Gargoyle考察
Cryptで生産できるAirUnit。生産条件にBlackCitadelが含まれているので生産は中盤以降になる。ステータス的にはコストとSupを考慮するとかなり優秀なUnitであるが、肝心の対地攻撃が弱いためあまり有効に使える場面が少ない。ただし、Sup消費が2なので、大量の資源があれば相当数におよぶ量産が可能である点は評価できる。ただし、UndeadのAirRushにはFrostWyrmという大本命がいるため、Gargoyleは攻撃力があまり重要でない後方撹乱に使われることが多い。また、空対空能力は非常に高いものがあり、Cryptで生産できることから緊急用の対空UnitとしてCryptFiendの補助として使うのも効果的である。特殊能力のStoneFormは自ら石化することにより飛行能力および移動能力を一時的に失うかわりにHP回復速度とアーマーにボーナスが付くもので、HPの回復手段として考えるのならそれなりに使いやすい能力である。だが、実際はGargoyleの主な役割は後方撹乱と対空補助なので、実際に使う局面というのはきわめて少ない。Sup消費が少ないものの決して安いUnitではないので、無理をしてまで使う必要は無いUnitである。
Gargoyleカウンター
よほど大量に出されない限りさほど怖くない。後方撹乱のために数体が金鉱の裏からWorkerを突いても、対空砲台が1-2個あれば十分に撃退できる。また、HumanやUndeadの後衛のスペルキャスターはあまり戦力として期待できないが、それでもGargoyleには同数でも十分勝てるので対策の必要性があまりない。AirUnitなので、確実に倒す場合にはWebやEnsnareなどで地上に降ろしてから確実に仕留めるのが理想的である。なお、空対空はかなり強いので、まともに相手をするのは控えた方が良いだろう。
ver.1.04 02/12/15
Undeadの防空を担う重要Unitであり、以前とくらべると使用する機会が大幅に増えた。その原因は、ver.1.03で対地攻撃能力が改善されたということもあるが、以前よりも航空兵器を駆使する機会が多くなり、その対応策としてGargoが使われるようになったと言うべきだろう。Undeadには少数でも確実な対空手段となり得るCryptFiendのWebがあるのだが、こちらはやや弱体化の憂き目に遭い、以前より指摘されてきたWebの短い射程などの問題から相対的にGargoyleの評価が上がったということもある。いずれにせよ、Gargoyleは極めて優秀な空対空Unitであり、対地攻撃力も数がそろうと無視できない程度の威力がある。コストはやや高めだが、Cryptで生産できる上にSup消費が2なので、急な生産にも十分耐えうるのが魅力である。アップグレード系列がGhoulと違うタイプなのがやや問題ではあるが、空対空ならばノーアップグレードでも十分に強いのであまり気にならない。Gargoyleを使う上で問題になってくるのは、やはりFiendとの使い分けだろう。
Gargoyleを生産するためにはタウンシンボルが第三段階までアップグレードされていなければならないので、その前ならば選択の余地無くFiendということになるのだが、基本的には好みによる使い分けで良い。Gargoyleの利点は、空対空で戦うことから侵入不可の地形でも確実に追撃が可能な点であり、Acolyte虐めなどの嫌がらせに対してはFiendよりも効果的である。Fiendの利点は、Webさえ開発されていれば確実に航空機を仕留められるので、少ない数でも一定の効果があがるところであり、Unitそのものも攻撃力が高いので地上兵器に対しても戦力になる点である。どちらもそれなりの利点があるのだが、追撃性能ではGargoyle、汎用性ではFiendに分があるようだ。しかし、複雑な地形で戦う場合にはWebの短い射程が災いしてFiendだけ速攻で殺されてしまう可能性や、DispelやNegaWand等でWebを解呪される危険性もあり、対Airに限って考えれば数がそろったGargoyleの方が安定性は高い。よって、WyvernやHippogryphRiderなど射程が長い航空兵器が相手の場合にはFiendではやや信頼性に欠けるので、Gargoyleを使った方が良いだろう。ただし、Gargoyleの対地攻撃力はつよくなったとはいえオマケのようなものであり、攻撃力をあてにはできないので、Gargoyleは航空兵器を食い物にするに十分な数があればよく、作りすぎはかえって悪影響が出てしまう点が問題ではあるが、短期間で強力な航空兵器対策を行える点こそがGargoyleの強みである。
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