Hero        DeathKnight        DreadLord         Lich       CryptLord
    Normal   Acolyte   Ghoul   Crypt Fiend   Gargoyle   Abomination   Meat Wagon
           Necromancer    Banshee    Frost Wyrm    ObsidianStatue    Destroyer 
CarrionBeetle
     Shade     Skeleton

 

    Destroyer

  Undeadの新AirUnit。ObsidianStatueから変身させて生産する。SpellImmunityを持ち
  常にマナが減りつづける特殊なUnit。

  特殊能力
  AbsorbMana:自軍のUnit1体からマナをすべて吸収する。
          射程90

  DevourMagic:効果範囲内の付与魔法をDestroyerの25HPと50Manaに変換し吸収する。
            召還Unitは180のダメージを受ける。
           Cooldown8s  射程60 効果範囲20

  Orb of Annihilation:Destroyerの攻撃に20のダメージボーナスとエリアエフェクトダメージ
               を追加する。一発あたりマナコスト25。
 生産コスト   100  50  ヒットポイント   900
 消費サプライ

   5

 マナポイント   400
 生産時間   -  製造施設   -
 ユニットタイプ   Normal  移動速度   320
 攻撃タイプ   Magic  視界(昼/夜)   140/100
 攻撃射程   45  輸送サイズ   -
 アーマータイプ   Light ・通常状態で常にマナがー3/sされる。
 アーマー   4 (+2 Max10)
 対地攻撃力   19-21
 対空攻撃力    19-21
 攻撃間隔   1.35s

 

  Destroyer考察
FTから新加入のUnit。Undeadの弱点であった解呪能力の低さを補って余りある能力を持つ大型AirUnitである。Destroyerは生産施設から生産するのではなく、Tier3BlackCitadelへのアップグレード完了後にSlaughterhouseでMorphDestroyerのアップグレードを行ったObsidianStatueを変身させることによりDestroyerが生産される。StatueからDestroyerへの変身はものの数秒でおわるので、Statueからの生産時間を合計すると実質50s程度である。変身する際にはMPはStatueの残りHP率が引き継がれ、Manaは0からとなるので、極端にダメージを受けているStatueを変身させると瞬殺される恐れがあるので注意が必要である。Destroyerは、その能力やステータスが他に類を見ないものばかりであり、使う際にはかなり癖がある。そのなかでもまず覚えておきたいのは、DestroyerのManaは0の状態が基本であるということだ。Destroyerは通常のUnitと違い、自らManaを自然回復させることができないばかりか、後述の方法でManaを得ても、常にManaが−3/sされるので結局は0になってしまう。しかし、Destroyerの能力の中でManaを消費するものは通常攻撃をパワーアップさせるOrb of Annihilationのみなので、戦闘時のみManaがあれば普段はManaをもっていなくても事足りる。では、いかにしてDestroyerにManaを持たせるかということになるのだが、そのための能力がAbsorbManaとDevourMagicの2つの能力である。AbsorbManaは、味方のUnitからManaを吸い上げて自らのManaに変えるもので、基本的にはObsidianStatueから吸い取ることになる。無論、HeroやSpellCasterからManaを吸い上げることも可能ではあるが、Manaを持たないCasterなど価値が無いので吸い取るわけにもいかず、Heroから吸い取るのは論外なのでManaがフルチャージで600もあり、仮にManaが0になっても能力的にほとんど困らないStatueから吸い上げるのが最も理に適っている。例外的にDRでManaをガンガン自家生産できる状態にあるLichから吸い取ることも考えられるが、きわめて稀な例であろう。そして、もうひとつの方法がDevourMagicをつかったMana回復法なのだが、可能な限りこちらでManaを回復する方が望ましい。DevourMagicは、Manaを消費せずに使えるDispellのような能力なのだが、付与魔法や召還Unitを解呪するのではなく、Destroyerが吸い取り自らのHPとMPに変換する能力である。変換レートは召還Unit1体または解呪したUnit1体あたりHPが25、MPが50回復と、かなりおいしい。なお召還Unitは、とどめを刺せなくても吸収はできる。DevourMagicはCoolDownが8sとやや長く大量のCasterでAutoCast魔法を駄々流しにされると1体では対処しきれないので、DevourMagicを連射可能なDispelのように使うことが想定されるのならばDestroyerは3体いると安心である。しかし、3体ものDestroyerのManaを常に維持するのは骨が折れる作業なので、3体いるなら最低2体はManaを所持した状態で戦闘に望みたいところである。Destroyerの戦闘力は、ステータスを見る限りFood消費5とは思えないほど攻撃力が低いのだが、このUnitの真価はManaを持った状態でOrb of Annihilationを連発しているときに発揮される。Orb of AnnihilationはManaを25消費して通常攻撃に+20
のダメージボーナスとスプラッシュ判定を追加するものである。+20しても初期状態では攻撃力40程度であり一見たいしたことが無いようにも思えるのだが、1回の攻撃で軽く2-3Hitしてくれる上に上級AirUnitとしては抜群に速いCoolDownのおかげで、GryphonRider(StormHummer付き)の3割増しくらいの勢いでダメージが取れる。Manaの維持は多少手間がかかるものの、Orb of Annihilationを使わない手は無い。Destroyerを使う上での注意点としては、SpellImmunityの能力をもっているもののDeathCoilでの回復が可能なことである。DevourMagicはManaの吸収には優れているがHPの回復はさほど強力ではなく、よほど相手が付与魔法を連射でもしてくれない限りはHP回復手段として見込むのは難しいので、HP回復はDeathCoilをメインに据えると良い。また、Destroyerは常にManaが-3/sされていると言うのは前述のとおりだが、近くにSpiritToughをAutoCastで使っているObsidianStatueがいると魔法の無駄撃ちをいつまでもつづけてしまい、ObsidianStatueのManaが溜まりにくくなってしまうので、Destroyerを使っている時はStatueのSpiritToughは使わないか、もしくはDestroyerを近づけないようにすべきである。Destroyerを運用している以上、ObsidianStatueのManaはDestroyerのものと言ってしまっても良いくらいであり、自らのManaを浪費して肝心なときにチャージができなくなるような事態だけはなんとしても避けたいところである。DestroyerはFTの新生Undeadには欠かせないサポートと火力を両立させた優れたUnitであり、多少の癖があるものの是非とも使いこなしたい。

 

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