KodoBeast考察
位置付けが微妙なUnit。しかし、終盤には1体欲しいUnitである。KodoBeastを生産する施設であるBeastiaryはOrcの主流進化から外れているといわざるを得ないので、使う場合はわざわざBeastiaryを建てる必要があり、コストも安いわけではない。そしてSupply消費が4なのも生産をためらわせる要因になるのだが、特殊能力を2つ持ち、両方ともかなり使える能力なので、資源にある程度の余裕があるときに生産したいUnitである。特殊能力のDevourは敵1体を飲み込んで少しずつダメージをあたえて消化する技で、消化している最中にKodoBeastが倒されると腹のなかから消化していたUnitが復活する。敵1体をほぼ無力化し、戦術レベルで勝利できればそのまま倒すことができる能力なのだが、倒すまでに時間がかかるのでそれなりのUnitを飲み込まないと元が取れない。飲み込むに足るUnitはTauren、Knight、Bear、Abominationくらいなものなのだが、戦闘開始時に速攻で前衛を食って、すぐに後方にさがれば楽して強力な敵前衛を1体仕留められるので意外と使える。もう一つの能力は研究することにより強化されるWarDrumAuraで、アップグレード前は10%、アップグレード後は20%のダメージボーナスを付けるAuraである。あるに越したことは無いが、わざわざこれの為にKodoBeastを生産して開発までするのはややコスト的に辛いものがある。しかし+20%のダメージボーナスは少なくない。特にOrcはAuraがやや弱いので、戦力の底上げを狙う意味ではこのコストでも作る価値はある。しかし、かなり高額になるのは避けられないので、あくまで2ndがあったりして資源にある程度融通が利く状態になってからの生産が安全だろう。KodoBeastは2体以上作ってもSupを圧迫するだけなので、主力に1体混ぜるだけで良い。なお、Devourで何かしらのUnitを食べた状態の時にSorceressの羊を食らうと、仮に羊になったKodoBeastを倒しても食べたUnitは消滅してしまう。
KodoBeastカウンター
HPが高いとはいえ、アーマータイプがLargeなので普通に集中攻撃を加えれば倒すのはさほど難しくない。間接攻撃Unitなのであまり前衛には出てこないのだが、Devourは射程が10しかなく、使用する場合には前に出なければならない。仮にDevourを使われたとしても、素早く攻撃を集中させれば、大きなダメージを食らう前に食べられたUnitを救出することができるだろう。特にPierce属性の攻撃を集中させればあっという間に倒すことができる。しかし、食べられたらすぐに後方へ下がるため、脚を止めなくてはなかなか攻撃が集中できない。
ver1.04 01/11/28
ver1.03の変更点でHPが780から1000になり攻撃力も若干変わったようだが、基本的な使い方は何も変わらない。Auraによる戦力の底上げの手段に乏しいOrcにとって貴重なUnitではあるが、投入するまでのプロセスに手間がかかるのも相変わらずである。しかし以前のverと比べれば、主流であったShamanの大幅弱体化に伴うBeastiaryの相対的な地位向上によって活躍する機会が増えた。BeastiaryはあくまでWyvernを目的とした建設するケースが主軸であり、Wyvern対策が行われのっぴきならない状況になる前に機先を制する形で地上部隊に主力の変換を行うときに、Kodoを使って戦力の底上げを図るという選択支の有効性がやや高まった感じを受ける。また、Team戦であるならば、Wyvernを遊撃に使い、KodoとHeroを友軍に同行させ数が出ない分をAuraで補うという手もある。WarDrumAura、EnduranceAura、TrueShotAura、Roarあたりを複数組み合わせたときの攻撃力は思った以上に強力であり、また敵から見ると戦力評価がしづらいという利点もあるので、戦闘規模が大きくなる多人数でのTeam戦ならばEduAura、WarDrum、WitchDoctor、Shamanを駆使する完全援護型のOrcはなにかと心強い。とはいうものの、援護型Orcの中でも最も優先度が低いのがKodoなので、いくら援護に徹すると言ってもKodoとWitchDoctorを強引なオーダーで並列進化を行ってもメリットがほとんどないので、あくまで援護型の最終形として考え、序盤から中盤は必要に応じてGruntやHHも出すのは当然の布石である。
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