Hero      BladeMaster        Farseer        TaurenChieftain      ShadowHunter 
    Normal       Peon      Grunt      Troll Headhunter     Catapult     Shaman   
      WitchDoctor   SpiritWalker   Raider    KodoBeast    WyvernRider
Troll BatRider     Tauren     Wolf    SerpentWard

 

      Tauren
 Orcの最終兵器。まともに戦えば非常に強いが、その巨体から弱点も多い。

 特殊能力
 Pulverize:25%の確率で通常攻撃が特殊範囲攻撃(直近60Dam周囲30Dam)になる。
       (要開発:100250 40s)
 生産コスト   280  80  ヒットポイント   1300
 消費サプライ   5  マナポイント   なし
 生産時間   50s  製造施設  TaurenTotem
 ユニットタイプ   Normal  移動速度   270
 攻撃タイプ   Normal  視界(昼/夜)   140/80
 攻撃射程   直接攻撃  輸送サイズ   1/8
 アーマータイプ   Heavy
 アーマー   3 (+2 Max9)
 対地攻撃力   30〜36
 対空攻撃力    なし
 攻撃間隔   1.9s

 

  Tauren考察
Orcの最終兵器なのだが、これといって特徴が無い完全な前衛タイプのUnit。ただし、ステータス的にはかなり優秀なUnitであり、シンプルなだけに強いという見かたもできる。タウンシンボルを最終段階までアップグレードしないと生産できないため、投入はかなり急いでも中盤移行、一般的には終盤のUnitということになる。コストに関しては妥当な線だと思われるが、ややネックなのがSup消費が5とかなり大きめな点である。UnitとしてSup5の価値はあるのだが、いかんせんSupの70維持をしている場合にはちょっと重たいUnitであると言わざるを得ない。生産施設も専用のものが必要な点とアップグレードのこともかんがえると、前線投入までのコストは決して安くない。Gruntとアップグレードタイプが同系列なので、いっそTaurenTotemを2つ建てて前衛をすべてTaurenにする手もある。この戦略のメリットはなんと言ってもWitchDoctorとの相性の良さである。WitchDoctorのHealingWardはHPの最大値から2%/s回復するので、最大HPが非常に高いTaurenはGruntよりHealingWardの恩恵が大きくなる。実際に使ってみると、HW内にいるTaurenはとんでもなく硬く、なかなか倒れない。だが、デメリットも多く、ネガティブな魔法に弱いこと、Possession、Cripple、Engangle、Cyclone、Devour、羊などの魔法で弱体化、無力化すると、1体でもその影響が非常に大きくなってしまう点が辛いところだ。ShamanのPurgeで1体ずつDispelしてゆくのにも限度があり、そもそもそれだけの余裕があるかどうかも疑問である。Taurenを使う時には、咄嗟の時にPurgeやWand of Negetionを準備しておくことが前提になるだろう。それでもPossessionとCycloneとDevourはどうにもならないので、相手にそれらの準備がある場合には、控えた方が良い。だが、仮にTaurenによる前衛が十分に実力を発揮できる状況があるのならば、同コストのGruntよりも強いので、Taurenを主力に据える意義は十分にある。なおTaurenを使う場合はPulverizeは是非開発しておきたい。研究コストも高額だが、それに見合った威力がある。

  Taurenカウンター
LargeサイズなのでPierce属性の攻撃を集中させて倒すのが基本である。その際にはなんらかの方法でTaurenを足止めしてしまいたい。完全に止めなくても、SlowやCrippleやPurgeでもかなりの効果が期待できる。Taurenは対直接攻撃Unitには滅法強いので、中途半端に包囲してもPulverizeで逆に大打撃を食らってしまう。無理に囲むのは逆効果なので、自軍の前衛と後衛の距離を詰めて後衛の集中攻撃に期待しつつ前衛は足止めに徹すると良いだろう。TaurenがHealingWardの効果範囲内にいる場合には、杖を破壊するかTaurenを効果範囲外まで引きつけるかしてかならず効果を消してから戦いたい。HealingWard内にいるTaurenはすさまじい勢いでHPが回復し、それを強引に倒すのは非常に効率が悪い。また、Taurenを前衛として、後衛にWitchDoctorとShamanが控えている陣形と真正面から戦うことだけは絶対避けるべきである。よほど数の差がついていないと、非常に手痛い反撃を食らうので、しかるべき対策をとってから戦闘をしかけたい。主な対策としてはPossession、Cripple、Engangle、Cyclone、Devour、Polymorphあたりが有力だが、決戦ということであればStarFallやInferno、BladeStorm、等Heroの究極技による迎撃もためらわず使ったほうが良い。なお、完全にTaurenのみで構成されている場合はAirUnitで撃退するのが一番手っ取り早い。

  ver.1.04 02/12/08
なんだかんだで地上最強Unitの地位を守っているUnit。弱点も多いが、ツボにはまったときの戦闘力は魅力的であり、Shamanの弱体化により前衛でダメージを取らなければならなくなったOrcにとっては重要性が増したように思える。とはいえ、実際に使うとなるといろいろと不都合があるのも以前と変わらない。特にBansheeのPossessionとの相性は最悪を極め、対Undead戦では相手のベースにTemple of the Damnedが無い場合など、特殊なケースを除いてほぼ使うことは無いだろう。しかし、一方で対GhoulにはTaurenほど優秀なUnitが無いのも事実であり、Undeadとの駆け引きは難しいところである。Soloであれば、OrcはUndeadに対してさまざまな搦め手を使うことにより優位にたたかうことができるので、あえてTaurenを投入する機会は少ないが、Team戦ではさらに事情が複雑である。対NightElf戦では、Talonに無力化される恐れがだいぶ減ったのでやや使いやすくなったようだが、あいかわらずDryadに対しては絶望的な弱さがあり、なかなか使う機会に恵まれない。ある程度数で押せるような状況になれば活躍できるのだが、そのような展開は稀である。対Humanにおいては、Knight&Casterの編成であればかなりの活躍が期待できる。PolymorphとSlow辛いのだが、Humanは慢性的に後衛のダメージ源に事欠く傾向があるので、KnightやFootmanが主力の相手ならばリスクを上回るメリットがある。対Orc戦では、WyvernとCasterのぶつかり合いになる展開が多く、Taurenが活躍する機会はあまりないようだ。最もリスクが少ないのも事実ではあるが、メリットも少ないので特に倦厭される傾向がある。こうしてみると、なかなかTaurenの活躍する機会は無いように思えるが、大規模な乱戦では圧倒的な強さを発揮することからどちらかといえばTeam戦で活躍することが多い。Taurenは対策がしっかりしている相手に対しては作るメリットがほとんど無く、プレイヤーのレベルが高くなるにつれて使われなくなるUnitではあるが、相手に対応するだけの余裕ないし技量が無い場合にのみ投入する価値が発生する。ver.1.03でGruntのHPが高くなり、コストあたりのHP換算ではGruntの方が効率がよいというバランスになったので盾としての相対的な地位が下がったのも事実である。Taurenの魅力は圧倒的な攻撃力に集約させつつある現状では、Shaman、Doctor、生産施設、Sup状況など事前の準備とタイミングが重要であり、終盤の勝負どころでSup90までUnitを作るときに投入するのが比較的リスクの少ない使い方と言えるだろう

 

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