Hero        DeathKnight        DreadLord         Lich       CryptLord
    Normal   Acolyte   Ghoul   Crypt Fiend   Gargoyle   Abomination   Meat Wagon
           Necromancer    Banshee    Frost Wyrm    ObsidianStatue    Destroyer 
CarrionBeetle
     Shade     Skeleton

 

      Abomination
 典型的な前衛Unit。HPが非常に高く、大きな体の割にスピードも遅くない。

 特殊能力
 Disease Cloud Aura:病原菌を纏い、接近したUnitに病気をうつす。
         病気にかかったUnitは1dam/sを120sの間受けつづける。
          Dispelは不可能だが、これにより死ぬことは無い。
            (要開発:225125 45s)

 Cannibalize:死体を食べて体力を15HP/s回復する。33秒で1体を食べ終わる。
        (要開発:75 30s)
 生産コスト   240  70  ヒットポイント   1080
 消費サプライ   4  マナポイント   -
 生産時間   45s  製造施設  Slaughterhouce
 ユニットタイプ   Normal  移動速度   270
 攻撃タイプ   Normal  視界(昼/夜)   140/80
 攻撃射程   直接攻撃  輸送サイズ   1/8
 アーマータイプ   Heavy
 アーマー   2 (+2 Max8)
 対地攻撃力   33〜39
 対空攻撃力    なし
 攻撃間隔   1.9s

 

  Abomination考察
Undeadの主力前衛Unit。生産できるようになるのはタウンシンボルが最終形態のBlackCitadelになってからなので投入は急いでも中盤以降になるが、非常に頼りがいのあるUnitである。Abominationはコスト的にもステータス的にもかなり優秀なUnitなのだが、決め手となるのは他のUnitとの絡みで、DeathKnightのDeathCoil、DreadLoadのVampnicAura、NecromancerのUnholyFrenzy、LichのFrostArmorと抜群の相性を誇ることから主力前衛の座を不動のものとしている。Ghoulではステータスの低さからUnholyFrenzyの使用がためらわれるが、Abominationならばリスクを補って余りあるメリットがさらにVampnicAuraで強化されるので使わない手は無いだろう。また、GhoulではHPが低すぎて高レベルのDeathCoilでは効率が悪くなってしまうので、その点でもAbominationの使いやすさが光る。特殊能力のDiseaseCloudAuraは開発費用の割にはいまいちパッとしない能力ではあるが、Abominationが前衛に長く留まるような状況であれば気休め程度にはなる。ただし、これが無くてもたいした影響は無いだろう。弱点としては、Abomination自体の弱点というよりはUndeadの弱点そのものがAbominationにとって辛いものであるケースが多い。Undeadは付与魔法の処理が他の種族よりやや劣るので、その矛先がもろにAbominationへと向けられるのである。付与魔法は基本的にUnitLvの高いUnitにかける方が効率がよいので、木っ端なGhoulを相手にするよりもAbominationを狙う方が効率がよいのは間違いないからだ。特にPolymorph、Cyclone、Entangle、Purge、Cripple、などの魔法が厄介なのだが、対策としてはWand of NegationかAntiMagicShellで上書きするかに限られるのでとにかく分が悪い。対Humanの場合は最悪で、AntiMagicShellもDespellで効率よく打ち消され、付与魔法をどんどんかけられてしまう危険性がある。そのような場合はAbominationとGhoulの混合比率を工夫する必要がある。ただし、これらの弱点はつまるところUndeadには常につきまとうものであって、Abomination自体に欠陥があるわけではない。Abominationは見た目からは想像できないほどUnitの特性が素直なので、搦め手に弱いのはある意味当然なので、弱点を補うよりも長所を生かすような運用が求められるのではなかろうか。

  Abominationカウンター
ある程度Abominationの数が出ている場合は積極的に付与魔法による無力化を図るとよいだろう。とにかくUndead自体がDispel系魔法に恵まれていないので、付与魔法の効果を十分に活かしきることができる土壌があるからだ。かける魔法は一発で無力化できるタイプが理想的で、Polymorph,Cyclone,Cripple,Possessionが狙い目だろう。特にBansheeを出していないUndeadにはPolymorphラッシュが以外な程有効である。ただし、Undeadの前衛はAbominationとGhoulが混ざってるのが一般的であり、下手にAbominationばかり狙っていてもGhoulに押し切られては意味が無いので、あまり小技に頼るのも考え物である。Abomination自体はアーマータイプがLargeなのでPierce属性の攻撃を集中させることができれば苦労せず倒すことができる。しかし、直接攻撃Unitで真っ向から戦うとVampnicAuraやUnholyFrenzyの効果で押し負けることが多いので、多少無理してでも1体を集中して狙うべきである。その際にLichのFrostArmorによって強化されている場合には迂闊に手をだすわけにいかなくなるので、そこまで付与魔法がかかっている状況ならばまず解呪を優先させると良い。Abominationは付与魔法によって強さが全くちがうので状況の見極めが重要である。

  ver1.04   02/11/25
 ver1.03以前と比べると、全体的にやや使用頻度が上がったように思える。原因はいろいろあるが、主にLichのFrostArmorが使いやすくなったこと、Ghoulのすり抜けが不可能になったこと、Bansheeの使用頻度が上がったことなどが挙げられる。以前よりFAとAboの相性のよさは指摘されていたが、Lich自体を使う機会がすくなかったことからあまり見かけない戦法であったが、Lichがver1.03で全体的に使いやすくなったことによりAbominationにも影響があったようだ。また、Ghoulのすり抜けができなくなったことによりGhoulの魅力がだいぶ薄れてしまったので、その相対的な影響としてAboの出番が増えたというのも確かである。Ghoulに対してはプレイヤー全体に対策がかなり浸透しているので、Undead側の対処としての使われ方も少なくない。さらに、UndeadがBansheeを前線に投入し始めると、相手としては大型前衛の使用がためらわれることから初期Unitを前衛としてつかってくるケースが多いので、それらをAbominationを使い力でねじ伏せる戦法はかなりの効果が期待できる。その上Bansheeが前線に出ることによりステータス魔法による妨害も防ぎやすくなり、敵から見ると非常にいやらしい戦法である。Abominationは能力的に高いことは以前から知られていたが、弱点も多いのも確かである。それゆえに一時期は倦厭されていたが、Ghoul対策の浸透によりGhoulとの使い分けの方法が明確になり、活躍の場も多くなった。また、Abominationの能力を生かしきるには付与魔法の存在が不可欠であり、NecroのUnholyFrenzy、LichのFrostArmorをはじめScroll of ProtectionやScroll of Beastなども積極的に使いたいところである。その弱点を補う為にAntiMagicShellやNegaWandで有害な魔法を除去するのも有効な手段だが、場合によってはポジティブな付与魔法をかけることにより効果を相殺させるという手も有効である。Poly、Cripple、Entangle、Ensnareあたりは解呪すべきだが、Slow、FaerieFire、Curse程度であるならば、UFやFAの効果を優先してあえてDispelしない手もある。AbominationにUFや高レベルのFAがかかっている場合、相手からDispelをかけてくることも多いので、お互い付与魔法をかけにくいような状況を作ってしまうのが理想的である。

 

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