのドロドロな宮廷劇なわけですが、この作品でのサリエリは他のモーツァルトとサリエリを描いた作品に比べてサリエリがモーツァルトを憎みながらもその作品には畏敬の念を抱いている点が強調され、同時代にモーツァルトの音楽を理解していた数少ない人物とされているのが特徴のようです。実際、物語の後半にはサリエリは言葉とは裏腹にモーツァルトを支えているような節もあり、だからこそ己の苦悩もより深かったということなのだと思います。
作中にはこれでもか!というくらいモーツァルトの音楽であふれていると予想していたのですが、極め付けにメジャーなフレーズは少なく、どちらかというと有名な作品の中のあまり取り上げられない楽章が多く使われていました。確かにこれでコッテコテのフレーズだらけだとやりすぎ感が否めないので、劇中のほんの一幕にちょこっと出てくるくらいでちょうど良いのでしょう。
さすが映画通のあいだでも評判の作品なだけあって、すばらしい映画だったと思います。3hもの長さにもかかわらず引き込まれる映画はそうそうありません。

いろいろ感想はあるのですが・・・その中で最も突拍子が無いと思われるもの。サリエリ役のF・マーレイ・エイブラハムさんを見た瞬間、ヘルシングを実写にするならウォルター役はこの人意外に考えられない!と思いました。

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このページは、が2006年11月 3日 23:22に書いたブログ記事です。

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