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Lich考察
Undeadの控えのHero。もしくは3番目のHeroといった感じである。なにせWarCraft3の公式HPのLich解説の冒頭に「LichはUndeadで一番使われていないHeroです」と書いてあるほどだ。UndeadはDreadLoadとDeathKnightのダブルHeroシステムが一般的であり、Lichは雇われる場合でも3番目で、多くの場合はあまり雇われえる事が無い。ただし、Lich自体が特別に弱いというわけではなく、Undeadの特性にあまり合致していないという表現が的確かもしれない。特に、他の種族の魔法系Heroには召還魔法があるのだが、Lichにはそれが無いのがネックである。また、特殊能力の癖が強く、扱いにくい点も倦厭される原因であろう。FrostNovaは対象とその周辺にダメージを与える魔法でFreezの追加効果もある。的確に狙えば威力は申し分ないのだが、なかなか狙いが絞れない。MP消費は並なのだが、安定してダメージが取れない点がやや問題だが、Freezの効果は侮りがたく、優秀な攻撃魔法である。FrostArmorは対象にした味方Unitに一定時間アーマー値にボーナスがついて、直接攻撃を受けた場合は相手にFreezの効果を付与する効果がある。これもなかなか使いやすい魔法で、消費Manaが低く直接攻撃が主体の編成に対してはかなりの効果が期待できる。Undeadの前衛Unitはアーマー値がやや低めなので、その点を補う魔法としても価値がある。DarkRitualは味方を1体生贄にして、そのUnitのHPを一定割合でLichのMPに変換する魔法である。だたし、MPに変換される割合があまりにも低いので、効果の程は期待できない。さらに、MP回復のためにMPが必要なのがさらに評価を低くしている。いくらでも生贄にできるSkeletonをいくら食べても大した量のMPが回復するわけではなく、そのうえCoolDonwも15sと短くないのでたくさん食べること自体が難しい。究極魔法のDeath&Decayも非常に特殊な魔法である。最大HPの4%/sのダメージを効果範囲内に与える魔法なのだが、HPの高い建物に対してはかなりの威力を発揮するのだが、範囲攻撃なのでUnitに当てるのは困難である。4%ずつダメージを与えるのでどんなにHPが高くても24sの間照射すれば確実に葬ることができるので、対建物に関しては悪くないのだが、味方もダメージを食らう点もマイナスで、消費MPが膨大でCoolDownが長い割には決め手に欠ける魔法である。Lichの魔法は効果だけ見れば優秀なのだが、いざ実戦でつかってみると使い勝手が芳しくなく、狙いが難しい。
Lichのスキルコーディネイトはいろいろな選択支があるが、FrostNovaとFrostArmorに交互にポイントを割り振るのが無難だと思われる。逆の言い方をすれば、DarkRitualにポイントを入れる必要が無いので、結果的にそうなるのである。LichはもともとIntが飛びぬけて高いのでMPの回復速度はかなり早い。確かにMP消費量も多くなりがちだが、それならば1発の魔法の威力を高める方がよほど効率が良い。すくなくともDarkRitualはLv2になってもつかえるかどうか微妙な魔法なので、よほどのことが無い限り有効につかえる局面というものが無いだろう。さらに、究極魔法も決め手に欠けるといわざるを得ないので、後回しにしてFNなりFAをLv3にするのを優先させる選択も無くはない。だが、D&Dは射程がかなり長く、特にTeam戦で真正面からぶつかったときなどに敵のど真ん中へ照射すればすさまじい威力を発揮するので、FAをLv.3に上げるメリットとくらべるとD&D習得の方が効果的だと思われる。要は、射程が長くて破壊力があるかわりに連射できないBlizzardと思えばさほど悪い印象は無い。なので、Lichのスキル取得例はFN>FA>FN>FA>FN>D&D>FAあたりが手堅いのではなかろうか。
Lichもたせるアイテムは、緊急用にMPポーションをもたせておけば、あとはDKやDLのスロットを圧迫しているWand of NegationやTPのストックと考えてよいだろう。ただし、SobiMaskだけはDKやDLより優先させて持たせる価値がある。Pendant系はもとからMPが高めなので、あまり必要性を感じない。特にHPポーションを持たせても死ぬときはあっさり死んでしまうので、生命維持に関してはPotion
of Invisibilityを使った方が良いだろう。
Lichは決して使えないHeroではない。ただし、使いにくいHeroであることも間違いない。Undeadはただでさえ操作が忙しいので、その上3Heroで手間のかかるLichの世話までするのは非常に困難なのは火を見るより明らかだが、それが可能ならばかなりの戦力になることだろう。DK、DLのLvが両方とも6を超えたら、雇ってみるのも面白そうだ。また、後衛の攻撃力不足の抜本的対策としてLichを使うのも選択支の一つではないだろうか。とにかく扱いがむずかしいHeroだが、能力だけ見れば優秀なのである。プレイヤーの技量次第では大活躍の可能性も十分あるので、チャレンジしてみる価値はあるかもしれない。
03/04/10
発売当初からしばらくの間の不遇が嘘のように「使える」Heroという認識が広まっている。Lichそのもののステータスに大きな変化はないものの、プレイヤー全体の技量があがり3Heroシステムも一般的になった点と、Lichの能力が攻撃面でも支援面でも強力であるとの評価に落ち着いたのが人気の主因である。Undeadの戦術は瞬間攻撃力の高さを生かしHero瞬殺を軸に組み立てるのが一般的であり、FrostNovaという瞬間攻撃力が高い上に移動速度まで落とせる攻撃魔法はUndeadのプレイスタイルと合致している。そもそもFrostNovaは敵の密集地点に打ち込むことにより、ダメージとFtostの付与効果を同時に与えることができるので、密集しやすいMassCaster編成や追撃戦で逃げる敵を追い立てるなど様々な局面に安定して使える便利な魔法である。
Lichを出す目的のほとんどはFrostNovaにあるといっても過言ではなく、事あるごとに使うことになるのでManaは慢性的に不足しがちである。それを補う為にはManaPotionかDarkRitualか、もしくはIntやManaが上昇するアイテムに頼ることになるのだが、なるべくならば装備品を3つくらいつけて急場を凌ぎ、ManaPotionは緊急用に止めて資金の節約をしたいところである。DarkRitualは効率があまり良く無いのも事実ではあるが、ManaPotionとコストを比べればLv1でもそこまで見劣りするものでも無いので、LichをFrostNovaの砲台として使うのならばそれなりに役に立つ。DarkRitualがLv2になってしまえばGhoulでもなんでもガリガリ食べてしまって損は無いので、Lichを素早くLv.4まで育てられる環境があるという条件でDarkRitualの取得も考慮しても良いのではなかろうか。とはいえ、やはりLichのセカンドスキルはFrostArmorを選ぶのが定石だと思われる。Lv.1でもそれなりの効果が期待でき、消費Manaも比較的控えめな点でセカンドスキルにはうってつけである。AutoCast設定が可能ではあるが、いくら低コストとはいえGhoulにまでかけてしまうとManaがあっという間に底をついてしまうので、基本的には戦闘前にHeroやAbominationに手動でかけておく使い方が一般的である。使いすぎると肝心のFrostNovaが打てなくなるので注意が必要だが、Orgaなどの大型MeleeのCreepingでワンポイントとして使うと重宝することもある。なお、FrostNovaとFrostArmorの凍結属性のステータス表記はSlowedとなり重複することはなく、FrostWyrmの攻撃と同属性である。Lichは使えないHeroという評価は完全に払拭したものの、やはり3rdHeroとして用いるケースが最も多く、場合によって2ndHeroで出すこともあるという運用方法が主に用いられる。LichはFrostNovaのおかげでLv.1でも仕事ができるので3rdHeroとしての価値は高いのだが、ただでさえ低いHPのおかげで中盤ともなると一瞬で昇天召されることも多いので、常に攻撃が集中しないように注意する必要がある。相手からするとFNを連発するLichはたとえLvが低くてもさっさと始末してしまいたいHeroであり、DeathCoilで回復が可能とはいえ完全に囲まれると回復が追いつかないので狙われやすく、特に戦場での配置には腐心する。ただ、Lvが低い状態では延命措置をとってもどうしようもない状況というのは良くあることなので、戦況が有利であればLichを取られてもそのまま戦闘を続行させる判断も時には重要である。2ndHeroとして運用するケースはHeroKillに特化するためのもので、序盤の展開から早い時期に仕掛けるという判断の基に使われることが多い。特に蜘蛛オーダーの場合にはLichが攻撃の核となり、早い段階から削り勝つことが求められるのでLichにかかる負担が大きくなる。このような場合に限らず、LichはHPの最大値を補うタイプのPeriapt系やSTR上昇系のアイテムを装備させつつFAでしっかりアーマーを補うと簡単には死ななくなるのでオススメである。Lichは典型的なオフェンシブHeroなので、その特性を活かしつつ弱点が露呈しないような配置で戦わせると非常に心強い。
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