Dryad考察 02/08/01
個人的にはNightElfでイチ押しのUnit。とにかく特殊能力がどれも実用的で、非常に役に立ってくれる。Unitそのものも機動力があり、攻撃力もSlowPoisonのおかげで低くなく、射程もそこそこである。ややCoolDownが長めだが、たいして気にならないだろう。ややSupply消費が大きめなのが気にかかるが、この能力を考えると妥当な線である。使い方としては、基本的にHuntressを前衛にしている場合の後衛として使用する。Huntressとアップグレードが別系統なので、同系統であるArcherを使いたくなるが、わざわざDryadを使う利点はアップグレードの利を上回っている。まず第一に移動速度がHuntressと同じなので、行軍速度が目に見えて違う。また、SlowPoisonのおかげで追撃戦の効率が飛躍的に上昇し、NightElfの有利な中盤の時間帯で敵に厳しいプレッシャーを与えることができる。さらに、AbolishMagicは攻防どちらにも使い勝手がよく、AutoCastなので、Onにしておけば味方についたネガティブな魔法をどんどん解除してくれて、敵の召還Unitには強力な攻撃魔法として機能する。ただし、AbolishMagicを攻撃魔法として使う場合は手動でターゲットを指定する必要があり、複数のDryadで同時に1体のターゲットに魔法をかけることができないので、サブグループを巧く使った連射の技術が必要だ。これができると、特にWarterElementalとInfernalの処理がとても楽になる。ただ、あまりに作りすぎるのはオススメできないので、4〜8体程度を主力に随行させると良いだろう。それ以上の生産をするのならばArcherを混ぜる選択もある。また、量産する場合には大量のLamberが必要になるので、事前にLamber取得作業のWorkerを増やしておくなどして対応しないと、Lamber不足によるアップグレードや進化の遅れが出てしまうので注意が必要だ。最低でも4WispはLamber取得作業に専念させるべきだろう。場合によっては、GoblinShredderの購入も検討の必要がある。Dryadは魔法系と射撃系Unitの中間のようなUnitなのだが、Huntressと非常に相性がよくHuntressの中に適当な数を混ぜるだけでそれなりの戦闘力が保証されるのが最大の魅力ではなかろうか。とにかく扱いやすいUnitである。
02/11/14のMemoを抜粋
Dryadの新事実
ver.1.04ではDryadにもScroll of Healingが効いてしまうのである。最近変だとは思っていたが、実験を行い確認が取れた。Blizz発表のver.1.04の変更点には書かれていなかったが、ver.1.03以前はDryadにはScroll
of Healingの効果が無かったので、これは明らかな変更点である。Dryadは優秀なUnitであるが、数少ない弱点の一つが回復手段の少なさにあった。しかし、Scroll
of Healingの効果があるとなると有力な回復手段が確保できたのと同義であり弱点がまた一つ補われたことになる。Dryadはチキン撃ちをすることによりダメージがUnit全体に拡散する性質があるので、Scroll
of Healingとの相性は非常に良くかなりの効果が期待できるだろう。特にTalonがやや頼り無くなった現状では、Dryadにかかる期待は大きくなるばかりなのだが、この変更点は直接的ではないにしろ間接的にはDryadの強化として受け取ることができる内容であり、Nelfユーザーにとっては素直に喜んで良いのではないだろうか。なお、Dryadに効く特殊効果はScroll
of Healing、Tranquility、WyvernのPoison、DryadのSlowPoison、HealingWardだけであり、他の魔法やスキルはことごとく無効化するようである。ThunderCrap、WarStomp、Immoration、BladeStormなどの効果範囲内にいても、Dryadは無傷で何の影響も受けない。StasisTrapに至ってはDryadに対して起爆すらしない始末である。RoarやScroll
of Protectionの効果が無いのはやや痛いが、他の利点に比べれば大したことはないだろう。その上通常攻撃にSlowPoison付きで、コストもお手頃価格である。何はともあれ、NelfユーザーであればDryadを使わない手はないだろう。
Dryadカウンター
これといって弱点がないので、なかなか有効なカウンターが無い。そこまでHPが高いわけではないので、基本的には魔法系Unitと同じように接近してから直接攻撃で仕留めるのが一番なのだが、SlowPoisonとDryadの高い機動力で、なかなか思い通りに捉えられない場合がある。特に高級Unitでは返り討ちに遭う危険性すらあるので、単純に突っ込むだけではあまり効果が望めない。ある程度数が出るGhoulやFootmanで囲んでから近接攻撃で仕留めるのが最も確実な対処法だろう。CoolDownが長いので、数で押し切られると案外脆い一面もある。
ver.1.04 02/11/29
War3の通常Unitの中で、最も嫌われているUnitと言っても過言ではない地位を確立しつつある。ver.1.04でScroll of
Healingが効くようになってますます隙が無くなった。ver.1.03でDruid of the TalonのCycloneが大幅な弱体修正を受けたためNightElfはますますDryad頼みの傾向が強くなり、現状ではHuntressとDryadの二枚看板という感じの戦い方が主流のようだ。Dryadの強みは数あれど、やはりSpellImmunityが相手にとっては最も強烈なスキルと考ではないだろうか。特に中盤以降の戦闘ではHeroのスキルは大きなダメージ源なのだが、その全てがDryadには全く効果が無いので敵からすればDryadと戦う場合には通常攻撃によって撃破しなければならない。そして、通常攻撃を強化する類の付与魔法は片っ端からAbolishMagicで解呪できてしまうので、あまり脅威にはなり得ない。無論Dryadには付与魔法も効かないので、一方的にSlowPoisonを敵前衛にばら撒いてから後退してまたSlowPoisonをばら撒くという通称「チキン撃ち」がどうしようもないよど有効である。さらに、ダメージの4割程度を相手の状態に関係なくダメージが取れるPoison判定に依存しているのでアップグレードもそこそこで強力なダメージ源になり、まさに至れり尽せりといった感じである。それゆえにこれといった弱点が無いのだが、さすがにアーマータイプがSmallなのでMeleeUnitで乱戦に持ち込みチキン撃ちが使えないようなポジショニングをされるとあっさり全滅してしまうこともある。とはいえ、Huntress、Bear、DemonHunterで前衛を固められると簡単には突破されないのであとは操作次第でなんとかなってしまうことも多い。また、生産的な弱点としてSupが多いことと多量のWoodを消費する点が挙げられる。特にDry&ClawのLore進化は凄まじいまでのWoodの消費量があり、ただでさえ苦しいSupをWood採取のWispでさらに圧迫するという悪循環が考えられる。こればかりはWoodの回収量を上げる以外に対策が無いのだが、可能であればGoblinShredderを購入してWoodを伐採させれば1体で完全にWood消費を賄えるのでオススメである。なお、Dryadを主力にしても、その強さをあまり実感できないという話を稀に聞くことがあるが、そういうケースのほとんどはSupを70止めにしているのが原因である。Dryadは優秀なUnitであるのは間違いないのだが、Sup3のUnitとしてはステータス的に最弱の部類に入っているのも事実である。Dryadの生産コストは170/60とGoldだけ見れば明らかにSup消費が2のUnitと同程度なので妥当な線だとおもわれるが、生産する上ではSup70にこだわっていると同じSup70同士でも力で押し切られることも少なくない。Dryadの量産を考えるならSupplyMaxの90まで作りきってしまった方が結果的には被害を押さえられて経費削減に繋がることも多く、そもそも戦闘力が高くなる。Woodの折り合いさえついてしまえばDryadは安価なUnitなので、一時的なHighUpkeepならばあまり気にならない。数さえそろえてしまえば、あとは相手が何であれ操作次第でどうにでもなるという汎用性の高さがDryadの魅力ではないだろうか。
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